♪サムのユニークイラスト英会話|game
トム:ルナっ! 僕は君を助けようとしたんだ! 鏡の中へ手を伸ばして、君の手を掴もうとして・・・!
ルナ:わかっている。あなたは何も、悪くない。自分を責めないで、トム・ホーソーン。
トム:君はその・・・僕にとってその・・・とにかく! もう一度、君に会いたいんだ!
ルナ:なぜ・・・? 私は鏡の世界の住人。あなたを監視するために、一緒にいただけ。
トム:あんな別れ方は、嫌なんだ! あれ以来、どうしても君を・・・忘れることができない・・・できないんだ。
ルナ:それは、どういう意味か? もう、時間がない。私「ルナ・トーランス」は、彼方の世界へ飛ばされる・・・。
トム:ま、待ってくれ! ルナっ!!
トム:はっ!? ここは・・・いや、このパターンはもしかして!?
牛マント:大丈夫か、トム? 随分とうなされていたぞ?
トム:こ、これは夢だ! 僕は自覚している、明晰夢だこれは!
牛マント:何を言っている? モー朝だぞ? 朝食が冷めてしまうから、早く起きるんだモー。
***
妹:お兄ちゃん! 遅刻しちゃうよ〜? 今朝は目玉焼きだけど、もう間に合わないから、牛乳だけにしとく?
トム:あ、ああ、そうだな・・・ストロー二本挿して、一気飲みするか。
妹:いい加減、私の名前も決めてくれないかな〜。可愛いヤツにしてよね? カワイイやつ!
トム:は? エマだろ? 何言ってんだ、お前。
エマ:やった〜! 今から私の名前は、「エマ」ちゃんに決まりました! でも、何でどうしてどこから出てきたの??
トム:そんな感じなだけだよ、これは僕の夢の中なんだから。どうせこれから友達と、変な映画でも見に行くんだろ? ああ、でも今日は登校日か。
エマ:今日は体育館で、映画を観るんだよ!? タイトルは──
トム:ああ、もうこんな時間だ。適当に、行ってきまーす!
***
トム:おや? 外はもう夕方じゃないか? まあ、夢の中だから、別に不思議じゃないよな。
男性:おい、君。そこの君だ、ちょっといいか?
トム:はい? 何でしょうか?
男性:君は、パラレルワールドを信じるか?
トム:は? いきなり何ですか? まあ・・・そうですね、はい。あるんじゃないでしょうか? 〜の世界ってつければ、それっぽくなりますし。
男性:そうか。では、今「君がいる世界」は、何の世界だ? 「現実」か? それとも「絵本」か? または「鏡」なんていうのもありだな。
トム:う〜ん、そうですね・・・見た感じだと、ゲームっぽい世界のような。でも、これは実は、僕の夢の中なんです。特に目的も意味もありません。
男性:ふむ、なるほどな。それでは退屈だろう? ひとつ、ゲームでもしてみないか?
トム:え・・・ゲームですか? 一体どんな──
Dan: "Oh, yeah? How about a game where you try to escape from me?"
ダン:ああ、そうだな。この俺から逃げ回るゲームというのは、どうだ?
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