現実主義のつもりの人
○○が起きた→だから××をするしか無いでしょ?これが現実主義だと思っている人達が沢山いる。そりゃこんな風に思っていたら現実から遅れた答えしか出て来ない。誰もが日常でこんな事して無いのに何故こうなる?
車の運転だって少し前を見ながら運転をする、誰も右左折が来た瞬間に曲がる事を考えない、実際はかなり前から準備をしてタイミングを取り始めている。
野球だったら投手の投げたボール(現実)が通り過ぎたのを確認してから振る様なもの。
野球の現実(ボール)に合わせようと思ったら、投手の微妙な動き始めを捉えて打者も予備動作を初める、そして予測とのズレを合わせてボールを打ち返すのが現実主義であって、問題がどうにもならない所まで来てから漸く対処するのは現実主義とは程遠い。
書くうちに思ったけど、野球の「現実」と書いた様にこれから行おうとする事に対して「現実」の始まる点や長さが変わると言う考え方が良い様な気がする。政治政策ならかなり前から始まって長い「現実」になる。
YouTubeを観ていたら若いエリートが、若者の負担を減らすには高齢者を削る以外無いとか言っていた。流石に本人は誘導で言っいてるだろうけど、コメント欄は鵜呑みにした人達で溢れかえっている、保険料を削るどころか安楽死や尊厳死の言葉も沢山ある。
「丸見えなんだから隠さずに全員処したいと言えば良い」とコメントを書いてきた。
多分この手のエリート達は下々をコントロールし、ぞんざいに扱う事がエリートのする事だと思い込んでいる。
普通に考えれば分かるけど、働かずに高齢者に成った訳ではない、むしろ異常な程に働いて来た人達も沢山いる。
40代の自分達を含め高齢者に足りなかったのは、未来を含めた現実を考えての団体労使交渉、政党政治の意味と投票の仕組みを理解した上での投票だったと思う。
だから10歳離れた弟には、法人税増税や消費税減税に期待するなら共産、社民。MMTなら「れいわ」にと伝えた。弟はれいわに入れただろうし、自分は共産に入れた。