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2024年7月の記事一覧

笑いの壺#ボケ学会(一分で読める小説)➕追伸

笑いの壺#ボケ学会(一分で読める小説)➕追伸

久しぶりにユニシロに行く。
この店は雑貨屋で、この前は「復習のTシャツ」なる物を買わされ
もっと前は「放課後のランプ」を買わされた。

最初に買わされしまったのは、「宇宙人の入った缶詰」だった。
その時は「烏賊の缶詰」と思って買ったのだが
烏賊では無く、宇宙人だった。
その事については、私の小説「謎の生き物」にも書いてある。
そんな事はさて置き、
また来てしまったユニシロ。

店内を見渡すと可笑し

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彦星誘拐(410字の小説)

彦星誘拐(410字の小説)

ある命令が私に伝えられる

[彦星を誘拐し、織姫の元へ連れて行け]

彦星とは◯国の皇太子
織姫とは✖︎国の姫君
二国は対立する国である

疑問に思った私だが、命令を成功さすだけ。

だが皇太子の誘拐など簡単にはできないが、
彦星を私の車に乗せる事に成功した

彦星に
「絶世の美女に会わせる」と
云うと私の元に着いて来た

私の向かうところは✖︎国。
国境の警備員は打ち合わせ通り
私の車を通過させ

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織姫妖怪(一分で読める小説)

織姫妖怪(一分で読める小説)

◯国では騒然となっていた。
彦星皇太子が誘拐されたのだ。
だが、身代金の要求がされてこない。
不思議に思っている時に、ニュースが
ラジオから流れてくる。
「◯国の皇太子と✖︎国の織姫が結婚した」
と。
そして
「◯国と✖︎国はこれから対立を辞めて
親交国になっていく」

驚いたのは国王だったが、
◯国の国民は大喜びであった。
「これからは、いざこざも無く安心して暮らせる」

彦星は国民から大絶賛さ

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おばけ屋敷 #ボケ学会(一分で読める小説)➕追伸➕追伸2

おばけ屋敷 #ボケ学会(一分で読める小説)➕追伸➕追伸2

若い女性社員に、誘われておばけ屋敷に
行くことになってしまった。
「私には妻がいます」とも言えず、了解してしまった。
このおばけ屋敷は、巷の評判で本物も幽霊が出るとの噂である。
多くの人の肝試しの場所でもある。

「本物の幽霊が出るなら会ってみたいものだ。」
と、強気の発言が社内で評判になったのかは知らないが、
おばけ屋敷に誘われた。そんな事は兎も角、
若い女性とデートできるのは嬉しい事だ。
もち

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肝試し #ボケ学会(ニ分ぐらいで読める小説)➕追伸

肝試し #ボケ学会(ニ分ぐらいで読める小説)➕追伸

僕は憧れの彼女にプロポーズをした。
それほどの付き合いはないのだが、ダメ元でプロポーズしたのだ。
彼女は日本人離れした美人。
誰もが認める美女。
その様な美女なのだが、僕はなり振り構わず、プロポーズした。

彼女は笑みを浮かべながら、
「私、強い男が好きなの。いわゆる肝の座った人に憧れるの。
もし、貴方が私と結婚したいのなら、この場所で一晩過ごして!
それが出来たら、私は貴方のプロポーズを受けても

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