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ことでん 琴平線の旅


高松城のお堀脇を走る

高松琴平電気鉄道(通称ことでん)は香川県高松市の瓦町駅を拠点に琴平線、長尾線、志度線の3路線を運行している。どの路線もそれぞれ素晴らしい沿線風景を持ちながら、20分間隔程度の高頻度運転を実現した素晴らしいローカル線である。琴平線はその中でも最長で、高松築港から瓦町、一宮を経由して琴電琴平に至る32.9kmの路線である。
ことでんは基本的に2両での運行で、ラッシュ時間帯のみ4両の運用もある。

夕方の4両編成の運用。夕陽に照らされて黄色いボディがさらに黄色く染まる

ことでんは一部の特別塗装車を除き、路線ごとに決まった塗装がある。琴平線は白+黄色の塗装が基本だ。沿線は緑や青空が背景になることが多いので、黄色と白の全面塗装はよく目立って撮りやすい。

白と黄色のことでんを土器川橋梁から狙った

琴平線の沿線は街中、田んぼ、畑、川など地方の多様な風景を見ることが出来る。それでいて本数の多い瓦町〜一宮は10-15分間隔、一宮〜琴平間でも20分程度の間隔で列車が来るので、数時間に一本のローカル線に比べて失敗を恐れずに撮影できるのも良いところだ。

ことでんはラッピング塗装や復刻塗装に積極的な路線で、かつてはウクライナ塗装が運行されていた。

かつて運行していたウクライナ塗装。ウクライナの平和を願った塗装を纏う列車が、遠く続く秋空の下を走った。

現在運行されているのは旧塗装の「ファンタンゴレッド」塗装の列車。

復活のファンタンゴレッド塗装を土器川橋梁より。夏らしいお気に入りの1枚だ。

ファンダンゴレッドの塗装は幼少期に見た「昔のことでん」そのままの塗装だったので、初めて見た時は感動を覚えた。

幼少期に見たことでん28号。

ことでん琴平線は都会から田園まで様々な風景を走る姿を捉えることのできる素晴らしい路線である。近年は踏切問題など恐らく厳しい経営状況が背景にあるであろう問題も出ている同線。幸い駅間が短く本数も多くて列車利用の撮影がとてもやりやすい鉄道なので、今後も少しでも乗って撮って応援していきたいと思う。

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