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92歳は進化の途中

私は92歳の母と一緒にnoteを毎日更新し続けています。
間もなく始めて23ヶ月になります。
note を二人三脚で始めるようになって、母に様々な変化がありました

以前はお気に入りの韓流ドラマを観て、食事をし、俳句を詠むのが日課だった母に、新しい生きがいが見つかったのです。

母が描く絵をnoteの創作に活かしたいと思った私が、ヘッダー画面のイラストを頼んだのがきっかけです。
それから母は、イラストに目覚めました。

もともと素質があったんだと思いますが、母はnoteに出会ったことで描く楽しさを知ったのです。自分の作品をnoteで多くの方に見ていただいて、コメントを貰えるようになって、より意欲的に創作するようになりました

描くために新聞、雑誌、チラシ、テレビのニュースなど身の回りから情報を集めるようになって、彼女の日常はがらりと変わりました

その間に、白内障が原因の急性緑内障発作が起きて、目のレーザー手術も受け、もう描けないかも知れないと、落ち込んだこともありました。

現在は描く枚数を減らして、創作を楽しんでいます
彼女にとって、描ける喜びは何物にも変えがたいようです。

イラストに出会ってからの母は、目を見張る程変わりました。
思考回路が刺激されているのでしょう、様々な事に興味を持ち、自分の意見をしっかりと発言し、これまで以上に会話が明快になりました

歳を重ねて、何かを創作することが人にどんな効果をもたらすのか、身近に母を見ていて、日々驚かされています。人の可能性は果てしないのです。

私は、母がイラストを描く枚数が減った分、何か新しい刺激が必要だと思い、親子でフリートークを収録することにしました
毎日3分~4分、母と気取らずお話をしてそのまま投稿することにしたのです。
会話の内容は、その日食べたものやお互いのトピックスです
私はリスナーがいなくてもいいと思いました。母の心の張りになればと思ったのです。

フリートークを始めてから、母は毎日、自分が何を話そうかと考えているようです。そうすると食事をする時も、テレビや新聞を見る時も、毎日の生活に敏感になって、記憶するようになってきました。
収録を始めて、一ヵ月母の会話は間違いなく上手になっています。

気取らない良さがあって、話の展開も相槌の打ち方も、間の取り方も、進化しているのです。

私は人の可能性は幾つになっても果てしないなと思っています
母を見ていてそう思うのです。
身近にいる誰かが、ほんの少し道をつけてあげるだけで、高齢者が生き生きと過ごすきっかけになるのです

「歳を重ねても、人は間違いなく進化を続ける」そのことを、私は母から日々学んでいます。
92歳の母はまだ進化の途中なのです。


【毎日がバトル:山田家の女たち】

《高齢者は誰かと関わる事が大切じゃ》


「私はあんたが居ったけん良かったんよ、一人っきりなら進化は望めんけんね、介護ヘルパーの人とか、身近な人がその人の可能性を信じて何かの刺激を与えてくれたら少しでも可能性が広がるかも知れん

「私の存在は大きい言う事よね」

「もちろんよ、デイサービスに言ったり、誰かと関わる事が高齢者には
物凄く大切じゃと思う、私も自分の変化にびっくりしとんよ

母と私が二人三脚ブログを始めた事が、私たちにとっては大きな変化に繋がりました。母と始めて本当に良かったと思っています。



最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗


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