雨野瀧

生きてる歴20年 今のわたしが書けることを。   職業:クリエイター/日本語教師   …

雨野瀧

生きてる歴20年 今のわたしが書けることを。   職業:クリエイター/日本語教師   興味のある分野:心理/福祉/色彩/歌・芝居/言語(日・英・露・泰) 札幌国際情報24期卒

マガジン

  • koaLa

    • 29本
  • この春、新しく始めたこと。

最近の記事

  • 固定された記事

特殊なひとたち

いつか書こうと思っていた彼らの話をする頃合いでしょうか。 学校に行くと、いろいろな人がいる。個性はまあもちろんのこと、小学校や中学校、また高校には、特別支援学級の子や不登校の子がいた。 発達過程での障害と、精神的な病と、身体的な病とを一括りにするのも変な話だけれど、ここではちょっと特殊な人として表現することにする。 私は小さい頃からそういう「特殊人間」と近しくなりやすかったと思うのだ。 いちばん最初は、小学校5年生の春、人生初の告白を受けたときだったかもしれない。一個

    • 人生倍速計画

      最近、あまり写真を撮らなくなった。以前はなぜ撮っていたかというと、ほとんどはSNSに載せるようだったと思う。ウケ狙い、幸せ自慢、自己満足、などなど。今も全く撮らないというわけではないが、撮ってもSNSに載せることは少なくなった。いろいろなことがありすぎて、そういうことが億劫になってきているのかもしれない。あれこれ載せるのもまるで自慢しているようで品がない気もする。いつか見下していたインスタ映え女子みたいになりたくなかった。 おそらく私は平均的な同年代より多くの有意義なことを

      • 『花束みたいな恋をした』を観て思った

        『花束みたいな恋をした』という映画を今更観た。 公開当時から気になってはいたのだけれど、なにせ丁度その頃 “花束みたいな恋” をしていたもんで。失恋フラグになってしまうと思って観れていなかったのだ。 主人公は最初21歳、今の私と同じ歳。 普通の21歳はこんな感じなのか……? 大学、合コン、朝帰り、同棲、クリスマスプレゼント、初詣 訳あって、そういうのを経験できなかった私には縁のない生活に見えた。 じゃんけんのルールに納得いかないとか、独特な趣味とか、なかなか理解してもらえ

        • なんのために本を集めるんだろうか

          小説が好きだった。 まあ、今も好きだけど、好きになったのは中学生のときだった。 湊かなえ、東野圭吾、辻村深月、住野よる、なんてよくある作家の本が図書室に入るもんだから、毎日通って、借りては返して、中学生にしてはかなりの数を読み漁った。クラスに友達は多くなかったし、図書室で出会った数少ない友達は本を読む人というだけで信頼できる気がした。休み時間に図書室に篭ったり、教室でも隅っこで本を読んでいるようなそういう優等生キャラな自分が好きだった。誰かと本屋に行って、話題の本が並べられて

        • 固定された記事

        特殊なひとたち

        マガジン

        • koaLa
          29本
        • この春、新しく始めたこと。
          8本

        記事

          冬芳

          夏の朝、ハンドジェルを手の甲に絞る。 サクラ・イーゼル 30ml 500mlのペットボトルの水はあっという間に無くなるのに、香るこの液体はどうして減らないんだろう。 いつだかの冬、具体的にいうと高校三年のときの冬にロフトで買ったものだ。数ヶ月後に卒業を控えていて、かつ進路もとりあえず決まっていた。高校生としていちばん気楽で、自由な時期だった。 卒業したあとは、今とは違う生活になることは目に明らかで、それが今の心地よさを上回るとは到底思えなかったが...…。 卒業、春、

          この冬へ帰る

          季節は十月、風が吹き、住宅街からはストーブを焚き始めるときの匂いがする。気候は寒さに向かう傍、人肌恋しくなるこの季節。なんとなくひとりぼっちに感じる時期。肉まんに癒される冬の入り口。 イルミネーションやクリスマスケーキの話題なんかもちらほら出始めて、あぁまた一年が経ったんだぁ、としみじみする。いつだかの幸せだった冬を思い出して苦くなる。上書きするには名残惜しい記憶を。 ここで踏み出すかどうかが、今年の冬を決めると言うのに。 そんなことを毎年思うわけだ。 iPhoneのメモ

          この冬へ帰る

          従来の私は 黒髪が気に入ってて、秘密を抱えていて、優しくて、創作して、浅く深い交流をして、フワフワ綺麗事言って、陽キャではないコミュニティが好きだった 今の私は、 人並みにオシャレで、元気な友達がたくさんいて、家庭的で、メンタルが強固で、将来を考えていて、高みを目指して全力疾走

          従来の私は 黒髪が気に入ってて、秘密を抱えていて、優しくて、創作して、浅く深い交流をして、フワフワ綺麗事言って、陽キャではないコミュニティが好きだった 今の私は、 人並みにオシャレで、元気な友達がたくさんいて、家庭的で、メンタルが強固で、将来を考えていて、高みを目指して全力疾走

          自分らしさってなんだろう なりたい姿ってなんだろう 今の私は人が大好き。カレンダーには常に誰かと楽しい予定がほしい。社交の場も好き。友達に恵まれていて幸せ。 そんな外交的な私は、なりたかった姿 でも、従来の姿にも確かに魅力はあって。 そこからは変わってしまったな、とも思う。

          自分らしさってなんだろう なりたい姿ってなんだろう 今の私は人が大好き。カレンダーには常に誰かと楽しい予定がほしい。社交の場も好き。友達に恵まれていて幸せ。 そんな外交的な私は、なりたかった姿 でも、従来の姿にも確かに魅力はあって。 そこからは変わってしまったな、とも思う。

          ナルシズム上等

          「誇る」とはどういうことなのか考えていた。 誇るのは良くないこと? 人と比べるのが良くないこと? 人を見下すのが良くないこと? 態度に表すのが良くないこと? 今日は何もできなかったけど、上手くいかなかったけど、精一杯がんばったから百点満点一等賞。 こんなことを誇ってもいいんじゃないかなと思った。 誰かと比べるから自信を無くしたり傲慢になったりする。 ならば比べなければいいじゃない。 私は、私の世界では世界一。 今日も笑顔の一等賞を目指してがんばるぞ!

          ナルシズム上等

          スノードーム

          動揺した心はスノードームに似ていると思った。 振ったスノードームはガラスの中で粉が舞い、元の状態に落ち着くにはどうしても時間がかかる。言うまでもなく、早く落ち着かせようなどと考えて傾けたりするなら余計に時間がかかることになる。でも時間さえ経てば必ず元通りに落ち着く。 同じように、動揺した心も落ち着くのに時間がかかる。衝撃的なニュースを聞いたとき。誰かに傷つけられたとき。怒られたとき。いらだったとき。心の中にある感情がフワッと舞い、一定時間おどりだす。でも少し時間が経てば元

          スノードーム

          プライドは守るべき?捨てるべき?

          私はプライドが高い人間だ。 プライドという言葉の定義を見る限り、これがあるのは人間として良いことに思える。しかしプライドが高い故に、失敗や不名誉な結果を恐れて行動を萎縮してしまうことがある。夢を叶えるための大きな鍵となるはずだった一歩を、踏み出せないかもしれない。見下されないことばかり考え、上から目線な発言をしてしまったことがある。人に冷たく振る舞ってしまっていたかもしれない。 ほんとうにもったいない。 そこでまずはプライドと気品を両立させようと思う。 自分を卑下する必要

          プライドは守るべき?捨てるべき?

          自分管理Part3 あこがれ

          最近、何に取り掛かるにしても自分のメンタルが一番大事だな、と思うようになった。勉強だったり、仕事だったり、家事だったり、他にもしなければいけない細々とした作業がたくさんあるけれど、メンタルを二の次にすれば他の何もかもが上手くいかないからだ。 もし押し潰されてしまったなら「自分管理Part1」へ。 今日は、そもそも病んだり負の感情に堕ちないためのアイディアを書き留めようと思う。「自分管理Part2」では、SNSを使用することによる感情の安定化とQOL(クオリティ・オブ・ライフ

          自分管理Part3 あこがれ

          楽しい友達たくさん 魅力的な異性ひとり #takipoem

          楽しい友達たくさん 魅力的な異性ひとり #takipoem

          感情ジャーナル

          感情には波がある。誰しも社会で生きている限り、感情を揺り動かすような出来事が必ず起きるからだ。 メンタルが強い、とはどういうことなのか、最近しばしば考えるようになった。 感情の振れ幅が小さいこと? 負の感情からすぐに立ち直れること? 負の感情を持っていないこと? ずばり、病まないこと? 感情の安定とメンタルの安定は、似ているようで違う。 悲しいことがあったら悲しんでいいし、不条理なことがあったら怒るのは自然なことだ。ここの制御を試みるなら、対価として人間らしさを支払わな

          感情ジャーナル

          他の星で育ったかのように 自分とはまるで違う そんな人間を理解するには ひといちばいの努力が要る 完全に理解するのも難しい でもそうする価値がある 違うものを持ってるからこそ 相乗は計り知れないと 信じているから 50+50=200 実現できる日をただ待ってる #takipoem

          他の星で育ったかのように 自分とはまるで違う そんな人間を理解するには ひといちばいの努力が要る 完全に理解するのも難しい でもそうする価値がある 違うものを持ってるからこそ 相乗は計り知れないと 信じているから 50+50=200 実現できる日をただ待ってる #takipoem

          とくべつな お花

          あるひ、おんなのこがセレソという星からひっこしてきました。 どうしてかは分かりません。 おとうさんの転勤でしょうか。 おかあさんの実家があるのでしょうか。 なぜかはともかく、おんなのこはその日から、ルーシュという星で生活するようになりました。 ルーシュは、おんなのこが育ったセレソとはちがって、あしばやに時間がながれていきます。 おともだちができました。とてもきれいでやさしい子です。 でも、おともだちは歩くのがとてもはやいのです。 ひとの多いところで、おともだちとおんなのこは、

          とくべつな お花