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そんな中、色々変わる会社環境
満員電車の中、めまいと激しい吐き気で思わず降車、吐いてしまった。
でもまあ、体調の良くなかった日のことだし、そういうこともあるかな…、程度に考えていたものの、電車にうっすら苦手意識を持つようになってしまった。
元々、ぶつかりおじさんをはじめ、変な人との遭遇率が高かったのも電車の中やホームということもあり、そもそも電車があまり得意ではなかったかもしれない。
強い吐き気で下車したのは、この4月と翌月5月の2回のみ。
でも私は「身体を入れるスペースもない程の満員電車」がすっかり苦手になってしまい、まためまいも完全に治らず、頭の位置が傾いたタイミングでふらつくので、基本リモートワーク、必要あらば出社、という形を取らせてもらっていた。
しかし、その5月、もの凄い勢いで会社の環境が変わっていった。
まず、5月初めに私の病状に理解があり、リモートを許可してくれていた上司が転職することになった。
また、こちらが本当に大きな変化なのだが、会社が他の企業にTOBされることになった。
よって、ルールはTOB元の会社規定に基本従わなけばならなくなった。
転職していなくなった上司の次にそのポジションに就いた上長にも、病のことは説明し、週1日出社の週4リモートワークで許可を貰えた。
その後、私のいたチームは解体し、各々の適性を元に関連会社へ「出向」となった。
その本社は遠方にあり、社長をはじめとした上長からは基本オンラインで指示を受けるが、一般社員はこちらに異動(引越し)してきて一緒に働くこととなった。
新体制のルールは元々の会社ルールと異なり、戸惑うこともあったが仕事自体は普通に好きだった。
ただ、今まで感じたことがない息苦しさと不安もあった。
今までと同じではいられないのだろうな、という予感があった。
そして、それは的中してしまう。