世界で初めて嫌われた牛丼の話。
牛丼を食べるたびに思い出すことがあるんで聞いてください。そうです 話は いつも唐突なものですよ。
遥か昔 20年以上も前の話。
テレビ系の専門学校に通っていた当時の私のお気に入りの
牛丼屋は 松屋でした。
松屋は 当時では 珍しく(たぶん) 牛丼屋さんなのに
カレーや ハンバーグのメニューもあり
まぁ それはそれは すべて 若い子が大好物のメニューだったので 学校のみんなとランチでも
夕飯でも よく行っていました。
当時の私のお気に入りは キムチ牛丼(今あるかは不明)。
テレビの専門学校に通っていたと書きましたが
どんなことをするかといえば
ホンモノのテレビさながら 授業で ロケに出たり
スタジオで撮影したりしていました。
私は 放送作家志望だったので 企画を考えたりしていて 撮影当日は 暇なことが多く 演者役にまわることが多かったんですが ある日 ADを担当したことがあり その仕事の1つに
お弁当の発注があったんですね。
私は迷わず 大好きな松屋の キムチ牛丼と 普通の牛丼を用意したんですね。
それが まさかの大不評…。
私は生まれて初めて牛丼が嫌われていく姿を目撃したのです。
考えられますか?みんなが大好きなあの牛丼様ですよ!
さて なぜみんなに牛丼が受け入れられなかったのか?
牛丼って 温かいのが美味しいじゃないですか。
出演者も 裏方も みんな食べる時間が それぞれで 出来たてを食べられる人はいませんでした。あ 私はちゃっかり一人だけ
買ってきてすぐ食べたので美味しくていただきましたけども。
当時 学校に チンするところもなく
みんな 楽しみにしていたランチに
冷めた牛丼を食べさせられたのですから
そりゃ 大不評ですよね‥。
そのとき 学びましたよね ロケ弁に 牛丼は NGだってことに。
まぁ それ以来 弁当の発注は任されることがなかったので
それを次に活かす機会は ありませんでしたけどもね。
あれ以来 トラウマになり松屋には行っていません。
(あ すみません 誰も得をしない嘘をつきました)
すき家派に寝返った現在。
あのとき 弁当の発注を すき家にしていればよかったのかもしれないなと思うわけです。(いや 学習能力のなさよ)
大事なことなのでもう一度言います。
牛丼は 温かくあれ!
皆さんも ロケ弁を発注されるときは
くれぐれもお気をつけくださいね。
(なかなかやってこない機会。いやでも ゼロじゃない)
以上。