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WataL
2019年9月30日 14:32
大木の群生の中で白樺の夢見のようなアルファ派を追う 地下鉄へゆく入り口を探しては描く背中ならもう何処にもない 触れられない程を真中と呼ぶならば寂しさは真中分からぬ広さ とっぷりは身ひとつのあやこの夜の真中にたてば水音立てる 風が吹くそのふたたびに顔見せる草はらが装った再会 炊飯器の目盛り手測りしてるまま起こされ秋のはじまりはみず 風邪菌の(ねむりなさい)という声
2019年9月30日 14:30
夏の窓 東の騒ぎに耳寄せてくぐもる声吐き朝の挨拶 屋根の上の淡色の布巾 かぜも無く間も無く一日が翌日を知る 月から金隣の国にも足掛けて表面アイスクリーム溶けてく 点在する穴に目を向け夜を聞き出でる時には放射状の人 夜行バスもあさがほの鉢もここにあり放射状の穴ひっそりと伸びる ここ数日晴れてばかりの平坦にさらなる晴れ間のようなあじさい 殊勝なる最も消えないこの消しゴム立ち尽く
2019年9月16日 16:00
うしろ指さしてときどき褒めてくるやわらかい色教育は絹ダースベイダーも一人で並ぶレジ前のたまごやき数個入りのあたたかぐんじょうのビー玉のぞき込む子ども 申し訳ない外側の世界提出をはかった皆んなも初めてはしたたかな飛翔 来てくれそうかどたんばの自己紹介を覚えてる花束埋もれそうあのはつはる上糸と下糸の織り下等なる生き物も食うひかりのなにか水道の業者はシールにされてしまいこの本心が