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アサーション事例検討①~職員の見ていないところでの子ども同士のトラブルへの声掛け~

最近、高い声で鳴いて甘えてくる、うちの猫オス10歳
人間にすると男56歳、高い声で甘える・・・

人間にしちゃいかんですね!!


どうもふきたです!
そんなくだらないことで、いつも百面相しています(笑)




さて今回からは、アサーションを実際の事例を使って
見ていければなと考えています

(アサーションとは?「相手も自分も大切にしたコミュニケーションの方法」詳しくはこちら親子で学ぶアサーション①|ふきた ひとみ (note.com))


①事例

ブロックで遊んでいた、男児Aと男児Bがブロックの取り合いで揉め
男児Aが男児Bの頭をつかみ、ブロックの方向に押したことが痛かったと、
男児Bが職員に申し出た
しかし、男児Aの言い分としては
男児Bが先に手を出した(殴った)と述べ
自分は正当防衛をしたまでだと主張した


②先生の現状理解

今回のことは職員が見ていない中で起こったことであり、
両者が本当のことを言っているとは断定できない


③対応案

対応案(1)DESC法より
(DESC法詳細はこちら親子で学ぶアサーション④|ふきた ひとみ (note.com)

「D」
 職員が見ていなかったこと
 話を聞いて理解したことを二人にIメッセージで伝える
(例:先生は見ていなかったんだけど、
    二人とも相手を叩いたり押しのけたりしたんだね)
→A・Bとも手を出したことを認めた想定

「E」
 その上で、職員側の気持ちを二人に伝える
 (例:先生は話を聞いて二人とも良くないことをしたのだと思ったよ)

「S」
 解決策を提案する
 (例:先生は二人ともお互いに謝って終わりにするか
    もう相手を叩いたり押しのけたりしないと約束して
    また楽しく遊ぶといいと思うよ)
「C」
 選択させる
 (例:謝るか、約束するかどっちがいいと思う?)



対応案(2)Iメッセージより

先生は二人が嫌な気持ちになっているところを見て悲しいよ
なんでそうなったのか、話してくれると先生うれしいな
先生はその話を聞いて○○と思たよ
先生は二人に嫌な気持ちのままいてほしくないから
嫌な気持ちがなくなるためにどうすればいいか、3人で考えてみようか!



④ポイント

基本、先生は、ママは、パパは、などのIメッセージで伝える

ここで、
あなたが怪我させようと思ってなくても、とか
あなたが嫌だと思ってても、とか

Youメッセージで伝えても反感買う可能性の方が大きいです

また、相手の気持ちを決めつけて
こう思ってるんだろうけど
(例:イライラして叩いちゃったんだろうけど)
というより
私はこう思ってるよ
(例:私は○○君が嫌な気持ちになってると感じるんだけれど)

の方が、すんなり聞き入れられませんか?

ここ大切です!覚えておいてください




⑤補足


二人とも手を出した場合
どちらか一方が、相手より痛がってるからとか相手より怪我したから
もう一方が更に重く「こっちの方が悪い」ではなく
手を出した時点で
どちらも悪いよということを諭せると良いと思っています

ただ、怪我をさせてしまったら、相手もいる時ではなく
1対1でどうして怪我をさせるまでになったか
振り返る機会は必要だとは思います

どちらか一方を、相手の前で相手より怒る、叱る
自分(注意する大人)との関係も、その相手の子どもとの関係も壊しかねない、危険な行為です

平等にしてくれない大人、贔屓されてる子
そんなの、楽しく接せられる相手じゃなくちゃうからね・・・


また、仲直りの仕方には「謝らせる」以外にもたくさん
その子たちなりのやり方があると思うので
謝らせるに固執することなく
お互いに抱きしめあうとか、笑いあうとか
もうおしまいね!と約束するとか
二人が納得できるところを
先生の力を借りて探していけるといいかと思います


あとね、二人が揉めている場面で引き出すべき考え
「相手に対して悪かったと思う」ことではなく
楽しく遊ぶためには「手を出したり怒ったりということはデメリット」だな、という気付き
楽しく遊びたいな、そのために、どうすればよかったのかな
改善につながる考えだと思っています
これが学べたら、再発防止になっていくことと思います

もちろん、手を出したら相手も痛かったり
イライラしたり嫌な思いをするよ
ということを理解することも大切です


ただそれは、二人が揉めている場面ではなく
その後の落ち着いたときに(なるべくその日のうちにね忘れるから)
声をかけに行くのでも良いと思っています

で、後日似たような例題を出して
アサーショントレーニングをして
それに、しっかりアサーティブに対応できたら
教える側としては、言うことないよね~

ということで


今日はここまでにしたいと思います



①事例 ②先生(ママパパ)たちの現状理解

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