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 眠れない夜もあるさ

 今日は比較的遅く起きたし、昼寝もした。だから夜に元気になってしまった。とりあえずシャワーを浴びる。お湯じゃなく水の量を多くしてクールダウン。ベッドに寝転がり考えた。

 俺の人生、このままでいいのかな。いいわけ無いよな。母と父を看取るったって今は母と父に甘えてる暮らし。でもどうにも睡眠がうまくいかないから普通の就労もできない。コンビニ店員に憧れてたけど、コンビニもキャッシュレス決済が増えてレジが簡単にできそうも無いし、覚える事たくさんありそう。それにホットフーズを作らなきゃいけないのも難儀だ。

 工場のライン作業、水産加工会社での単純労働。喫煙する私には地獄の苦行のように思える。40までに普通の人と同じように働けてたらとずっと夢見ていた。作家になるなんて大風呂敷広げても日記を書くのが関の山。実際作家になって本が売れてそれを収入源に生きるなんてコンビニ店員より、ライン作業より、水産加工会社での単純労働より、なるのは大変だ。

 じゃあ、このまま就労B型で一日400円で週一回しか働かないのか。それも違う気がする。どこかでステップアップしないといけない。今の暮らしは優雅で幸せだ。日がな一日本を読んで暮らせるなんて晴耕雨読を満喫してる。タバコの量も増え気味だ。

 俺は俺の人生なんて好きな人が幸せになってくれればどうなったって良い。だから神様、彼女だけは幸せに生きさせて下さい。

 こんな願い事で暮らして早数年。自分の事も真剣に考えなくちゃいけない年になった。母や父に甘えなくても生きられる収入を。ネットで稼ぐとかブログで稼ぐとかアフェリエイトとか自分のTシャツビジネスとか、そう言う浮ついた物じゃなくてどこかにきちんと就労して稼げるようになりたい。

 そこさえクリアできれば作家になる夢もまた夢で終わっていいんだし、作家になるなんてデザイナーになるより大変だ。サッカー選手になるより狭き門かもしれない。今までの夢の中で一番難しい夢に挑戦してる気がする。

 トレーニングは読書だ。読書が無くなったら、テレビとネットしかする事が無い。それはそれで退屈だ。読書は趣味で良い。私でも通える範囲でできる仕事をと思うのだが、統合失調症と睡眠障害が行手を阻む。

 夜11時に寝て7時ごろ起きる。それで昼寝もしないで一日中暮らせたらどんなに有意義か。読書だって捗るし、就労だって欠勤の心配も無い。けどそれが無理なのだ。薬に頼っても12時回っても眠れない。それが週一回以上は起きる。必ず起きる。それは朝方から昼まで寝てるからだし、昼から夕方まで昼寝しちゃうと言う昼夜逆転が起きるからだ。でも毎日同じ時間に薬は飲む。でも寝れる時と寝れない時がある。朝7時に毎日起きるなんて至難の業だ。

 夜風を浴びにコンビニに行って来た。アイスコーヒーとベビースターラーメンを買って、公園で食べて来た。優れない気持ちはこうやってリフレッシュする。リフレッシュできたから今夜は深くならずに寝れるはず。そう思っても寝入る気になれない。起きてたら良いじゃん、寝なきゃ良いじゃんと言う事なかれ。次の日には昼間爆睡してしまうのだ。どうも怠惰でいけない。けど、どうしてか毎日薬を飲んでも同じ時間には眠れない。堂々巡りなのだ。

 とにかく何が言いたいか、このままじゃ駄目なのはわかってる。けどこれをどう打開すれば良いのかがわからない。焦りだけがにじりよって来る。それで気分が上向いたり下がったり、自分の心を宥めるのに一苦労だ。

 好きな人が幸せな分だけ、神様が俺に苦労を与えてくれてるのならまだ良い。けど俺は好きな人がどこに居てどんな生活を送っていて、幸せなのかどうか、確認する術も無い。祈るしかない。思い出の中を生きるのにも、もう疲れた。空しさが募るだけだ。

 昔は音楽を聴けばそれで良かった。心の薬になっていた。でも今は何を聴いても感動しない。サブスクが始まったあたりから音楽の熱が冷めて行った。老化のせいなのか、業界のせいなのか、有り難みも湧かないし、最近のバンドの演奏はどれも上手いけど同じに聴こえる。嫌いな歌詞をいちいち見つけては、音楽家ってダセェなと思うばかりなのだ。それほど心の水分がカラカラに干上がってる。

 だから、私には散歩と読書とコーヒーとタバコしか無い。十分あるじゃないかと思うかもしれない。ネットもある。テレビもさんまさんとワンクールのドラマを見るのも楽しみだ。でも、そんな生活どこまで続けていいんだってのが目下の悩みだ。それは全部暇潰しであり現実逃避なのだから。

 老けて楽しみも無くなって来たアラフォー時代。せめて働ける身体が欲しい。そう切に思うのだった。

今日もコンビニにコーヒーとタバコを買いに行きます。私の唯一の楽みです。奢ってくれた方はフォローしてイイねしてコメント入れさせて頂きます。それくらいのお返ししかできませんが、ご支援して頂けると幸いです。