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錦光山和雄の小説編

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拙著『粟田、色絵恋模様』のためし読みはいかがですか⁉

拙著『粟田、色絵恋模様』のためし読みはいかがですか⁉

 2023年1月に発売した拙著『粟田、色絵恋模様』の「ためし読み」企画を試みることにいたしました。
 『粟田、色絵恋模様』は、京焼を代表する京都粟田焼窯元で、わたしの祖父である七代錦光山宗兵衛と祖母千恵および父雄二など、錦光山一族をモデルにした小説であります。
 下の帯にありますように、幕末から昭和にいたる京都の粟田に生きた陶家の人々の怒涛の日々、栄光と挫折、祇園に生きた女たちの愛と確執を描いた壮

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旅するチョウ、アサギマダラ

旅するチョウ、アサギマダラ

 いつだったかの朝日新聞に
「季節を旅して」という記事が掲載されていて、
旅するチョウとして知られるアサギマダラが、北海道で夏を過ごし、
各地に飛来して、フジバカマの花の上を飛び回り、
長距離を移動して南西諸島、台湾などで越冬する
と書かれていました。

 ふと台湾か、と思いました。
台湾といえば、わたしは忘れ去られた詩人・作家の西川満さんを
モデルにした「華麗島、帝国の詩人たち」という小説を書い

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真夜中の観覧車

真夜中の観覧車

丘陵の上にある病室から観覧車がみえた。観覧車は、夕方になるとライトアップされ、夜空に色とりどりの光を点滅させている。光の点滅が止まると、三本の太い鋼管で支えられた観覧車の円い縁の白いイルミネーションだけが光っている。

 夏も終わり近くなり、少し蒸し暑い風が病室の開け放たれた窓から入り、室内の冷えた空気と混じり合っている。しのぶは窓際の椅子に寝間着姿で腰かけていた。身体に負担をかけないようにゆった

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やっと時代が追いついてきた‼

やっと時代が追いついてきた‼

  やっと時代が

  天才的認知科学者
  苫米地英人博士

  に追いついてきた‼

  生成AIにしても
  自然言語処理にしても
  サイバーセキュリティーにしても

  世界でトップレベルの
  サイバー耐性を持つ
  SNS&メッセンジャーアプリ
  フォートトークを見れば
  納得!

       フォートトークは
  他国への個人情報漏洩の心配のない
  プライバシーを重視した純

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Webマガジン「ビジネスジャーナル」にインタビュー記事が掲載されました‼

Webマガジン「ビジネスジャーナル」にインタビュー記事が掲載されました‼

 Webマガジンの「Business Journal」のライフ欄に

『粟田、色絵恋模様 京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛外伝』とはどんな物語なのか⁉

 というインタビュー記事が掲載されました。

 お読みいただけましたら有難く存じます。
   リンク先は

https://biz-journal.jp/2023/02/post_333292.html

 です。

 よろしくお願いいたします。

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Amazonだけでなくリアル書店でも

Amazonだけでなくリアル書店でも

Amazonだけでなく
リアル書店でも

『粟田、色絵恋模様 京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛外伝』
 発売中です。

 それだけでなく、錦光山宗兵衛の評伝で正伝でもある

 『京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛伝 世界に雄飛した京薩摩の光芒を求めて』    も併せて発売中です❣❣

 『粟田、色絵恋模様』は
   錦光山宗兵衛の家族や周りの祇園のおんなたちの
  人間模様が描かれた
  小説で
  宗兵衛の外

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芥川賞作家・南木佳士様:『粟田、色絵恋模様』のコメントと著作

芥川賞作家・南木佳士様:『粟田、色絵恋模様』のコメントと著作

『ダイヤモンドダスト』で芥川賞を受賞し、映画にもなった名作『阿弥陀堂だより』の著者で芥川賞作家の南木佳士氏が、拙著『粟田、色絵恋模様 京都粟田焼窯元錦光山宗兵衛外伝』を読んで、以下のようなコメントを寄せてくれました。
 
「この2日間で一気に読了しました。京都の伝統ある窯元の終焉の過程と祇園の女たちのたくましい生きざまが過不足なく描かれており、一級の小説でした。これほど引き込まれた小説には久しぶり

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拙著『粟田、色絵恋模様』装幀の苦心談

拙著『粟田、色絵恋模様』装幀の苦心談

   拙著『粟田、色絵恋模様 京都粟田焼窯元 錦光山宗兵衛外伝』の装幀ができあがってまいりました。今回は拙著の内容に触れずに、僭越ながらカバーの装幀の苦心談を書かせていただきたいと思います。

 まず最初に考えたましたのが、祖父・七代錦光山宗兵衛の「花蝶図大鉢」をカバーの表紙の真ん中に持ってくることでした。なぜかと申しますと、原あゆみさんが大学院の修士論文で「花蝶図大鉢」を研究されて、わたしもその

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粟田、色絵恋模様

粟田、色絵恋模様

 京都を代表する粟田焼の窯元・錦光山宗兵衛の栄光と挫折、宗兵衛が愛した祇園の女たちの愛と確執を描く、壮大な歴史ロマン小説‼「粟田、色絵恋模様」を今年11月に出版予定。  請うご期待!
 この物語は、13歳の舞妓、千恵とお民が、舞妓の店だしの日、祇園の巽橋のうえむきあい、「幼なじみというたかて、どっちが祇園一の舞妓になるのか勝負せなあかんのや」とお民が言って、千恵をにらみつけるところからはじまります

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On the Street

On the Street

 僕はストリートで詩や小説を書き、エッセーも書く。

 書き終わると、春の香りのするベーコンとブロッコリーのペペロンチーノを食べ、泡の綺麗なビールを飲む。
 

 
 そして時々、みずからのチカラで甘味と酸味をつくりだすという麹のはいった酒を飲む。麹の不思議なチカラを信じているからだ。

 〇©錦光山和雄 All Rights Reserved

真夜中の観覧車:The Ferris wheel in the midnight

真夜中の観覧車:The Ferris wheel in the midnight

 丘陵の上にある病室から観覧車がみえた。観覧車は、夕方になるとライトアップされ、夜空に色とりどりの光を点滅させている。光の点滅が止まると、三本の太い鋼管で支えられた観覧車の円い縁の白いイルミネーションだけが光っている。

 夏も終わり近くなり、少し蒸し暑い風が病室の開け放たれた窓から入り、室内の冷えた空気と混じり合っている。しのぶは窓際の椅子に寝間着姿で腰かけていた。身体に負担をかけないようにゆっ

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風のみち

風のみち

  伊万里を訪れるのは俊太にとって初めてであった。大川内では、陶家の赤レンガの煙突から白い煙がたちのぼり、山あいをゆっくりと流れていく。   俊太は登り窯の窯跡を見て山道を降り、陶器の破片の埋め込まれたトンバイ橋を渡った。紅い寒椿の咲く脇の石段を登ると小さい梅林がある。

 俊太は小道でたたずみ、煙草に火をつけた。山の稜線から射し込む早春の陽光が心地よい。暖かい日差しに誘われたように髪に白いものが

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あるはるの日

あるはるの日

  ある晴れた春の日、道をあるいていると、野辺にタンポポが咲いていた。通りすぎようとすると、タンポポが「こんにちわ」とあいさつした。わたしも「こんにちわ」とあいさつした。

  しばらく行くと、朽ちかけた樹がある。そのそばに落下した紅椿。咲くタンポポもあれば、新緑に燃えた樹もときをへて朽ちていく。絶えず変転をくりかえし、この世は常に同じところにとどまることのない、無常の世界。すこし切なくなる。

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台風(タイフーン)ベビー

台風(タイフーン)ベビー

  テレビの気象予報が、「大型の非常につよい台風が、時速二十キロの速さで北北東に進んでいます」と伝えている。和子が居間で洗濯物を片付けながら、嫁の奈々に話しかけた。

 「随分、大きな台風が来るみたいね。今晩には関東地方に接近するそうよ。台風の影響で関東地方の上空にあった秋雨前線が消えちゃったみたい」。洗濯物の片付けを手伝おうともせずに、テレビを眺めていた奈々が、綺麗にネイルした指についたポテトチ

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