マガジンのカバー画像

【支援者向け】防災情報ポータルサイト

15
支援者向け防災情報のお役立ち記事をまとめたマガジンです。 八幡浜市版情報共有会議「トロール会議」のメンバーで更新しています。
運営しているクリエイター

記事一覧

企業や地域の『BCP(事業継続計画)』を考える

 トロール会議では、『コア会議』と『全体会議』という2つの形をとっています。『全体会議』では、当初の目的である災害時に活かせるネットワーク作りと、共に学ぶ機会を持っています。  自主防災組織を兼ねている地区公民館の方、青年会議所、高校生、各種ボランティア、行政、中間支援組織、社会福祉協議会など、様々な立場の方が参加しています。災害が発生した際に生活再建に向けた支援が丁寧かつ速やかに行えるよう、平時から顔の見える関係を築いています。  10月25日(水)、全体会議を開催しました

令和6年能登半島地震・被災地支援で大切なこと

 この度の「令和6年能登半島地震」に際し、衷心よりお見舞い申し上げます。    災害が起こったら、被災者の困りごとを伺い、ボランティアに活動してもらうための拠点『災害ボランティアセンター』を主に地元の社会福祉協議会が立ち上げます。被災地を想い、「何か支援をしたい」と考える方も多くいらっしゃるかと思いますが、ここで大切なのが災害ボランティアの三原則です。 【被災者支援の三原則】 被災者中心/地元主体/協働  また、残念ながらSNS等には多くの誤情報があがり、混乱を招くことが

災害支援におけるデジタル活用 (災害デジタルボランティアの募集)

8月18日のトロール会議では、オフィス園崎代表の園崎秀治さんに「災害支援における情報共有とICTの重要性」についてお話しいただきました。 講師の園崎さんは全国社会福祉協議会に勤務の後、現在はオフィス園崎で災害ボランティアセンターの支援、特にICTを使った現場の効率化に取り組んでおられます。 今回の講演では、園崎さんが実際に支援に関わってきた災害・被災地の体験をふまえ、少しでも被災者に届く支援を増やすために、できる限り多くの人と情報を共有し、ICTを活用した運営に取り組むこ

災害時における被災支援に関する協定

令和5年4月13日に八幡浜市役所、八幡浜市社会福祉協議会、八幡浜青年会議所(八幡浜JC)の三者による「災害時における被災支援に関する協定」が締結されました。 今回は、三者協定の締結までの経緯を含め協定の内容を知ることで、それぞれの団体や個人がどんな点で協力でき、どんなアプローチをしたら八幡浜市全体の防災力が上がるかを考え、話し合う機会となりました。 ◆初めに八幡浜市役所から、三者協定締結の目的と支援内容について説明がありました。 八幡浜市役所 この協定の目的は、大規模な

2022年度後半の活動報告

今回のトロール会議では、2022年8月~2023年3月の各団体の活動の中で出てきた課題やニーズを報告し、平時や発災時に自分たちに何ができるかを話し合い共有しました。 課題 (平時) さざまな取り組みを行っているが地区内でもばらつきがあり、参加者全てに網羅できていない 行政も民間も人員不足 トロール会議も人員不足。もう少し参加者を集めたい。発災したときにどう動くのかが不明確 学校での備蓄が難しい 各団体それぞれが孤立して頑張っている感じがある。そこを統合させるような

デジタルボランティアを含めた机上訓練

今年度最後のトロール会議では、発災を想定した机上訓練を実施。 今回はデジタルサポートを担う高校生にも参加してもらいました。 刻々と変化する災害状況の通知や情報提供に、机上訓練とはいえ本番さながらの混乱した状態やハプニングもあり、トロール会議の役割や問題点の認識、共有につながりました。 🔹目的 訓練を通して発災時のデジタル人員とトロール会議の役割を考える 🔹発災時のトロール会議の役割 🔹机上訓練の一連の流れ ①コントローラーとプレイヤーに分かれて行います。  コント

デジタルボランティアを募集しています!

八幡浜版情報共有会議「トロール会議」では発災時にパソコンやスマートフォンを使ってデジタルの側面から避難所やトロール会議などの災害現場をサポートするデジタルボランティアを募集しています。 デジタルボランティアについて被災地での情報の必要性 発災直後、被災地ではライフラインなどが途絶え多くの混乱が続きます。その中の一つ「情報」も混乱を招く大きな要因となります。 情報は現場の状況確認や外部との連携を行う上で大切です。その一方、誤解や誤信による間違った情報も飛び交うことがあり、必

自主防災の役割と今後

今回のトーロール会議全体会議では、自主防災の役割と今後についてパネルトークを行いました。 コーディネーターは愛媛大学社会連携推進機構教授の前田眞さん。 パネラーは八幡浜市自主防災連絡協議会会長の木下恵介さん、白浜地区自主防災会の中島和久さん、松蔭地区自主防災会の八木徹さん。 3人のパネラーから各地区の自主防災の活動や取り組みについてお話しいただいた後、八幡浜市全域や地区ごとの自主防災の今後の課題や進め方について、参加者からの意見を交えて話合いました。 八幡浜市の自主防災

災害支援プラットフォームの構築をめざして

今回は、八幡浜青年会議所 四国地区 愛媛ブロック協議会の増田竣輔さんと愛媛県社会福祉協議会の高田敬士さんから、災害支援プラットフォームの構築に向けてのこれまでの活動と今後について報告をいただきました。 八幡浜青年会議所の活動報告災害プラットフォームの構築に向けて 青年会議所として新しいネットワークをどんどん構築していこうとしています。 八幡浜市のトロール会議に値するものが宇和島、新居浜、今治にもありますが、これを愛媛県各地で増やしていきたいと活動してきました。 トロール

地域を守るために今やっておくこと  白浜地区の取り組み

今回は、防災士の的場光江さんが白浜地区での防災の取り組みについてお話してくださいました。 自主防災会の活動を通して気づいた課題に対して、具体的に行った対策、その結果について、日本防災士会での学びを交えて紹介。 グループディスカッションを通して「今やっておくこと」の確認や課題について参加者全員で共有しました。 災害の「想定外」を想定しておくこと 災害には、予測できないもの(地震、原子力災害)、予測できるもの(台風、大雨、高潮、洪水、大雪)、ある程度予測できるもの(土砂災害、雷

南海トラフ地震を想定した復興デザインの提案発表 八幡浜高校防災地理部

6月9日(木)に今年度最初の支援者向けイベント「八幡浜高校防災地理部の発表」が八幡浜みなっと みなと交流館で開催されました。 最初に八幡浜高校防災地理部が「南海トラフ地震を想定した復興デザインの提案」を発表しました。 その後参加者はグループに分かれ、発表に対してのアイディアをディスカッション。最後に各グループのアイディアを参加者全員で共有しました。 🔹八幡浜高校防災地理部の発表 八幡浜高校周辺は海・川に面し背後に山が迫り、狭い土地に住宅が密集しており、南海トラフ地震が起

トロール会議ってなに?  八幡浜市版情報共有会議「トロール会議」のはじまり、これまで、これから。

きっかけは平成30年7月豪雨 2018(平成30)年7月の西日本豪雨災害では、愛媛県も南予地域を中心に被害を受けました。 八幡浜市は比較的被害は少なかったのですが、ボランティアセンターが設置され、復旧・復興のためのボランティアがたくさん来てくれました。 そのことを教訓に八幡浜市社会福祉協議会(社協)と道の駅・みなとオアシス八幡浜みなっとのみなと交流館が、「何十年に1回のことだから」で終わらせないように、この体験の振り返りの会をもったのが始まりです。 振り返りの会では、被

災害時の情報収集・発信のSNS等活用勉強会

八幡浜版情報共有会議「トロール会議」では、災害発生時に備えて、災害時要援護者を含めた住民が「情報をどのように取得するのか」また、「情報をどのように発信するのか」について、身近なIT・SNSなどのツールを使った勉強会を開催いたします。 発災時の情報取得の方法を学びたい方、自分で被災状況などを発信したい方におすすめのイベントになります。 情報が溢れている世の中ですので、 発災時に混乱することなく、確かな情報を集め、発信する手立てを一緒に学んでいきませんか。 どなたでもご参加可

災害時の情報共有について

 災害時の情報共有について、SNSの活用が注目されています。内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室による「災害対応における SNS 活用ガイドブック」では、災害対応として発災時の初期段階から一貫して求められるものの一つ に情報収集が挙げられます。これに関しては、従来から気象情報や事故情報等公的機関によるもののほか、各種報道機関を含む民間機関により様々な情報が収集、発信されています。こうした中、近年、一般市民がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS) を活用し、時々刻