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不埒な物語 走れメロス編(260字の小説)
メロスは激怒した。
だが、激怒した理由を覚えていない。
ある日突然怒りを想い出す。
あの悪王を諌めてくる。
しかしメロスの意見は通らない。
処刑される事になる。
メロスは懇願する
「妹の結婚式があるから、身代わりを立てるので3日間の猶予が欲しい」と
友人はメロスの身代わりとなる。
メロスは走った、走りに走った。
約束を守る漢。
友の信頼を裏切らない漢。
メロスはそう言う漢だった。
だが、メロスは道に迷った。
帰る道を覚えていない。
メロスは、彷徨い続けた。
ある日、メロスは晒された首を見る
「この首、見た事があるな!誰だっけ?」
メロスの病は認知症。