清志郎さんの『ロックで独立する方法』から学ぶ、自分で考えて生きること。
こんにちは。お久しぶりです。デイリージラフです。
今日はロックミュージシャン、忌野清志郎さんの著作『ロックで独立する方法』で学んだ、自分で考えて生きるという考え方をご紹介します。
清志郎さんの言葉を引用しながら、独立について考えて見たいと思います。
これまでは他人まかせにして自分で考えなくてもよかった問題を自分の頭で考えなきゃならなくなる。それが独立してみることの一番の意義だと思う。
ロックで独立することが本書の主題ですが、”独立すること=かっこいいんだぜ”・・・という話ではなく、実は色々あるよ、気をつけてくれよ!という視点で書かれているのが面白いです。
会社には部署がある。仕事を分担することにより、効率的に物事を進めていくことが組織の目的でもある。ところが、人間というものは、とてもわがままで、自分の範囲を決められたりすると、物足りなくなることもあるのです。
そういう人がおそらく、組織の壁など作りたくない、全部じぶんでやってみたいのだ!なんて思って、独立することを考えるのでしょう。
先ほど引用した清志郎さん言葉は、独立するっていうことは、めんどくさいことも引き受けるんだとということを教えてくれます。自分で考えなくてよかった問題を自分で考えるようになるっていうことは、まさにそうでしょう。
この本で私が印象に残った言葉を、引き続きいくつか紹介します。
そう簡単に反省しちゃ行けないと思う。自分の両腕だけで食べて行こうって人が。
「力がないんだ、世間のせいにしちゃいけない」って、必ずだれかが忠告してくれることになっている。でも、それで簡単にこちらが納得しちゃったら、これはもう、わかってくれない世間に合わせる方向に行くしかないんじゃないか。それだともう、すごくつまんないことになると思うんだ。
個性というのは、ようするに、ある種の欠陥から生まれるものだから。
独立して生きる、とは何も自分のビジネスを立ち上げて、生きることだけではないのかもしれません。
会社のなかで働いていたとしても、自分が、自分の個性を大切に、生き方の芯をもって、めんどくさいことも含めて、何かに取り組んでいるとしたら、それは立派な”独立”なのかもしれません。
清志郎さんはもういないけれど、生きるっておもしろい、独立=自主的に生きるって、結構いいぞというメッセージは、今もここにあると思うのです。