グリーンサラダを超える実力?
産地採れたて旬野菜は新鮮でものすごく美味しい。
しかも太陽の恵みをあび栄養も豊富、ときたら嬉しいことこの上ない。
そんな野菜は、できればあまり手を加えず、なるべくシンプルに食べたい。
シャキシャキッとみずみずしい目にも鮮やかなグリーンサラダは、
その醍醐味を存分に味わうことのできる一皿、食卓に登場することも多い。
とは言え、野菜を洗い、水気を切り、冷やしてシャキッと、
おまけに、大好きなニンニクやバルサミコ酢、オリーブオイルなんかで
ドレッシングも手作りしたりすると、
本当に美味しいサラダを作るって案外手間がかかるもの。
もっと簡単に美味しく食べられる野菜ないかな?
そんな時、水なすという名前で売られているものと出会った。
(近くにも研究し栽培してる方がいらしたとは。)
それは、ぽってりと丸い有名な大阪の泉州なすとは違い、
見た目はよく見かける普通のなすなのだが、
包丁がスーッと入り、その瞬間柔らかさが伝わってきて、
絶対美味しいに決まってる!!という期待感が膨らむものだった。
切ってちょっとの塩で揉んで軽く絞って、胡麻油と醤油を垂らすだけ、
の”手もみなす”は、その期待を裏切ることなく
ジューシー、美味しい~、やめられない!の三拍子揃い。
しかも、簡単、速攻、手間いらず、のおまけ付きにより
みごと私の”もっと簡単に美味しく食べられる野菜”の座一位に輝いた。
まるで煮て調理でもしたような、生とは思えない柔らかさは、
生以外で食べる理由が見当たらない、
もう、なす炒りなんか作る必要なし、と思えるほど。
これで、ビールがゴクゴクいけるおつまみになるし、
もちろんご飯のお供にも。
小腹がすいた時には、おやつに食べることもあるほど
旬の時期には、存分に楽しんでいる。
胡麻油に飽きたら、揉むこともなく薄くスライスして、
シンプルに七味唐辛子醤油をつけて食べても良い。
わざわざ漬物にする必要もない。
暑くて料理をしたくない、暑くて食欲のない、
そんな夏には、サイコーすぎる野菜なのである。
アクがなく生で食べられる簡単で美味しい水なす、それは、
大好きなグリーンサラダを一気に超えてしまうほどの実力の持ち主だった。