見出し画像

♪サムのユニークイラスト英会話|Luna

トム:な・・・何度もぶつかった衝撃で、やっとバナナが落ちてきたぞ。

ルナ:誰かに感謝。


トム:で、あれをジュースにするのか? そのまま食べれば?

ルナ:喉が渇いた。

トム:だから、牛乳ならここにあるんだ。これを飲んでいいよ?

ルナ:牛乳は嫌い。バナナジュースが飲みたい。えいっ! ⊃━☆゜.*


トム:何と! 都合よくミキサーが現れたぞ!? しかもすでに色々なフルーツが入っている。さすが夢の中だ!

ルナ:バナナの皮ごと入れる。スイッチオン!


──ブイーン!──



トム:すごいな! 何層にもなっている・・・まるでカクテルみたいだ! 僕も飲んでみたいな。

ルナ:それなら、ここにストローがある。

トム:お、僕にくれるのかい? 君はやさしいところもあるんだな──


トム:え・・・これは?

ルナ:ストロー。

トム:いや、そうだけど・・・え?

ルナ:これで一緒に飲めば、解決する。

トム:解決って・・・いやいや、待ってくれ! この流れは強引だ! これはデジャブだ! 

ルナ:あの娘とは飲めて、私とは飲めない?

トム:は?

ルナ:私とじゃ・・・イヤ?

トム:なっ・・・。そ、そんなことはないよ! 大丈夫、全然大丈夫だ、これはそもそも夢なんだから、何も変に意識することはないんだ。


トム:な、何だこの・・・無駄な演出は? あの時はどんな流れでこんなシチュエーションになったんだっけ? ええと・・・そうだ! 記憶を取り戻すためのイベントだったはずだ! 記憶・・・でも、今度は何の記憶だろう?

ルナ:二人で一緒に飲めば、色々と思い出す・・・はず。あなたは言ってくれた。「まるで月の女神に魅せられたような気分だ」と。

トム:え? どこで?

ルナ:「鏡の世界」の、「書庫」の前で。

トム:えっと・・・それは・・・?


Luna: "That was the moment my name was decided. I chose to name myself 'Luna'."

ルナ:私の名前はその時に決まった。私は「ルナ」と名乗ることにした。

トム:・・・何だって? 君の名前?

ルナ:強制イベント発動。コントローラーでのコマンド操作、上上下下・・・。

トム:うわっ! また身体が勝手に・・・!! 口がストローへ吸い寄せられる──


***


Chapter53

「⋯⋯私は、鏡の世界の住人。最高司祭「エテルナル・ミラー」の守護者として存在している」
「ここは鏡の書庫。あらゆる記憶のデータベース⋯⋯古い歴史も探索できる」
「全ての書物は⋯⋯空間を取り巻く『知識と記憶の鏡』から湧き出る。この書庫はただの場所ではなく、いわば『時間と記憶』が交錯するエリア⋯⋯今のあなたに、理解できる?」
「えと、つまり⋯⋯何だって?」

小説『ワンダリングノート・ファンタジー』より抜粋


***


トム:・・・はっ!! これは、夢の中の・・・さらに夢だったのか!?

ルナ:チューチュー。おいしい。



Luna|Suno AI

あの雲の切れ間から
月の光が輝き出た時
私の存在は確定した
And in that moment, I felt a new sense of purpose

運命は二人を超えて
どんな困難も乗り越えて
例え生まれ変わっても
We will always find each other again


いいなと思ったら応援しよう!