怖いまま、進まなくていい。
昔、校庭にあった遊具で何度も怖い思いをしました。
遠心力でふっ飛ばされたり、高いところから落ちたり。
(危険な遊具、たくさんありませんでした?)
そんな話を6歳の娘に話すと、
「どうして怖いのにやったの?私なら怖いことはやめておく。」
と言われて、気づいてしまったんです。
「やらなきゃダメだ」と思っていたのは、
どうしてだったのだろう?
子どもの頃の私は、お家の中では
何でもできるお姉さん。(長女だった。)
小学生になって、外の世界に出たら、
大きな遊具、年上のお姉さん・ お兄さん、活発な気質の子、新しい刺激でいっぱい。
断る勇気を出して
「私、見てるだけにする」と言えたらよかったのだけど、
「やりたくない、できない」なんて口にしたら、
除け者にされちゃう気がした。
なんでも出来る私じゃないといけない気がした。
「怖くてもやらなくちゃ」とガクブル震えながら、さも楽しそうに笑顔を作ってチャレンジしては、
痛い目を見るしか、当時の私は知らなかったのです。
ハードモードで、生きにくかった。
「怖くても、やらなくちゃダメだ」は
幼い私なりの『生き延びる術』でした。
それに対して、うちの娘は
少しでも怖いと感じると、一度やめます。
消極的なのではなく、慎重。
転んで、擦りむく度に、
お母さーん、痛い〜!と泣いて帰ってきました。
気持ちが落ち着けば、
また外に飛び出していくんです。
お父さんが見てくれている安心な環境で、
「もう少しでできそう!」と何度もチャレンジしていました。
そうしているうちに、
今年は自転車に乗れるようになったし、雲梯もできるようになりました。
上手になって、今では得意げに
「見てみてー!」と可愛い笑顔を見せてくれます。
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「怖い」はGOだよ!
そんな表現で、背中を押されたい時もある。
だけど、「これなら、できそう!」という予感と
失敗しても大丈夫だと思える安心感があるから、
人はチャレンジできるのだと思う。==========================
お風呂場で始まった娘との会話から、
そんなにハードモードで生きなくていいよ
と教わった気がしました。
楽しい、嬉しい、できそう、やってみたい!
そんなワクワクした気持ちと共にいたい。
怖い、と思うのなら
怖く感じないところまで下がればいい。
誰かに手を取ってもらうのもいい。
子どもが麦茶を飲んで、
また家を飛び出していくように…
湧き上がる「やってみたい」を、
私自身も大切に生きようと思いました。
私がHSP家族コーチ、スクールカウンセラーとして関わっている家庭のお子さんも
「頑張れない自分はダメなのかも」
「やりたくない、と言えない」
そんな気持ちを抱えていることがあります。
怖いまま、不安なまま、進ませなくてもいいと思います。
むしろ、ちゃんと「嫌」は言えたほうがいいです。
何が怖いのか、何が嫌なのか、
聴いてみたらいい。
不登校や登校渋りを支えているお母さん、お父さん、先生ご自身も…
子どもの様子を見ていると、
自分がどんな時に不安になるのか、
何が起こりそうで嫌なのか、
自分に問いかけてみたらいいんです。
怖いはGO!は本当かな?
一旦、ここで止まることの意味を
家族で考えてみませんか?
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HSP家族専門コーチ
ゆずりやあやこ
こころの矢印を変えよう!
~抱え込まずに手放して、もう楽に生きていい~
・自分の特性や家族の悩み
抱え込まずに手放す方法
・人に振り回させずに、楽に生きるヒント
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■経歴
元特別支援学校教諭 13年
こころと発達の専門性を活かし、スクールカウンセラーに転身。
2022年~プロコーチとして独立。
アナザーヒストリー認定プロコーチ
2023年~HSP未来ラボ青森 代表
(月1回オンライン無料お話会開催)
■HSP×幸せの心理学(アドラー)×アサーティブコミュニケーション
3年間で70名の女性の継続サポート。
「自己受容が進み、自分軸で生きられる」
「家族の悩みが解消される」個別相談・講座が人気。
■青森在住、37歳、共感力が高く涙もろいHSP
癇癪多め9才男子&甘えん坊6才女子
HSC2児を育てる母