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熊大迷宮物語(HM)過去ログ

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《1989年7月〜》本編のまとめで・・・はなく、9年前の話です。 第1迷宮発見から完全制覇とその後の物語となります。 熊大迷宮物語HM
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#居酒屋

1991年2月23日(土)

1991年2月23日(土)

【道:前田 法重・原田 公司・富田 剛・谷口 竜一・大塚 仁・本田 仁】
「いよいよ来週で最後やな」
「何かあっという間でしたね」
 感慨深く言葉を発した前田 法重に日本酒を注ぎながら原田 公司が言葉を漏らす。ここは居酒屋『道』。本日も多くの酒飲み達が集まっている。本日も某サークルRの集会に参加し、各々予定を済ませた後で集まってきたのである。来週2月28日をもって卒業して冒険者を退所するものは業務

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1991年1月19日(土)

1991年1月19日(土)

【道:前田 法重・原田 公司・富田 剛・谷口 竜一・大塚 仁・本田 仁】
「うーん、何曜日でもいいんじゃないかな。さしより俺たちはしばらく月曜日を変えるつもりはないな」
 右手にお猪口を持ったまま前田 法重がこう口にする。ここは居酒屋『道』。本日も多くのお客で賑わっている。無事迷宮探索の許可を得た谷口 竜一、大塚 仁、本田 仁の3人は早ければ来週から探索を開始するが、何曜日に潜るのが良いのかを前田

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1990年12月27日(木)

1990年12月27日(木)

【道:前田 法重・原田 公司・富田 剛・谷口 竜一・大塚 仁・本田 仁】
「いやー、何か面倒だったんで、今年はやめました」
 前田 法重の質問に、富田 剛はビールを注いでもらいながら答えた。ここは居酒屋『道』。木曜日ではあるし、年末が近いからか店内には少し厳かな雰囲気が漂っている。前田の質問とは昨年富田の旗振りにより、冒険者のみんなで熊本城カウントダウンを行ったが、今年は何かしないのかという内容で

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1990年12月22日(土)

1990年12月22日(土)

【道:前田 法重・原田 公司・富田 剛・谷口 竜一・大塚 仁・本田 仁】
「俺と志郎は残るけど、大石と菊川は卒業やな」
 お猪口に入った熱燗をグイッと飲み干して前田 法重がこう口にする。ここは居酒屋『道』。土曜日ということで多くの大学生が美味しい料理とお酒を楽しんでいる。最近1期生の間では来年以降の動向についての話題が多く、4回生が来年残るのかどうかで部隊の再編が必要なるので、その辺りも含めてお酒

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1990年11月24日(土)

1990年11月24日(土)

【道:前田 法重・原田 公司・富田 剛・谷口 竜一・大塚 仁・本田 仁】
「順調みたいやな」
「そうっすね。問題なさそうです」
 鍛錬の進捗について確認した原田 公司の言葉に対して、谷口 竜一が返事を返した。ここは居酒屋『道』。本日もたくさんの客が訪れている。3期冒険者である谷口 竜一と大塚、本田 仁は来年1月の探索開始に向けて日々鍛錬を行っている。戦士の谷口は模擬戦を重ねて実力を積み重ね、罠解除

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1990年10月6日(土)

1990年10月6日(土)

【道:前田 法重・原田 公司・富田 剛・谷口 竜一・大塚 仁・本田 仁】
「概ね順調ですね」
「俺たちもっす」
 飲み会開始直後に状況を質問された谷口 竜一が返事を返し、それに大塚 仁も言葉を続けた。ここは居酒屋『道』。本日もたくさんの客で賑わっている。冒険者組織では現在第3期入隊試験が行われており、某サークルRの後輩である谷口、大塚、本田 仁も受験中である。現在2次試験5日目まで終了しているが、

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1990年9月29日(土)

1990年9月29日(土)

【道:前田 法重・原田 公司・富田 剛・谷口 竜一・大塚 仁・本田 仁】
「いよいよ月曜日からやな」
 目の前のビールをグビッと開けて前田 法重がこう口にした。午後8時を過ぎた居酒屋『道』。本日も某サークルRの集会の後、いつものように集まっていつものように飲んでいる面々である。来週の月曜日からいよいよ冒険者3期の2次選抜が始まるので、前田、原田 公司、富田 剛は楽しみにしている。
「まじで頑張って

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