宇宙島へ11「カウンターウェイトと遷移軌道」
もう一度アルツターノフの提案を見てみましょう。
重心を静止衛星軌道に固定するためには、反対側にも同じような構造物を伸ばす必要があるが、同様の構造では外側の方が長くなるため、先端に重い構造物である宇宙ステーションを設けて遠心力を増して、全体の長さを60000kmに抑える。
外側の先端宇宙ステーションの速度を利用して、何のエネルギーも使わずに太陽系内の惑星に宇宙船を送り出せること。
ここから、テザーを短くすることと、宇宙エレベーターの回転を速度を利用して宇宙船を送り出すため