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rrnrrn
ある夏の夜の出来事(最終回)
9
昨日は仕方が無いとは故、不味い物を食べてしまったわ。
私の名前はレミー。
私は妖怪族の一人でもあるの
私は人間の男のみを食し、エネルギーにしているのよ。
特に女を粗末にする男は許せない思いなのよ。
でも、その様な男は不味いのよ。
女の人を大事に想い、畏敬の念で女性に接する男の味は上品で
美味しく、エネルギーを吸収した後も、満足感は最高なのよ。
最近、私 その事を知ったのよ。
ある男を吸収してからね。
私は人間界に行くと、どの様な女性でも変身できるの。
獲物として狙った男の理想の女性として変身出来るの。
この前バーで会った男は狙っていた男では無かったの。
偶然会った男なの。あの日は、骨休めにお酒を飲みに行ったのよ。
飲んでも、何も栄養にはならないけど、ちょっと嫌な事があったから、飲みに行ったのよ。
男から積極的に声を掛けられて迷惑していたのだけれど
話だけは合わせておいたの。
でも、あの男は女性の敵ね。許せないの!
昨日、あの男に出会ったのは偶然では無いのよ。
あの男を狙って会ったの。
あの男は女性の敵のだから、放任は出来ないのよ。
案の定、男は私を強引にホテルに連れ込んだわ。
私は、女性の味方妖怪レミーよ。
女性の皆さん宜しくお願いしますね。
人間界では、私の事を猛烈熱女と呼んでいるみたい。
ダサい名前だわ。
嫌になっちゃう!
完
追伸 この続編が(新)三つ子の魂百までも があります。
下にURLが貼り付けてありますので、そちらから入って行けます。