#スターボーン
非情怪談(1分で読める小説)(410字)
夏が来ると私は、怪談話を子供達に聞かせている。
それは現実に起きた話。
地球上で起きた最も怖い話。
怯えながらも聴く子供達。
私は子供達に伝えたかった。
人間の持つ悪性を!
何故、人間は殺し合い、大きな戦争を起こすのか!を。
人間の怖さ。人間の愚かさ。人間の非情さ。
人間こそが本物の妖怪・悪魔。
その妖怪の話を私は毎年、子供達に語る。
私の想いを伝えたい。
だが、その想いは空虚。
幾ら語っても
非情怪談➕無常会館(1分で読める小説)(410字)
街をぶらついていると、不思議な建物を見つけた。
看板に「無常会館」とある。
…無常会館って何?…と思っていたら何故か体が勝手に動きだす。
会館には入り口の扉が無い。
僕は誘われるかの様に、その会館の中に入っていく。
すると不気味な声。
耳を澄せると聞こえてくるのは怖い話
…どの部屋で語っているのか?…
聞き耳を立てながら僕は会館の奥に入って行く
だが、どの部屋にも人がいない。
声は段々と大きくな
ムーンリーバー(300字)
映画「ティファニーで朝食を」の主題歌ムーンリーバー。
この歌を初めて聴いたのは、中学生の頃だった。
その頃の僕は、洋画に興味を持だしていた。
それと同時に、映画音楽が好きだった。
ムーンリーバーは、はるか昔の曲だけど、聴くたびに新鮮に感じ
甘く切なく、そして深い哀愁を感じさせてくれる。
その映画も観たけど、オードリーヘップバーンの美しさだけしか
印象に残って無い。
残っていたのは、
「ムーンリー
始まりはいつも・・・(300字の小説)
始まりは、何故かビール。
居酒屋に行くたびに、
「取り敢えずビール」を無意識で注文してしまう。
お酒の種類はいっぱいあるのに何故?
1番バッターはビール。
先ずは軽く塁に出る事🟰軽く酔うのはビールに限る
2番バッターはチュウハイだ
どんな物にも対応できる柔軟さ
水で割ったり、炭酸で割ったり
何でもありのお酒だ
3番バッターは日本酒だ。
一つ一つに個性がある。
水で割ることもない純粋さが魅