夜蝶観音

あたしがハチャメチャな人生を歩むことになったのは 自分の持ってうまれたものからなのか それとも そだった環境によるものなのか…… そんな波乱万丈な人生をつづっています。

夜蝶観音

あたしがハチャメチャな人生を歩むことになったのは 自分の持ってうまれたものからなのか それとも そだった環境によるものなのか…… そんな波乱万丈な人生をつづっています。

最近の記事

あたしの精神疾患

離人症あたしの最初に自覚した疾患はこの”離人症”。 子どものころ、母に”いけないこと”をした時に入れられた蔵のような真っ暗な部屋でのあたしが起こした防衛反応からだと思う。 ”いけないこと”と言ってもすごく悪いことをしたわけではない。 ただ大きなこえで泣いたとか、いつまでも泣いているとかそんな感じ。 祖父がうるさくすると機嫌が悪くなるからという理由で、あたしは”うるさい”存在になると蔵の中に封印されたのだ。 真っ暗な部屋。 隙間から光が入ることもなく、目を開けているのかどう

    • ペンキ画家SHOGENさんの本を読んだ

      あたしはずっと前から好きなYouTuberがいて、都市伝説とかスピリチュアルな投稿をされているんだけれど、先日その動画でペンキ画家のSHOGENさんという方とのコラボをされてるのを見た。 今までのあたしは、結構過去を振り返りながら生きてきてた。 辛い過去はもう消化はできていて平気ではあるのだけれど、前を向いて生きるには少し不安があったからだと思う。 母との関係も良くなかった。実際今も雪解けまではいってない。 けれど、今年の夏の初めころにあるお坊さんとの出会いがあった。 「

      • 大人への階段~生まれ変わり~

        あたしのお腹の中にきてくれた小さな命とお別れをした後、あたしは中村くんに「別れたい」と伝えた。 中村くんは黙っていた。 その夜、あたしはお姉ちゃんの家の布団にくるまりながら、赤ちゃんがいなくなったお腹に手を当てていた。 高校生のあたしに芽生えていた赤ちゃんへの思いや自分にわいた母性。 もし、この世に生まれ変わりというものが本当にあるのだとしたら、きっとまた赤ちゃんはあたしの元へ来てくれるに違いない。 こんなママだったけど、許してくれるのならいつかまた会える……。 幼稚な

        • 大人への階段~ごめんね~

          妊娠が発覚してあたしはどうしたらよいのか混乱していた。 そう。混乱……。 自分の身体は妊娠が可能な女性になっているんだし、中村くんだって立派な男性なんだから、そういうことをしたら妊娠の可能性があるのはわかってた。 頭ではちゃんと理解してたのに、それはどこかドラマの話であって、まさか自分の身におきるなんて考えてもなかったのだ。 あたしのこのお腹に赤ちゃんがいる……? 妊娠検査薬ではちゃんと陽性が出ていたし、あと9か月もすればおぎゃーと生まれてくる命が確かにあるんだろうけど、

          大人への階段~小さな命~

          高校1年生の6月、あたしは中村くんの彼女になった。 その月からあたしは音大へ行くためにレッスンが忙しくなって、さらに厳しい教授のレッスンに体調を壊すことが増えた。 更に付き合った日から2週間もしないうちに車とぶつかり、前歯2本を失うというショッキングな出来事までおきた。 けれどあたしは、中村くんがいてくれるから何とか自分を保てていた。 母はそんなあたしの恋愛をいつも鬼のような形相でみてきたけれど、それでもあたしは負けないと心にきめていた。 中村くんとは放課後も部活で帰る

          大人への階段~小さな命~

          大人への階段~恋~

          あたしが高校生になってすぐ、あたしを好きだという人がいると噂でみみにした。その人は隣のクラスの中村くん(仮名)という背の高いバレー部の男の子だった。 一学期の中間テストが終わったころ、遠足があった。 あたしたちの行き先は大きな遊園地で、各クラスバスでの移動となった。 行く道中でその中村くんがあたしを好きだという話でバスの中の一部で盛り上がり、たまたま遊園地に到着したときに停車した位置が隣のクラスのバスと重なり、中村くんの姿が見えた。 ドキドキ。 あたしは何人からか告白をさ

          大人への階段~恋~

          生い立ち~母の育児~

          あたしが育った環境は普通だと思っていたけれど、本当ははたから見てどうなんだろう。 そんなちょっとおかしな母の育児を紹介します。 ・洗い物 あたしは4歳くらいから洗い物をしていた。 三人姉妹だから月木、火金、水土と当番が決まっていて、数十年たった今でもあたしは火曜日と金曜日の担当だったと覚えている。 日曜日は母が担当だった。 我が家は7人家族と人数が多いのに、大皿料理はなく、みんな小鉢などに分けられているから小さな食器をたくさん洗わなければならなかった。 包丁は危ないしま

          生い立ち~母の育児~

          生い立ち~くらいとこ~

          ``くらいとこ,,の説明をするにはあたしの育った家がどんな家だったのかの説明が必要になってくる。 そして``くらいとこ,,がどんな部屋で、どうあたしが地獄に堕ちていったのか、今回はお話したいと思います。 ・あたしの実家 あたしの実家は関西のベッドタウン的な場所にあり、町のなかには新興住宅地がたくさんあるけれどその中で昔からある古い村の中にあった。 村の中を歩くといろんな人に声をかけられ、悪いことがすぐに広まりそうな、そんな小さな村の中の旧家があたしの実家だった。 門戸は

          生い立ち~くらいとこ~

          生い立ち~幼少期~

          あたしは三人姉妹の末っ子として生まれた。 姉二人は年子、そして4歳離れてあたし。 父は高校の教師で母は保育士として働いていたが、結婚と同時に仕事をやめ専業主婦になった。 家族は父と母、姉たちと祖父、祖母の7人。 今では珍しくなったのだろうか、大家族だった。 母は父と小学校からの同級生で隣の村からお嫁にきた。 由緒ある家柄の分家の「お嬢さま」としてそだった母は、嫁として立派につとめないといけないという思いから必死だったのだろう、とても厳しい人だった。 おまけに父と母の結

          生い立ち~幼少期~

          本当の幸せと優しさは軌跡の果てに見えてくるもの

          はじめまして自分の生きてきた軌跡を 独り言のようにつづっていきたくて 書き始めました。 決して複雑な家庭で育ったなんて 思ってもなかったのに この深い心の傷は幼少期からのもの。 その傷が原因でこんな人生になったのか それとも こうなることは生まれる前から決まっていたのか。 正しい答えなんてきっとみつからない。 みつかりっこない。 だけど ポツポツと書き綴っていけば なにか手掛かりくらいはみつけられるかも…… なんておもいながら はじめてみます。 夜蝶観音

          本当の幸せと優しさは軌跡の果てに見えてくるもの