杉本健太郎 / Kentaro Sugimoto (Book Editor)

厚木市在住の書籍編集者。『キッス・オブ・ライフ ジャパニーズ・ポップスの50年を囁く』(加奈崎芳太郎 ex.古井戸)『そのうち孵化するって』(にぼしいわし・伽説いわし)など。ニュー・ジャーナリズム誌『暇』刊行中。https://www.trashbooks.jp/

杉本健太郎 / Kentaro Sugimoto (Book Editor)

厚木市在住の書籍編集者。『キッス・オブ・ライフ ジャパニーズ・ポップスの50年を囁く』(加奈崎芳太郎 ex.古井戸)『そのうち孵化するって』(にぼしいわし・伽説いわし)など。ニュー・ジャーナリズム誌『暇』刊行中。https://www.trashbooks.jp/

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  • 『暇』電子版

    『暇』誌バックナンバーからピックアップ記事をお届けします。 最新号は『暇』2024年3月号「今年こそ間合いをやる」 https://trashbooks.base.shop/items/83630423 【主要配布地】 神保町ネオ書房アットワンダー店(東京都千代田区神田神保町2-5-4 開拓社ビル2F) 阿佐谷ネオ書房(東京都杉並区阿佐谷北1-27-5) 東高円寺たまりBar(東京都杉並区高円寺南1‐22‐18) TRASHBOOKSグレート厚木店【オンライン受付】(神奈川県厚木市中町2-14-9昌栄プラザ6-B) 日本酒バル・かん助(神奈川県厚木市中町2-1-8国方ビル2F) 雑貨と古書の小さなお店 りすとのしゅ(埼玉県深谷市西島町3-10-21) 喫茶虫の音(群馬県前橋市富士見町赤城山1140-37) T-gumbo(山口県下関市豊前田町2-6-16 国分第一ビル 3F)

  • 大厚木に死す

    都市概念としての「大厚木」をえぐり出す日々の記録

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    【11/28刊行】伽説いわし『そのうち孵化するって』ペーパーバック版

    伽説いわし『そのうち孵化するって』ペーパーバック版
    1,540円
    TRASHBOOKS(グレート厚木店)
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    【近刊】杉本健太郎『大厚木ニュー・ジャーナリズム』

    すべてが陳腐化してしまう前に然るべき手を打つ ◉ 史的システムとしての大厚木 ◉ マダムココの裏に回れ! ◉ 「やはり徳間和男になる」の意味 ◉ 今年こそ間合いをやる ◉ 久喜ようたとやはり厚木をやる旅 ◉ なぜ青学と昭和音大は厚木を去ったのか?  木村隼人の証言 ※スマホ表示に最適化したPDF書籍(縦組み縦スクロール)でご提供いたします。お手持ちのスマホにダウンロードしてご購読ください。
    2,000円
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    マザー・テラサワ『2022▶2024 マザー・テラサワ全思考集成1』

    2022〜2024年、彼はどう行動し何を思考したか?今明かされるマザー・テラサワの全洞察!(PDF本文208頁/付録つき) ※付録はメール添付にて後送いたします お手持ちのスマホにダウンロードしてご購読ください。 ▼ご購入とダウンロードの手順はこちら https://note.com/xsugimoto/n/n3543156366d7 【マザー・テラサワによる序文】 本著はTRASHBOOKS発行のフリーマガジン『暇』の連載企画「マザー・テラサワ時事放談」および同マガジン所収の対談記録により構成されている。哲学芸人という奇天烈なキャッチコピーを標榜して14年、さしたる実績を残しているわけでも無い芸能生活の中で一つの著作を発表できることは大変感慨深い。 「思考集成」と言えば、筑摩書房から出版されている思想家ミシェル・フーコーの全十巻セットを想起する。これはフーコーの全著作や発言がまとめられた全集だ。一つの体系としてまとめる価値があると判断された思想家で無い限り、全集など編集されない。当然そんな明晰な存在は一握りであり、過去アカデミックな思想研究を諦めた私自身には全く縁の無い代物だと考えていた。 しかし、私の思考集成は発表された。なぜそれが許されたかと言えば、取りも直さず私が芸人であるからだと思う。本著は時事的事象に関する私の思想を開陳しているエッセイ集であるが、それと同時に本格的な思想書のパロディでもあるのだ。このジャンル分け不可能な据わりの悪さを、より多くの読者の皆様に楽しんでいただければ著者として望外の喜びである。(マザー・テラサワ) 【目次】 1 「暇」を持て余して眺めた内なる暴挙のトリガー 2 噛みつきカピバラが現代情報社会に発する「疑似環境論」 3 M-1グランプリという未完の近代化プロジェクト? 4 ソフィスト量産時代に求められる道化としての生真面目さ 5 ラーメン店・哲学・お笑い芸人のアイデンティティ論と諦念という名の希望 6 お笑いライブ会場の抱える病と希望に関する考察 7 結膜炎によって開眼した、笑いを活かすための眼 8 身体の部分的綻びから考察するユートピアとしての「暇」 9 「売れない芸人」というスティグマ 10 規格の中で競う限り、絶対不可侵な「松本人志」は再生産される 11 『不適切にもほどがある!』の最も不適切な点 12 なぜ「定例読書会」を続けるのか?~幅のあるお笑い表現に向けて~ 13 マザー・テラサワ40歳 知と演芸、その魂の記録(聞き手・杉本健太郎+見學慶佑) 14 【対談】寺澤学を解放する 牧島俊介(「脳内漂流サミット」主催者)×寺澤学(マザー・テラサワ) 【著者略歴】 マザー・テラサワ 1982年北海道北見市出身。横浜市立大学卒業後、早稲田大学大学院政治学研究科修士課程進学。政治思想、特にハンナ・アーレントの思想研究を通し人間が全体主義に加担するメカニズムについて考察。しかし研究に行き詰まり大学院を除籍。次第に半分は研究からの逃避、もう半分は表現の矛先を変えたいとの思いから芸人を志す。現在「哲学芸人」を標榜し、東京都内のお笑いライブや自主主催の思想書解説セミナーにて活動中。 【X】https://x.com/mother_terasawa 【Blog】http://blog.livedoor.jp/gak0623
    2,000円
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    【近刊】杉本健太郎『大厚木ニュー・ジャーナリズム』

    すべてが陳腐化してしまう前に然るべき手を打つ ◉ 史的システムとしての大厚木 ◉ マダムココの裏に回れ! ◉ 「やはり徳間和男になる」の意味 ◉ 今年こそ間合いをやる ◉ 久喜ようたとやはり厚木をやる旅 ◉ なぜ青学と昭和音大は厚木を去ったのか?  木村隼人の証言 ※スマホ表示に最適化したPDF書籍(縦組み縦スクロール)でご提供いたします。お手持ちのスマホにダウンロードしてご購読ください。
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    マザー・テラサワ『2022▶2024 マザー・テラサワ全思考集成1』

    2022〜2024年、彼はどう行動し何を思考したか?今明かされるマザー・テラサワの全洞察!(PDF本文208頁/付録つき) ※付録はメール添付にて後送いたします お手持ちのスマホにダウンロードしてご購読ください。 ▼ご購入とダウンロードの手順はこちら https://note.com/xsugimoto/n/n3543156366d7 【マザー・テラサワによる序文】 本著はTRASHBOOKS発行のフリーマガジン『暇』の連載企画「マザー・テラサワ時事放談」および同マガジン所収の対談記録により構成されている。哲学芸人という奇天烈なキャッチコピーを標榜して14年、さしたる実績を残しているわけでも無い芸能生活の中で一つの著作を発表できることは大変感慨深い。 「思考集成」と言えば、筑摩書房から出版されている思想家ミシェル・フーコーの全十巻セットを想起する。これはフーコーの全著作や発言がまとめられた全集だ。一つの体系としてまとめる価値があると判断された思想家で無い限り、全集など編集されない。当然そんな明晰な存在は一握りであり、過去アカデミックな思想研究を諦めた私自身には全く縁の無い代物だと考えていた。 しかし、私の思考集成は発表された。なぜそれが許されたかと言えば、取りも直さず私が芸人であるからだと思う。本著は時事的事象に関する私の思想を開陳しているエッセイ集であるが、それと同時に本格的な思想書のパロディでもあるのだ。このジャンル分け不可能な据わりの悪さを、より多くの読者の皆様に楽しんでいただければ著者として望外の喜びである。(マザー・テラサワ) 【目次】 1 「暇」を持て余して眺めた内なる暴挙のトリガー 2 噛みつきカピバラが現代情報社会に発する「疑似環境論」 3 M-1グランプリという未完の近代化プロジェクト? 4 ソフィスト量産時代に求められる道化としての生真面目さ 5 ラーメン店・哲学・お笑い芸人のアイデンティティ論と諦念という名の希望 6 お笑いライブ会場の抱える病と希望に関する考察 7 結膜炎によって開眼した、笑いを活かすための眼 8 身体の部分的綻びから考察するユートピアとしての「暇」 9 「売れない芸人」というスティグマ 10 規格の中で競う限り、絶対不可侵な「松本人志」は再生産される 11 『不適切にもほどがある!』の最も不適切な点 12 なぜ「定例読書会」を続けるのか?~幅のあるお笑い表現に向けて~ 13 マザー・テラサワ40歳 知と演芸、その魂の記録(聞き手・杉本健太郎+見學慶佑) 14 【対談】寺澤学を解放する 牧島俊介(「脳内漂流サミット」主催者)×寺澤学(マザー・テラサワ) 【著者略歴】 マザー・テラサワ 1982年北海道北見市出身。横浜市立大学卒業後、早稲田大学大学院政治学研究科修士課程進学。政治思想、特にハンナ・アーレントの思想研究を通し人間が全体主義に加担するメカニズムについて考察。しかし研究に行き詰まり大学院を除籍。次第に半分は研究からの逃避、もう半分は表現の矛先を変えたいとの思いから芸人を志す。現在「哲学芸人」を標榜し、東京都内のお笑いライブや自主主催の思想書解説セミナーにて活動中。 【X】https://x.com/mother_terasawa 【Blog】http://blog.livedoor.jp/gak0623
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最近の記事

第1期『暇』(1〜13号)インデックス

『暇』誌の第一期は「マージナルでありつづけること」というテーマがありましたが、第二期はよりクロス・ボーダー性(越境性)が強調されることになるでしょう。(発行人:杉本) 『暇』創刊準備号(2022年8月)にぼしいわし・いわし『そのうち孵化するって』刊行記念 【主題】文芸復興【関連地域】高円寺・阿佐谷 『暇』創刊号(2022年9月)二瓶龍彦ロングインタビュー 【主題】20世紀の文明【関連地域】高円寺 『暇』2号(2022年11月)中路美也子① 【主題】複製技術時代の芸術作品【関

    • 久喜ようたと歩くイキフン地政学「やはり中野は大不況なのか?」 『暇』2024年1月号

      12月13日夜、私は中野区在住の横軸の人間・久喜ようたと中野駅北口にいた。神保町ネオ書房アットワンダー店での『豚の慟哭展』会期中のある日、久喜ようたから「いま中野は大不況かもしれない」という話を聞いたからだ。やはりこうした一次情報は重要だからフィールドワーク(イキフン地政学)をやることにした。北口エリアを歩き回るとやはり大不況のイキフンが立ちこめていた。まず、5丁目55−10 で営業していた老舗レコード店「文化堂」が閉店していた。2023年9月に閉店したのだという。戦後70年

      • タランティーノを観よう〜! 中江大珠(東高円寺・たまりBAR店長) 『暇』2024年5月号

         こんにちは、大珠と申します。いきなり本誌にて執筆させていただく運びとなった経緯について簡単に説明しますと、かの有名な『山賊ふみまろ』の友人という役割を小中高と務めさせていただいていたからでございます。私事ですが2023年の9月から東高円寺にて『たまりBar』という店の店長を任されており、店に山賊が何回か押しかけてくれたこともあり杉本さんと繋がった次第です。かなり酔っ払っている時、生意気にもタランティーノについてベラベラと語っておりましたら杉本さんから「Youさ、書いちゃいな

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        • 『暇』電子版
          19本
        • 大厚木に死す
          2本

        記事

          ゆがみ百貨店inアミューあつぎレポート 沙さ綺ゆがみ 『暇』2024年5月号

           なぜこうなったか思い出すのに窮しますが、『暇』誌の杉本さんと南極の話をしている中、便利でオシャレで元パルコだったショッピングセンターを借りて好き放題できると聞いたのが発端だったかと思います。  そのショッピングセンターとは厚木市にあるアミューあつぎ。  ダメもとで杉本さんにアミューを一日だけ建物ごと借りて健康的ではないアーティストに一軒ずつお店を持たせることはできますか?と聞いてみると、できる…かもしれないというご返答が!  すかさず『ゆがみ百貨店』というイベント名にしてア

          ゆがみ百貨店inアミューあつぎレポート 沙さ綺ゆがみ 『暇』2024年5月号

          内覧をやる(四十路バンドマンご上厚ドキュメント③)YASUAKI 『暇』2024年5月号

           ついに厚木上厚へ向けての第一歩、今回のテーマは正に『内覧をやる』でいきたいと思います。  3月16日の第2回#だじゅんフェスか、3月22日の私の誕生日までには上厚する予定でしたが諸事情が重なり5月か6月を目指し現在始動中です。  40年住んだ街、茅ヶ崎を離れるのは淋しいですが人間、自分を更新していくためにはやはり新天地へ向かう事も必要だと思うので気持ちを新たにしていこうと思ってます。  さていよいよ今回はご上厚に向けて内覧をやるです。  いくつか物件を見てきたのでそこについ

          内覧をやる(四十路バンドマンご上厚ドキュメント③)YASUAKI 『暇』2024年5月号

          女優・美術家 中路美也子「偶然性が生み出す美の世界」 『暇』2022年11月号

          2022年9月24日夕。どしゃぶりの雨の中、東京都内最大の暇人の魔窟・高円寺に降り立った中路美也子さん。女優・美術家として「偶然性」を力に変える、その人生の道のりを聞いた。(聞き手:『暇』発行人・杉本健太郎) ——Twitter(現X)で発表しているコラージュ作品が2022年7〜8月まで開催されたポーランド国際美術展に出展されました。2020年の第2波変異前の「初代」新型コロナで陽性になってホテル隔離されたと先日うかがいましたが、そのときの状況は? 第2波変異前、初代新型

          女優・美術家 中路美也子「偶然性が生み出す美の世界」 『暇』2022年11月号

          丸裸になる平等とは?(昌栄プラザ GPT日誌)

          ※以下はGPT-4による生成エッセイです。 平等という概念は、人々が公正な扱いを受け、同じ機会を享受すべきだという理念に基づいています。しかし、この理想を実現するためには、私たちの社会の構造的な不平等を取り除く必要があります。これは、経済的、社会的、そして文化的な障壁を越えて、すべての人々が自らの能力を最大限に発揮できるようにすることを意味します。 「丸裸になる平等」という表現は、私たちが持つさまざまな社会的偏見を剥ぎ取り「個人」をその本質で見ることを強調します。人々が社

          丸裸になる平等とは?(昌栄プラザ GPT日誌)

          実質をやる(四十路バンドマンご上厚ドキュメント②)YASUAKI 『暇』2024年3月号

           1月21日厚木アミューで『大厚木で戦後日本のロック史60年を振り返る』という企画を行った。 音楽のイベントではオープンマイクという企画がある、文字通りライブハウス、ライブバーのマイクを解放し、誰でも参加出来る、ステージに立てるというイベントである。  本企画は『オープンマイク』ならぬ『オープンミーティング』つまり日本のロックの歴史を参加者で振り返り、思い思いのロックを思う存分に語っていただくという参加型オープンミーティングである。  この日集まったのは4人、私YASUAK

          実質をやる(四十路バンドマンご上厚ドキュメント②)YASUAKI 『暇』2024年3月号

          小山貢山・和楽器奏者の人生 『暇』2023年5月号

          和楽器奏者の人生とはなにか。とりわけ津軽三味線は「異端者」の魂の音色を体現する音楽性を持つ。2010年代、津軽三味線現代曲楽譜集を刊行し「他人の曲を弾く」ことをタブーとしていた津軽三味線界に一石を投じた津軽三味線小山流・小山貢山氏に聞く第1回。(聞き手:杉本健太郎『暇』発行人) 「ポインタ」で挫折し大学を中退——津軽三味線に最初にふれたきっかけは。 小山貢山 広島市立大学の情報科学部在学中にバレーボール部に入っていたんですけど、文化系のところも一つ入りたいと思って津軽三味線

          小山貢山・和楽器奏者の人生 『暇』2023年5月号

          半生をやる(四十路バンドマンご上厚ドキュメント①)YASUAKI 『暇』2024年1月号

          『ご上厚』、最近私の周りでこの言葉が広がり始めています。 『ご上厚』とは? 『上京』という言葉を聞いた方はたくさんいると思います。 『上京』とは地方から若者が夢や希望を抱き、東京へとやってくる、そして東京に住み、夢や目標のために生きていくということを意味する言葉だと私は思うのです。 話は少し変わりますが神奈川県の厚木市は今は物凄くいろんな広がりを見せている街だと思うのです。 首都圏借りて住みたい街ランキングでは3年連続で1位、そして都内へ行くにも往復1000円に満たない額で行

          半生をやる(四十路バンドマンご上厚ドキュメント①)YASUAKI 『暇』2024年1月号

          「暇は『ある』ものではなく『作る』もの」切通理作氏(批評家)『暇』2023年11月号

           フリーの物書きとして、いつ急な依頼が来ても受けられるような身体でありたく、かつ、常に何がネタになるのかわからないという刺激的な緊張の下、「貧乏暇なし」を身上としていた。一方で古本屋などに入り時間を忘れたような気になる事で、一息つく精神性も潜在的には持ち合わせていたが、「自分は忙しいのだ」という自負も一方であったのだ。  4年前に古本屋(かつては貸本屋)の阿佐ヶ谷ネオ書房を引き継いで、さらに今年から、神保町で「ブックカフェ二十世紀」としてやっていた場所を「ネオ書房アットワンダ

          「暇は『ある』ものではなく『作る』もの」切通理作氏(批評家)『暇』2023年11月号

          「魅力ある場に立ち会うためなら空路も厭わない」斎藤モトイ氏(写真家)『暇』2023年11月号

          「暇」誌編集者の杉本健太郎さんに関心を持ったきっかけは、某SNS上に投稿された膨大な数の写真。絶妙に傾いた構図が独特な、街路空間を捉えたモノクロ写真群である。「空間」は人々が流れ、集う、活力の場であり、「なんにもないところ」とは異なる。空間を写真に撮れる人はそう多くはない。2022年9月11日、そんな写真家でもある杉本さんからDMをいただく。当時東京・高円寺に居を構えていた杉本さんと、福岡市在住の私とのつながりは、ネット上で始まった。 魅力ある場に立ち会うためなら、私は空路

          「魅力ある場に立ち会うためなら空路も厭わない」斎藤モトイ氏(写真家)『暇』2023年11月号

          【大提言】文化の死を救済する「軸の畑」とはなにか?(沙さ綺ゆがみ氏寄稿)『暇』2024年1月号

           杉本健太郎さんから縦軸と横軸についての話を度々耳にするようになった。横になって過ごすか否かについての生活様式の話である。しかしいざ自分に置き換えると横になっている時間が多いのだが思索にふけったり二度寝をしたり通話をしたりと案外多忙であることに気づく。縦軸の状態、すなわち座ったり立っているときはぼんやり絵を描いたりストレッチをしたりと何も考えていない時間が多い。とすると縦と横は重力の問題ではなく視点の問題とも考えられる。地球を全く別の角度から見ると私は縦軸の人間なのだと思う。

          【大提言】文化の死を救済する「軸の畑」とはなにか?(沙さ綺ゆがみ氏寄稿)『暇』2024年1月号

          キーワードで振り返る2023年暇情勢の概況(杉本健太郎)『暇』2023年11月号

          2022年7月、本誌『暇』誌を創刊したのは東京・高円寺であった。『暇』誌創刊の発端は、そのころ私の周囲にいた者たちの中から「暇だなあ!」の第一声とともに高円寺を訪れる暇人が相次いで現れたからだ。訪れる暇人には高円寺駅北口すぐの中華料理店「福龍門」でたらふくチャーハンを食わせ、ひたすらビールばかりを飲み、昼からただただ酒を飲み飽きるまでしゃべり続ける。中でもある者は「タイムマネジメントがちゃんとできていれば必然的に暇になるのがあたりまえだ」「だって、暇は作るものだから」と持論を

          キーワードで振り返る2023年暇情勢の概況(杉本健太郎)『暇』2023年11月号

          久喜ようた単独会見「横軸の人間」 『暇』2023年9月号

          「縦だから何なのか?って思っちゃうんですよね」聞き手・杉本健太郎 食べものは焼かないほうがうまい 久喜ようた 私、基本的に加工肉は焼かないんですよ。おいしくないですか、焼かないほうが。焼かないで食べるほうが好きなんですよ。ベーコンだって火通ってるじゃないですか。でもみんな「焼かなきゃだめだよ!」って言うじゃないですか。「え?」って思って。焼かないほうがおいしいのになって。たぶん私に限ってなんですけど、食べ物は焼かないほうがうまいと思う。 ——たこ焼きは? 久喜 そうそう、

          久喜ようた単独会見「横軸の人間」 『暇』2023年9月号