【わかってきたぞ】バーチャル蠱毒に関する備忘録16【悟り・気づき】
おれだ。だいぶ早いが、ネタが溜まったのでやる。気がスキやジャンクヤードと同じで割と不定期だ。本当は週一にしたいが、九条の夜配信はだいたい見てるし、いろんな事象がTLに流れてくるので一週間溜めると遡るのも面倒だ。特に最近は転生者の動きもあるのでまじで追いきれない。おれはとりあえず視点を九条付近に固定して観測する。おまえはおまえの記事を書け。他人に迷惑をかけなければ記録するのは自由だ。迷惑ならやめる。
前回はこれだ。
◆観測◆
では、観測していこう。いまやかなり多くの記録が存在するが、九条の配信や動向を逐語的に記録しているのは、観測範囲内ではこれだけだ。こういうのを史学では「実録」や「起居注」といい、基礎史料となる。無論全てを記録するのは不可能なので、厳密にするなら複数の史料をつきあわせる必要があるが。
◆記録◆
こちらでは「もはや蠱毒は終わった、後に続くのは各人の歴史のみ」として擱筆されている。それもまた事実だ。歴史をどこで区切るかは難しいが、オーディションイベントとしてのいわゆる「バーチャル蠱毒」は既に終わった物語だ。ただ、おれはその後に続く諸行をも、あえて「バーチャル蠱毒」と呼んでいる。おどろおどろしい、マイナスなイメージがついているのは承知の上だ。おれはそういう感覚も含めて記録・観測したいだけだ。
九条について熱烈に語る者も多い。やつはなんだかんだバーチャル蠱毒の覇者であり、立役者だ。少なくともその一人だ。その後の発信もかなり多く、コンテンツとしてテンポよく追って考察できる。ノリが合わないやつもいるだろうし、押し付けはしない。見る見ないは全く自由だ。
この記事は、今回おれが書こうとしていることを大体網羅し、プラスしている。より詳しい情報を得たいならこれを読めばいい。おれはおれで書く。
◆はてな◆
noteの外にも多数の記録や考察はある。はてなブログとかだ。しばしばTLで流れてくるので拾う事ができる。どれも面白く、参考になる。
◆石油◆
で、まずは九条だ。例のオリジナルギフトイベントは無事300万ポイントを達成し、1位も守りきった。勝利だ。なんかリンゴ型輸血パックが1個50円で投げられるようになるらしい。あとオリジナルアバター作成権もゲットしているので、そのうちできるだろう。別に制服ではないので誰もが着る必要はないし、それ一色だとニュービーが帰っビするので九条自ら規制している。それにオリアバ権はいろんなイベントでゲットできるので多種多様なアバターができるはずだ。おれはめんどいので着ない。
例の石油王は結局最後まで介入して来なかった。いろいろ言われたのか、思惑があってなのか……とにかく油断はならない。石油王だけに。
◆18◆
次のイベントはこれだ。なんか夢の世界に囚われた夢女子を、シルバーキーみたいなサイコダイバーが救出しに行くという世界観らしい。要するにオヒガン、コトダマ空間だ。一位になれば、そこに九条が出現する。敵キャラとして。倒せばメガテンの悪魔めいて仲魔として使役できるという。悪魔合体とかはできるのだろうか。なんかやつのガワはルイ・サイファーに似ていると前から思っていた。親父がルシファーならフジサンぐらい割れるだろう。
このイベントは2/1-11までだ。あとやつが「マカロンが食べたい」とかいうので2/7-14の「スイーツカタログギフトGETイベント」にも参戦することになったらしい。だがSHOWROOMではイベント被りが出来ないので、2/12-14の3日で50万ポイントを稼がねばならない。要はカラテ…スリケンを投げればいいだけだ。インストラクション・ワンだ。
◆魔王◆
それはそれとして、やつは小悪魔agehaの裏表紙を飾った。
……誰だ。個人的に、九条というとこう、オタマトーンで即席寸劇したり、トラブルシューティング配信でコードが絡まったり、タグーや桃子を召喚している胡乱なやつというアレなイメジがすり込まれているので、ガワだけぽっと着飾って出されるとゲシュタルト崩壊を起こして混乱する。つまり…
こういうことだ。だがやつは意外なことに「ニンジャスレイヤーはアイエエエしか知らない」と発言していた。まじか。ディナーというか蠱毒リスナーには妙にヘッズが多い気がするが、おれは一応は奥ゆかしくしているつもりだ。押し付けはしない。読みたければ読むといい。そこはメキシコだ。
◆光◆
あと、やつはうんえいちゃんから貸与されたWi-Fi象でだいぶぬるぬる動けるようになり、腰が動かせるのでしゃがんだり寝転んだりフラダンスを踊ったりできるようになった。そしてついに、光回線が開通することになる。ようやくだ。とはいえ機材から何からほぼ自腹だ。うんえいちゃんからの給料はどうなっているのだろう。結構高価な機材を自腹で買えるぐらいにカネはあるようなのだが、V存在として生計を立てるようになるにはまだ遠い。
◆三◆
1月31日、九条の夜配信もニンジャ実況もないのでカラテを持て余していたところ、SHOWROOMで「スリー様」が最後の配信をしているのを見つけたので入室した。ディナーたちもいた。彼女は蠱毒期間中は「九条林檎No.3」だったが、No.5が生き残ったので肉体なき魂のままとなり、黒猫のぬいぐるみに依り憑いて配信やTwitter活動を行って来ていたという。おれが彼女に会うのは九条家の食卓ぶりで、時々九条(五)の配信に来ていたのを見たぐらいだ。声が美しく、しっとりと落ち着いており、九条(五)も羨んでいる。
おれは星集めの過程で種(豆苗めいたもの。種部屋に入れば無料で貰えるが星ではないので星部屋では投げられない)を余らせており、ちょうどいいので入るなり全部投げた。だがステージ上は既に多数の種で埋まっており、恐るべきスリー様のリスナー……「ふりかけの民」のマツリが行われていた。巨大なダルマが鬼太郎の妖怪ダルマめいて子ダルマを無数に吐き出し続け、巨大なガーディアン・ドラゴンが数多の国を滅ぼして獲得した心臓を大量に放射し、力を失って人間の老人に転生した(マムクートだろうか)。マパ上様が楽天カードマンから金を借り、てぇてぇウキヨエや胡乱なマシュマロ、怪文書が次々と披露され、蠱毒の神話が語られ、花火が上がり、タワーが20本以上林立し、民が次々と自ら爆発四散してふりかけと化し、キンカク・テンプルに不滅のふりかけソウルがアセンションした。
何を言っているかわからないと思うが、おれもわからない。おれは正気で、見たままを書き連ねただけだ。ふりかけの民は独自文化を熟成させており、九条(五)の部屋以外にあまり行かない(行けてない)おれにはかなりカルチャーショックがあったが、大変にエモーショナルな体験だった。おれは…ひとつの世界の終わりに立ち会えたのだ。おお、ゴウランガ…!
◆神話◆
◆世界◆
◆EMO◆
スリー様は公式転生することになり、黒猫の体を離れ、2月から転生用の卵の中へ入る。そこから孵った彼女は、スリー様であった時の記憶も、蠱毒中の記憶も、忘れている。少なくとも、表立って語ることは出来ない。これが転生だ。最初から強力な「初見」がついてくるので、ある意味転生チートだが、どこまで生き続けるかはわからない。ことによれば九条(五)たち五人よりも、転生者の方が強大なV存在となるかも知れない。いつか九条(五)もV存在としての終焉が来るだろうが、その時やつは魔界に帰るだけだ。おれはまあ、飽きるまではこうしている。まだ蠱毒から三ヶ月だ。
これは卵のひとつが残した記憶だ。やがて新たなVが生まれる。
◆ヤバイ◆
◆V◆
Vとは何か、という哲学的問いは常になされる。これはあるV存在とその中の人(魂)の話だ。ガワと中身は逆だが、おれはこれらを思い出した。
古代エジプトでもどこでも、人間存在を霊と肉に分ける発想は古来ある。また霊、こころ、魂も、幾つかの相(ペルソナ、アスペクト)を持つ。おれが老頭児パルプスリンガーの相や敬語の相を持つように、仮面として意識的に付け替えてる場合もあれば、無意識のうちに沈んでいた相がグワッと出て来て、そいつに取り憑いて操る場合もある。これはおれの場合、オラクルとかバロン・サムディの仕業と冗談めかして言っている。かつて人間の精神は、「神」と「人」に分かれていたとの仮説もある。本当かどうかわからんが、そうした部分が現代人にもないでもない。V存在とはそういう、もうひとりの自分を無意識の海から引き出す魔術めいたところがあり、メガテニストであるおれのオカルティックな興味を惹くのだ。ペルソナは異聞録と2罪までしかやってない。あのゲームでユングとかをかじった。
……とにかく、V存在だろうと生身だろうと、人前に出てなんかする以上は、人と接する、人格を持つ存在だ。おまえの自我はおまえのものだ。おまえ自身をラブし、リスペクトしろ。他人との関係にハマりすぎて精神を壊すな。自衛し、抜け目なく生き残れ。サバイブしろ。おれもそうする。
◆族長(オサ)◆
◆血◆
今は以上だ。また溜まったらやる。
【ひとまずおわり】