(短歌)教育論・たまごやき数個入りのあたたか
うしろ指さしてときどき褒めてくるやわらかい色教育は絹
ダースベイダーも一人で並ぶレジ前のたまごやき数個入りのあたたか
ぐんじょうのビー玉のぞき込む子ども 申し訳ない外側の世界
提出をはかった皆んなも初めてはしたたかな飛翔 来てくれそうか
どたんばの自己紹介を覚えてる花束埋もれそうあのはつはる
上糸と下糸の織り下等なる生き物も食うひかりのなにか
水道の業者はシールにされてしまいこの本心が冷蔵庫ならぶ
月が上がる裏打ちになら言えそうな地球のありがとう蓄えるこころ
言い過ぎる自己めくれていく参考書数式も皿の上で吹くかぜ
多分地球の体力あんなに深い色の脱ぎ捨てられない帽子とその彼
間違いを綻びと呼べば引っ張ってしまいそうなほどまどろむこころ
存在ていう果物がはためいた この時間僕が食べてしまいたい
小高い丘を目印にする暗がりが夜なら このまま君の声をきく
向かい合う折テーブルを思い出す 傘の群れ戻るまでの膨らみ
書簡ていう手に余らせた裾があり片側それをばふばふとする
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ポエム、詩、短歌などを作ります。
最近歴史に興味があります。