PM6:30、魔法使いが現れてるのを祈った
今日は夕方、やっと家から出ました。
すったもんだあって、一人で買い物へ。
近所のショッピングモールは、まだかなり人が居ました。
ダイソーで、頼まれたものを探しに工具売り場へ。
「工具用品」という売り場の表示にどこか違和感を覚える。工具に用品をつけるのは、なんか違くない?でもうまく説明できない。
一巡目では見つけられませんでした。売り場には、わたしと同じくらいの年の女性が工具を見ていて、最近は女性もDIYするし、そもそも誰が使ったっていいし、工具ってぜんぜん男の人だけのものじゃないよな、という思いがふつふつ。
そのあと、わたしだって端から見たら「おっ、女性がいるな」って思われてるのかもしれないな、と改めて我が身を振り返ったり。
ちなみに今回はたまたまおつかいだっただけで、わたし結構工具使うよ。と、別に何か言われたわけでもなく思ってみる。誰に向かってアピールしてんだわたしは。
見つからなかったからリフォームコーナーを見に行って、当てが外れて、工具用品コーナーにもう一回戻ったらあった。だいたいこういうとき、一発で探し当てられない。
引きこもりならぬ出っぱなし、てのは、伊坂幸太郎さんのどれかの作品の言葉だったと思うんですが、わたしもまさにそう。
本当は早く帰って晩ご飯をつくろうと思っていたのに、一度買い物に出たら時間を忘れてうろうろしてしまう。
シールのコーナーで、天体のシール探してみたり。カゴがいっぱいあるコーナーで、家の収納のこと考えたり。お菓子売り場で、ここで108円で買うのとあとでスーパーに寄って買うのとどっちがお得なのか考えたり。
大好きな、サクマのいちごみるくの別味、シャインマスカットみるくを見つけたのでそれもカゴに入れた。いちごみるくはどこでも見るけど、仲間たちの方はそこらのスーパーでは見かけないからね。今日はきみに決めた。
こうやってる間に、家の中はどうなってるんだろうな。
夕方わたしが出かけるときはたいてい、夫と4歳はわたしが行く前とおんなじか、ちょっと散らかった部屋で遊んでいる。キッチンに電気はついていないし、お風呂にも行っていない。
つまりわたしの帰宅が遅くなると、その分夜の全部の工程が後にずれ込んでいく。
それを知りながらも、どうにか、今日こそは、うちに優しい魔法使いが突然現れて「あなたたち、母だけに夜の時間管理させるんじゃないわよ」って魔法をかけてくれて、いろんなことがちょっとでも先に進んでますようにと祈った。
ほかにもいろいろ買い込んで、家に着くと、魔法使いはどうやらやってこなかったらしくて。
夫と4歳が、わたしが出かける前と同じ積み木で遊んでました。
ビー玉の迷路をつくってたみたい。発想がおもしろい。
でも、わたしが帰ってきてリビングに顔を見せると、「おかえり。じゃあお風呂に行こう」と珍しく夫が4歳を誘った。自分から!誘った!
大きな変化ではないけど、でもわたしが号令係にならなくて済んで、わたしの気持ちはすごく上向いた。あれやってこれやってって指示出すの大変だから。いっこだけでも代わってくれてありがと夫。
晩ご飯を作りながら、シャインマスカットみるくを食べました。おいしくって、ふたつも食べちゃった。
なんてことない、休みの日の夕方の話。
今日も読んでくれて、ありがとうございます。