金魚鉢 #シロクマ文芸部 【ショートストーリー】【今日の短歌】
「金魚鉢クリームソーダ、お待たせしました」
友人が働いている童話の世界のようなカフェ。
人気なのは数種類のフレーバーがある「燃えるかき氷」らしい。
とても興味があって別の友人を誘い、予約を取って行ってみた。
その友人はかき氷を食べることができないとのことで、他のメニューから選んだのは「金魚鉢クリームソーダ」だった。
「うわー!可愛い!!」
頼んだ友人よりも、私の方がテンションが上がってしまった。
普段、炭酸飲料を飲むのは飲み会でのカクテルくらい。
メロンソーダや青いソーダは、不自然な感じの色が気になってしまって頼むことがない。
子どもの頃からそうだったから、これはもう身についてしまった生活の習慣。
だから自分だけで来ていたら、この可愛いメニューを見ることもなかっただろう。
メロンクリームソーダのなかに石に見立てた白玉。
ちゃんと小さな金魚もいる。
金魚は何で出来ているんだろう?
これが映えか!
次に自分が頼んだ燃えるかき氷にもテンションが上がって、楽しい一日だった。
最近はもう暑いくらいの気温の日々だ。
燃えるかき氷目当てに来るお客さんで、連日混み合うらしい。
小さなかわいいお店だから、確かにすぐに満席になってしまうだろう。
頻繁に通うのであれば奇をてらっていない落ち着いたお店が好みだけれど。
こういうちょっと普段の生活から離れたような世界を見せてくれるお店も楽しい。
ちょっと期間を空けて、また別のメニューを頼んでみたいなと思った。
金魚鉢メロンソーダに揺られてる小さな金魚白玉の石
こんにちは。
いつものように短歌にしたかったのですが、金魚鉢クリームソーダが頭から離れなくて、いったん短歌にするのはあきらめたのですが、挨拶文を書いていて浮かんできたのを無理やりつけ加えてみた羽根宮です。
小牧幸助さんの「シロクマ文芸部」に参加しました。
お題は「金魚鉢」から始まる小説・詩歌・エッセイです。
最近は、#挨拶文を楽しもう というのにも参加していて、挨拶が長くなりがちです。
こちらでご紹介いただいています。
今回のお題の「金魚鉢」で思いついたのは、このメロンクリームソーダのことと、祖母の家の金魚鉢は浴槽だったということなのですが、どちらも短歌に上手く出来なくて……今も考え中です。
子どもの頃、父が金魚を飼っていましたが、そのことはあまり覚えていなくて、話を広げられないのが残念。
お歌はもう少し考えます。
読んで下さってありがとうございます。
羽根宮でした。