『発達障害と睡眠障害、睡眠薬の服用をはじめました。』
発達障害と睡眠障害
発達障害を持つ人の3分の1から約半分の人が睡眠障害を持っていると言われている。
私もその中の一人で小学校からずっとこの睡眠障害は問題になっていた。
睡眠障害は日常生活を送るうえで大きな問題となっている。
学生の時はそれが原因で学校に通えず、学校をやめてしまったりもした。
私は今まで、なるべく薬に頼りたくないという思いがあって睡眠薬の服用を避けていた。
自分なりに、どうやったら良い睡眠がとれるのか薬に頼らず、努力してきました。
詳しくはこの記事を見てください。
そんな私が最近、睡眠薬の服用をはじめました。
それにはいくつかの理由があります。
1つ目の理由 事業所に通いはじめた
就労B型の事業所に通いはじめ、日中なるべく活動できるよう訓練をはじめました。
そうなるとやはり、大切なのは睡眠になってきます。
ちゃんとした睡眠が取れないとしつかりとした日常生活を送ることができない。
日常の過集中や感覚過敏、ストレスなどで不眠や昼夜逆転を繰り返している私。
何か予定があるとその数日前からコントロールして睡眠を取るようにしていました。
その予定に合わせて、昼夜逆転を治すために二日間寝ずに過ごす事が日常的にありました。
これを繰り返していくと不眠が悪化したり、日中にふと意識を失うように寝てしまったり。
長い目で見るとやはり続かず、日常生活を送る事が難しくなってしまっていました。
2つ目の理由 やりたいことができた
私は精神科の先生にどうして日中起きていられないのかという話をした事があります。
そうしたら、先生に日中に楽しみがないからだと言われました。
私は確かにそうだなと思いました。
学生の時は学校に行きたくない、アルバイトに行きたくない、人に会いたくない。
日中は私にとって嫌な時間でした。
夜中は家族も寝ていて人とも関わらず、一人で自由に楽しい時間が過ごせる。
でも、寝てしまったら朝が来て学校に行かなきゃ行けない。
そんなストレスから不眠症になっていたんだと思います。
私は最近、趣味ができました。
絵を描く事や一人旅も好きになりました。
だんだんと日中にできる趣味や楽しみが増えていってるような気がします。
朝から散歩に出かけるのも、買い物に出かけるのもたまには楽しいなと思えるようになりました。
少し、日中の時間が嫌いじゃなくなってきた気がします。
3つ目 もっと努力したい
事業所に通ったり、趣味ができたり、だんだんと心の余裕ができたからなのか周りが見えてきました。
私を支えてくれる家族の存在や、人の大切さに気がついてから、私はもっと努力したいと日々思うようになりました。
起きている時間をもっと長くしたい。
一日10時間以上寝ないと体調に影響が出てしまう私は普段から10時間以上睡眠を取っていました。
それは寝ている最中に中途覚醒を繰り返してしまうためです。
短い睡眠を繰り返し、熟睡できず長時間睡眠を必要としてしまう原因になっていました。
私が睡眠薬の服用を決めたのは、もっと日常生活を効率的に送りたいからです。
睡眠薬の効果とデメリット
睡眠薬を服用して良かった事
・中途覚醒が少なくなり、熟睡できるようになった。
・決まった時間に薬を飲んで寝るので、昼夜逆転が治った。
・日中に活動的になる事ができた。
・起きてる時間が増えた事により、食欲が増えた。
睡眠薬を服用して良くなかった事
・腹痛やお腹の調子が悪い。
・睡眠薬がないと寝れなくなった。
・依存しているような気もする。
・悪夢や夢を沢山見る。
私の中で睡眠薬は自分にとても合っていたと感じます。
日常生活を送る上でないとならないものになってしまっています。
熟睡できるようになってから、日中活動的になれたような気がします。
食事も今までは一日一食でしたが、二食食べる日も増えました。
なにより、日中起きているので家族と出かけられたり、コミュニケーションを取る時間が増えました。
昼夜逆転も治す事ができたのかなと思います。
デメリットとしては、腹痛やお腹の調子の悪さがあります。
そして、私にとって睡眠薬が劇的な変化を与えてくれたためかそれがないと不安になってしまっているような面もあります。
そして、これは元々あったのですが、悪夢をみたりする事も増えた気がします。
夢を一回の睡眠で三つくらいは必ず見るような気がします。
睡眠薬を飲む前から、それはよくある事だったので気になりませんが悪夢だった日はやはり少し苦しいです。
睡眠薬の服用は人それぞれ
睡眠薬の服用をおすすめしている訳ではありません。
人それぞれ、自分に合った薬の服用や対処法を考えていくべきだと思います。
私は自分に合っていたようで、これからも体調やその時の自分の状況と相談して服用を続けていきたいと思っています。
もちろん、薬だけではなく、これからも自分なりの良い睡眠のための努力も続けていこうと思います。
これからもいつか支援員になりたいという夢のために努力していきたいと思います。