胸騒ぎ(140字の小説)

母が亡くなった日、僕は胸騒ぎに襲われた。
胸が締め付けられ、母の顔が瞼に浮かんだ。
母とは確執があって、7年以上会う事も無かった。

母の死を知らされたのは、
母が亡くなって7日経ってからである。
母の葬儀も知らせてはいない。
だが、あの時母は居た。
間違い無く、僕の側に母は居た。

#140字小説

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