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mimiの読書日記⑨『ツバキ文具店』小川糸


こんにちは♪mimiです☺️

今日の感想はこちら、
ツバキ文具店』小川糸

いままでなぜ読んでなかったのかと
思うくらい、

ほんとうにわたしの好みどんぴしゃな
心あたたまるお話でした。

読み進めるにつれて、
残りページの部分が
どんどん薄くなってしまうのを

こんなにもいやだと思う本は
久しぶりでした。

それほどに、

ずっとこのあたたかなお話の中に
ひたっていたい心地よさがありました。😌🍵



鎌倉のまちでひっそりと文具店を営みながら、
代筆屋としてのお仕事もかねる
ポッポちゃんこと鳩子と、

個性豊かながらもあたたかくて
魅力的な周りの仲間たち。


鳩子の、

つつましく、丁寧で、
それでいて可愛らしさのある日々の暮らしに

あこがれが膨らみました。


この本を読んでいると、
日頃どうしても忘れてしまいがちだった、

『ちいさなしあわせ』の大切さを
思い出させてもらいました。


誰かの、
「誰かに届けたい想い」を受け取り、

代わりに言葉につづるという代筆屋のお仕事。

自分ではうまく届けられない、
言い表せない気持ちも、

そうやって代筆してもらうことをへて
相手のもとへと届くことができ得るのだと、

今はあまり見かけないこのお仕事への
尊さがつのりました。



届けたい内容や相手に合わせて、
ペンや便箋、封筒の種類にまで
こだわって選ぶ鳩子を見ていると、

そうやってわたしも
隅から隅まで心を込めた手紙を
誰かに書いてみたくなりました。


鳩子の周りには
素敵なひとがいっぱいで、

でもそれはきっと
鳩子自身が素敵なひとだから
なんだろうなあ。


最後に、大好きなバーバラ婦人から
借りたこの言葉を✨

「あのね、心の中で、キラキラ、って言うの。目を閉じて、キラキラ、キラキラ、ってそれだけでいいの。そうするとね、心の暗闇にどんどん星が増えて、きれいな星空が広がるの」

『ツバキ文具店』小川糸

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