身軽になろうかな
「私の残りの人生を考えて、身軽になろうかな・・・」
バスの中から車窓の風景を眺めていて、ふとこんな言葉が降りてきました。
元気印の私は、自分の年齢を自覚することなく、いつの間にか67歳を迎えていました。誕生日が近いわけでも、死を意識することがあったわけでも無いのですが、ふとそんなことを考えたのです。
同年代の仲間たちで亡くなった人や、先輩たちは何人もいます。
だから、私自身もいつ何があってもおかしくない年齢になってきました。
私の身に何かが起こった時、公には高齢者としてくくられる年代です。
これまでは自覚することがほとんどなかったのですが「私は高齢者じゃないよ」とは言えないのです。
万一、私の身に何か起こった時に、何も整えていないことが多すぎると思ったのです。
自分自身の人生の締めくくりについて何も考えていないことに気が付きました。
ふと、私の身の回りを整理していく必要があると思ったのです。
クローゼットの洋服たちも、書棚の書籍も、ロフトに置いてある物たちも、様々な資料や写真もどうにかしなければと思い始めました。
気が付いたのは、よかったな思っています。
自分にとって大切なものは、しっかり取って置いて、そうでないものは自分なりに整理しようと思い始めました。
人間関係も同様に。
寂しさはありますが、人に迷惑をかけないために、少しずつ人生の整理をしておくことが大切だと思ったのです。
気付いた時に、終活を始める事は大切です。人生にとって避けて通れないことですから。
私はこれから少しづつ実践していこうと思います。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《私は終活なんか考えんわい》
「あんたはまだ死んだりせんわい、まあ片付けるんはええけどねー、あんたのことじゃけんあんたがおしや、私は終活なんか言われても、いやじゃ」
「お母さんは終活なんか考えんのよね」
「私は終活なんか一切考えんわい、気分が悪い、あんたは考えたらええわい勝手に」
母にとっては、考えたくないテーマのようです。あまりにも切実なテーマだったようです。母には私がいますから。私はしっかり考え始めようと思います。
詩詠めば心安らぐ五月かな
母は何よりも句を詠んでいる時が充実していて不安なく過ごせるようです。満たされている自分の姿を詠みました。
母にとって、穏やかな日常を過ごすことが今一番大切な時間のようです。
終活なんて私には関係ないと、このコラボ作品を創作してくれました。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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また明日お会いしましょう。💗
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