感情ジャーナル
感情には波がある。誰しも社会で生きている限り、感情を揺り動かすような出来事が必ず起きるからだ。
メンタルが強い、とはどういうことなのか、最近しばしば考えるようになった。
感情の振れ幅が小さいこと?
負の感情からすぐに立ち直れること?
負の感情を持っていないこと?
ずばり、病まないこと?
感情の安定とメンタルの安定は、似ているようで違う。
悲しいことがあったら悲しんでいいし、不条理なことがあったら怒るのは自然なことだ。ここの制御を試みるなら、対価として人間らしさを支払わなければならない。
ただ理由もなく憂鬱になったり、いろんなことが重なったりすることで発生する「負の感情の渦」に巻かれてしまことが良くない。これは誰もが納得するのではないだろうか。何も生産性がなく、時間やお金や体力(時には他人の精神力までも)を無駄に消費するからだ。
自分の感情をメタ認知すること。これが、健全に不安定な感情の波を味わいながらもメンタルを安定させる方法なのではないかと考えた。
ここでmuuteというアプリが非常に役立つ。
短い日記を書き、感情、対象を選択する。感情の波がグラフになって現れ、どんなときにどんな感情を持っているか分析してくれるアプリ。日記なんてめんどくさいと思うかもしれないけれど、ツイートと連携するとより便利に使いこなせる。
投稿するときに必ず、偉人の名言が表示されるのも、毎日の生活に少しだけプラスに影響しているように感じる。
毎週日曜日に、「こんな一週間でしたね」と、さまざまな観点から分析したレポートが届く。いろいろあった一週間を冷静に振り返る瞬間が、これまた面白いのだ。
今の私は何に関してどんな感情を持っている。
朝の私は「自然」に「穏やか」を感じていた
昼の私は「自分」に「好き」を感じていた
夕方の私は「友達」に「感謝」を感じていた
深夜の私は「恋愛」に「イライラ」を感じていた
週末の私は「家事」に「ワクワク」を感じやすい
平日の私は「仕事」に「疲れた」を感じやすい
曇りの日の私は「日常」に「モヤモヤ」を感じやすい
そうやって記録することで、自分にとって何が良い影響をもたらし何が良くない影響をもたらしているかが分かってくる。負の感情がやってくる原因を発見すれば、この後の自分がどうなるか予測できるし、負の感情に陥ることを極度に怖がらなくて済む。
正の感情の原因を知っておくことは、病み[負の感情の渦に巻かれたとき]という名の災害時の避難経路を確保することである。
私は安定した日常よりも刺激的な日常を好む性格だ。負の感情に付き纏わとわれること覚悟の上で、賭けに出たいタイプ。(まあ、まだ若いからいくらでも軌道修正ややり直しがきくという保険つきだから本当の意味での賭けとは言えないかもしれないけれど。)
だから、安定させない日々の中で感情のサーフィンをこれからも楽しみたい。
今の私は「創作」に「満足」を感じている。