コーヒーがダイエットを成功に導く

2024年8月27日 17:36

ダイエットのために運動しているけど、なかなか痩せないという人も多いことでしょう。

そういう方におススメなのが『コーヒー』だ。

この記事では、何故コーヒーがダイエットに効果的なのかという解説と、効果的な飲み方をまとめているので、参考になれば幸いである。

なぜコーヒーがダイエットに有効なのか？

コーヒーには「カフェイン」と「クロロゲン酸」という、体脂肪の燃焼を促す成分が含まれている。

したがって、これらの成分を摂取した後に運動を行えば、通常よりも多くの脂肪を燃焼することが可能となり、ダイエットが成功しやすくなるという訳だ。

ちなみに、これらの成分はインスタントコーヒーよりも、ドリップコーヒーの方が多く含まれているので、時間やお金に余裕のある方はカフェなどでコーヒーを味わってから運動してみては如何だろう？

さて、ここからはカフェインやクロロゲン酸の効能や、効果的な飲み方について解説していく。

カフェインには興奮作用があり、血の流れを良くし、基礎代謝を高めてくれる効果がある。

基礎代謝が上がるとカロリーの消費量が増えるため、通常よりも痩せやすい状態になるという訳だ。

また、カフェインに含まれる「リパーゼ」には、脂肪分解酵素を活性化させる効果がある。
リパーゼによって分解された脂肪酸は、血中に含まれて体内を循環するので、このタイミングでランニングや筋トレ等、運動を行うと脂肪酸をエネルギーとして消費するため、体脂肪を効果的に減らすことが可能となるのだ。

ただし、運動等で消費できなかった血中脂肪酸は、再び脂肪に戻ってしまうため、カフェインを摂っておけば痩せる訳ではない（運動は必須）という事に留意されたい。

クロロゲン酸とはポリフェノールの一種で、コーヒーの味や香り成分の一つである。

ポリフェノールもカフェインと同じく脂肪燃焼を促す効果があるため、運動前に摂取するとダイエット効果を高めることが出来る。

また、抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用があるため、動脈硬化など生活習慣病の予防に役立つといわれている。

いきなり結論だが、コーヒーを飲むタイミングは運動する30分前がベストだ。

これはカフェインの効果が発揮されるまでに30分程時間がかかるためである。

なお、カフェインの効果が発揮されると集中力・持久力・最大筋力が高まり、より高強度な運動を行うことが可能となるので、大事な試合や高密度なトレーニングを行う人にもコーヒーは有効である。

運動の30分前以外にもおススメしたいのが食後のコーヒーだ。

というのも、カフェインには過食防止効果があるため、食べ過ぎを抑制することが出来るからである。

ダイエット中の「もう少し食べたい」という欲求も、食後のコーヒーで抑えることが出来れば、無理なく食事量をコントロールすることが出来るだろう。

このほかにも、血糖値の上昇を抑制し基礎代謝が高まる働きがあるため、食事で摂取した糖分の消費を促し、脂肪になりにくいといったメリットもある。

カフェインが苦手な体質でなければ、朝食やランチの締めにコーヒーを飲んでみては如何だろうか。

先ほども述べたが、可能ならインスタントよりもドリップで、それも「ホット」で飲んだ方が血行促進や胃腸の負担といった観点から、より優れたダイエット効果が期待できる。

もちろん、「アイス」だとダイエット効果が無くなってしまうというわけではないので、体調や好みに応じて選んでも問題はない。

それよりも重要なのは、砂糖やミルクは入れないこと、つまりブラックコーヒーで飲むことである。

砂糖には糖質、ミルクには脂質と、ともに体脂肪になりやすい成分が含まれており、せっかくコーヒーを飲んでも、消費する以上に糖質や脂質を摂っていては、かえって太ってしまうので注意したい。

どうしても甘くないと飲めないという方は、ココナッツオイルをおススメする。

ココナッツオイルは中鎖脂肪酸という脂肪分を豊富に含んでいるが、この中鎖脂肪酸は肝臓でケトン体に変換されて脳や体でエネルギーとして利用されるため体脂肪になりにくいとされている。
また、ケトン体を生成するときに体脂肪を分解するので、脂肪燃焼効果が期待できるのである。

最後に注意点をまとめて終わりにする。

コーヒーを大量に飲めば痩せるやすくなるというものではないので、必ず適量を守るよう注意が必要である。

ちなみに、コーヒーの一日当たりの摂取量は、コーヒーカップ3杯程度と言われている。
個人差はあるが、カフェインの摂りすぎは心拍数や血圧の上昇、不安、不眠、嘔吐、下痢などを引き起こすので、自身の適量を把握しておくことが重要である。

また、コーヒーばかり飲んでいたり、空腹時にコーヒーを飲むと、胃酸が分泌されて胃痛を生じる場合もあるので、水などの水分や食事と一緒に飲むなど、胃の保護にも留意されると良いだろう。

以上、コーヒーの効能について紹介でした。

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