![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/153099839/rectangle_large_type_2_592dcc9703e2df6b5288682df9013f3b.jpeg?width=1200)
世田谷線と日本史の小さな旅
(過去記事です 2024.3.23)
こんにちは。
今日、3月23日は、東急世田谷線の旅を楽しみました。
同時に・・・日本史をめぐる旅だったなんて!
教養を深める機会にもなりました。
まずは渋谷から田園都市線で、三軒茶屋までいきました。
駅の上のキャロットタワーの展望台にまずのぼり、
世田谷区全体を見渡しました。
これから乗ろうとする世田谷線が走っている様子もみられます。
![](https://assets.st-note.com/img/1724904214036-gew3BC6SAg.png?width=1200)
そして、一日乗車券を買って、小さな旅が始まります。
![](https://assets.st-note.com/img/1724904227360-Cnr7IM7cUo.png?width=1200)
まずは松陰神社前で途中下車して松陰神社に向かいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1724904247719-3iyA7gxQMu.png?width=1200)
この神社、なぜ「松陰神社」かというと、
江戸時代・幕末の思想家、吉田松陰をお祀りしているからです。
「過ちがないことではなく、過ちを改めることを重んじよ」
などの名言でいまでは有名です。
![](https://assets.st-note.com/img/1724904305263-OfSHHYjKi4.png)
高杉晋作、伊藤博文、山県有朋など、幕末から明治初期の
スーパースターを育てたことでも知られています。
その教育を行った「松下村塾」の模造があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1724904329636-gQUgUktJ4w.png?width=1200)
そんな吉田松陰ですが、1858年、日米修好通商条約に反対しました。
日本はアメリカと貿易を始めるにあたって、日本側に不利になる要件が含まれていた 条約です(不平等条約、なんていいます)。
この問題から幕府と対立したことで、29歳の若さでその生涯を閉じることになります。
お墓もこの神社にありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1724904368248-Ts4L4A1xJo.png)
引き続いて、世田谷線に再びのり、つぎは「宮の坂」で降りました。
駅前には、かつての東急電鉄の車両が展示されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1724904387476-k2Zqm7j5D8.png?width=1200)
もちろん、目的地は「豪徳寺」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1724904406501-TKfBpOlgp0.png?width=1200)
立派な三重塔が出迎えてくれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1724904417733-GkzCp1e4p6.png)
豪徳寺といえば、「招き猫」が有名です。
![](https://assets.st-note.com/img/1724904457777-sE8vGMDX1f.png?width=1200)
ある日、この地を通りがかった鷹狩りの帰りのお殿様が、お寺の門前にいた猫に手招きされ、立ち寄ったことが由来だそうです。
それが彦根藩主の井伊直孝という人物であり、豪徳寺は井伊家ゆかりのお寺になったわけです。
井伊家のなかで日本史の教科書にも出てくる超有名人といえば、井伊直弼(いいなおすけ)です。
さっき、日米修好通商条約の話をしましたが、井伊直弼は、この条約を結ぶのに賛成しました。
この条約をめぐる激しい争いから、井伊直弼も命を落とすことになります。
お墓がありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1724904509393-7XUR7t0rtY.png)
そんなわけで、日米修好通商条約をめぐる賛成派(井伊直弼)と反対派(吉田松陰)の争いが、世田谷線の小さな旅から感じることができるわけです。
ワークフォー渋谷がある渋谷区と、世田谷線が通る世田谷区は隣同士、世田谷区からもワークフォー渋谷にはたくさんの方々が通所していらっしゃいます。
そんなワークフォーにとっても縁もゆかりもある世田谷区から、 日本史をひもといて教養が深まる一日を体験できました。