もう一度見たいエメラルドグリーンの海
私は韓流ドラマのファンです。「冬のソナタ」から韓国ドラマを見始め、ヨン様とチェ・ジウの恋の物語に引き込まれて、再放送を何度観たことか。
韓流ドラマにはまり始めた頃は、俳優の名前がなかな覚えられなくて苦労しました。クォン・サンウ、イ・ドンゴン、イ・ソジン、チャン・ドンゴン、それから20年近く経った今は若い俳優の名前も覚えて、毎晩のように韓流ドラマを見ています。韓国の言葉もほんの少し分かるようになりました。
そんな私が、海外に旅した国で一番多いのは韓国です。これまでに3回訪れています。
初めての韓国は取材旅行でした。ローカル局のテレビ番組でソウルを中心に韓国の観光スポットを紹介したのです。28年も前の話になります。4泊5日の旅でした。その時、初めて本場の焼肉を食べて、そのおいしさの虜になりました。
ナシの甘さが美味しさの秘訣で、つけダレにナシを入れることによって、肉が柔らかくジューシーになるのだと伺って納得しました。
骨付きカルビをお店の人が目の前でカットしてくれることや、料理と一緒に野菜などの副菜がたくさん付いてくるのにびっくりしたのを覚えています。
ビビン麺、プルコギ、キンパと、韓国の食のおいしさに感動した旅でした。
取材旅行がスタートで食文化から韓国が好きになり、その後やって来た冬ソナブームで再び、プライベートで韓国を旅して、ドラマのロケ地を巡りました。自然が美しい南怡島や春川で何枚、写真を撮った事か。
そして5年前には再び、取材で韓国を訪れました。アジアのハワイと言われている韓国のリゾート地チェジュ島を紹介するためです。事前に島の観光スポットやグルメをリサーチして、現地のコーディネーターの方とメールのやり取りをしながら取材先を決めました。訪ねる前からチェジュ島の見どころの多さにびっくりでした。
チェジュ島は火山でできた島なので、雄大で美しい自然が島のあちらこちらに残っています。その風景が訪れる人の心を癒してくれるのです。
中でも私が忘れられないのは、挟才海岸です。
とにかく海の色が美しいのです。
目の前には透明感のあるエメラルドグリーンの海が広がり、それがコバルトブルーになって、青い空に繋がってゆくのです。その色の濃淡が本当に美しく、まるでクリスタルなステンドグラスのような感覚でした。
白い砂と貝殻が混じった砂浜に、よせては返す波の音とともに、今でもその海の色が蘇ります。地元のカップルや家族連れが仲良く写真撮影していました。
エメラルドグリーンの海と夕日、そこに佇む人々、本当に絵になる風景でした。
私はその美しい海岸をテレビカメラの三脚を肩に担いで歩いていました。
「今度はプライベートでゆっくり来たいな・・・」と思いながら。
挟才海岸を見守るように立っている、チェジュ島の守り神「トルハルバン(石のおじいさん)」のとぼけた表情も忘れられません。
チェジュ島でも美味しい料理を食べました。
黒豚を使ったサムギョップサル、生のワタリガニを醤油につけたカンジャンケジャン、蛸を甘辛いソースで炒めたナッチポックン。本場ならではのあの味が忘れられません。
私はどうしてももう一度プライベートでチェジュ島を訪ねたいのです。
島のシンボル城山日出峰や幾何学模様の岩が繋がっている大浦柱状節理帯を散策して自然を満喫し、活気に満ちた東門市場で地元の味を堪能した後、夕暮れには、あの美しい挟才海岸で写真を撮ろうと決めています。
美しい大自然と美味しいグルメで、きっと命の洗濯が出来るはずですから。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《イ・ビョンホンのドラマで知っとるよ》
「私も韓国ドラマが好きよ、私はドラマの映像で行ったような気がしとらい、チェジュ島が時々ロケ地で出てくるよね、ええとこみたいじゃ、イ・ビョンホンが出とったオールインもロケしたんじゃろう」
「お母さんはイ・ビョンホンが好きなんよね」
「ほうよ、イケメンはいっぱいおるけど私はイ・ビョンホンが好きなんよ、
あんたが番組で放送したチェジュ島の旅を見て、ええとこじゃな―と思たんよ、まあ仕事で行くんとプライベートで行くんは違わいねー」
その通りです。今度は絶対にプライベートであのエメラルドグリーンの海を見たいと思っています。
韓流の連続ドラマ春の宵
母も私と同じ韓流ドラマファンです。冬ソナから始まって、今も毎晩、韓流ドラマを観ています。それが母の日課になっているのです。
時間が来るといそいそとテレビの前にやって来て、楽しそうに見ています。
そんな自分の姿を詠みました。
※この投稿の全てのイラストは91歳の私の母が描いたものです。
最後までお読みいただいてありがとうございました。たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。この記事が気に入っていただけたらスキを押していただけると励みになります。
また明日お会いしましょう。💗