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吾輩は暇である② 退職の決意編

吾輩は暇である。名前はあるし、どこで生まれたのか見当もついているが、暇である。なぜ暇なのかというと、仕事のストレスから鬱になり、会社を休職し、社会的活動を停止しているからである。

先ほど、年内最後の精神科への通院が終わり、帰りの電車内でこの記事を書いている。聖なるクリスマスの日、何が悲しくて精神科に通っているのだろうと虚しくなる。だが前回から予約する時点で、この日になるのは分かっていたし、決めたのも自分だ。本当に何も予定も無いのに、わざわざ日程をずらすのも、変に意識しているみたいで癪だったので、結局そのままにしたのである。そう、私は捻くれ者だ。

今日は今後の仕事について、考える日だった。
休職が3ヶ月目になり、精神もだいぶ回復してきた。医師からは、今の状態なら間違った判断もしないだろうということで、これからについて考えてみてくださいと言われていた。

私の答えは既に固まっていた。
本当は休職する前から決まっていたんだけれど、ちゃんと元気になってから、自分をじっくり見つめ直してから最終決定をしようと先延ばしにした。でもやっぱり結論は変わらなかった。


今の仕事を辞めようと思う。


新卒で初めて入った会社。
ここでは散々文句を書いてきたかもしれないが、思い入れが全くなかったわけでは無い。いい人たちも居たし、経験もさせていただいた。
辞めるという結論は変わらなかったかもしれないけど、あのメンタルがしんどい時に勢いで辞めなくてよかったな、と思う。そうしていたらきっと、あの会社がずっと嫌いなままになってしまっていただろう。
まあ、今も凄く好きなわけでも無いんだけれど。

何度も言うが、悪い会社ではなかった。
きっと復職しますと言ったら、それなりに優しく迎え入れてくれるのだと思う。


でも私は、自由になってみたくなってしまったのである。


自分でいうのもなんだが、今まで、それなりのいい子ちゃんで、社会のレールにまっすぐ沿って生きてきた。でも、そのレールを少し降りてみたくなったのである。きっと甘い世界なのでは無いと思うけれど、でもレールを降りた世界で生きる自分を想像したら、凄くワクワクした。今はこのワクワクに身を任せてみたいと思ったのである。

だから私は、会社を辞めることにする。
とは言いつつも、まだ退職宣言をする勇気が出ないので、会社にちゃんと言うのは年明けに持ち越すつもりだ。

それでは決意も固まったことだし、私はこれからケーキを買って、一人楽しくクリスマスを謳歌することにする。


メリークリスマス!

珍しく、少し浮き足立っている私がいる。



梨女(@xxnashimexx)




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梨女
ありがとうございます。 ちょっといいご飯を食べたいと思います。