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私にとっての『ワークフォーの存在』

(過去記事です 2022.7.21)

ある女性のご利用者さんがこんなことを話してくれました

通い始めたころの私は、そのとき優しい言葉をくれる人がまわりにいなかったので、ワークフォーの職員の人たちの言葉がすべて、優しくて、救われていた
特に、「そのままでいいんだよ」って言ってくれる人って、今まで会ったことがなかった
時々はいたかもしれないけれど、こんなに優しい人が集まっている場所って初めて見た
最初に支援員さんと話したのを覚えていて
「人生って一瞬一瞬の積み重ねでつくられているから、今の一瞬一瞬を幸せなものにしていけば、幸せになれると思うよ」って言ってくれた

それからその支援員さんと、一瞬一瞬、自分に合って心地よくなれる過ごし方や方法を見つけて、生活にとりいれてみたら
毎日が楽しく、穏やかな気持ちでいられることが多くなった

例えば、漢方やアーユルヴェーダとか、もともと好きだったと思うけれど
きっかけをくれたのは支援員さんだった
今でも一人でそういうお店に行く

ワークフォーは私にとって
『就職に必要な訓練を行う場所』という一般的なイメージでなく
就職における不安や恐れ、生きていくなかで抱えているモヤモヤや挫折感に寄り添い
それを解消するサポートをしてくれる場所だった

就職したとしても、それで終わりにならずに、気にかけてくれているのが伝わって
「ああ、ワークフォーの存在がある」って思えることで、大丈夫って思えている
「いつ戻ってきてもいいよ」って思ってくれているとわかるから
ワークフォーを離れた後、仕事で辛いことがあっても孤独を感じない

自分にとって『心の拠り所』となっている


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