千葉の旬を味わう、大多喜の白タケノコ! 和食処 清恵で「たけのこ御膳」を食べる
今まで食材の旬なんて気にしたこともなかった。ゆっくり暮らすようになって、いろいろなことに意識が向くようになった。
旬の食材は、香りやうま味が増して栄養価も高く、季節に合うように体調を整える作用もあるらしい。
身近な土地の旬の食材に目を向けて、食事に取り入れる習慣を身につけたいものだ。
千葉県には海や山の豊富な食材があって、それぞれに旬がある。
今回は春の味覚タケノコの産地である大多喜へ行って、旬のタケノコ料理を食べてみようと考えた。
大多喜の白たけのこ
大多喜町は房総半島のほぼ中央にあって、私の住む館山から東へ車で1時間半で行ける。
その昔、徳川四天王 本多忠勝が初代城主だった大多喜城や、養老渓谷という紅葉の名所がある。
大多喜で採れるタケノコは白タケノコと呼ばれている。粘土質の土地が白くて良質なタケノコを育てるそうだ。
エグ味や苦味が少なく甘味を感じるほど美味しく生でも食べられるという。
本当なのだろうか???
和食処 清恵で白たけのこを食べてみた
大多喜町と君津市にまたがる養老渓谷温泉街にある「和食処 清恵」で旬の白タケノコを食べてみることにした。
開店の11:00をめがけて10分前に到着。
店の前の駐車場は車でいっぱい。かろうじてあいていたスペースに車を停めた。
入口で名前を記帳、すでに8組み待ちだった。
並ぶことになるとは予想外。油断していた。この時期タケノコ料理は人気があるのだ。
客層は50〜60代の夫婦2人組みが多い。
ん〜、自分もそうだが年齢層は高い!!
開店から30分くらい待って2階のお座敷へ。
窓の外はモミジの若葉が清々しく、遠目には田園風景が見えて桜も咲いている。
注文は「タケノコ御膳」と「山菜御膳」に決めていた。どちらもタケノコづくしのメニュー。
10分くらいで配膳。
うゎ〜、タケノコと山菜がメインで野菜だけだ!山あいの土地柄を感じさせる精進料理のようで体には良さそう。
まずは、タケノコとワラビの味噌汁から。
味噌の風味が自宅のとは全然違う!
中からタケノコがたくさん出てくる。ワラビの味噌汁なんてはじめて食べた。ワラビとタケノコの食感がいい。
次は、この時期に食べたくなるタケノコご飯。
具はシンプルにタケノコだけの炊き込みタイプ。タケノコと出汁、炊きたてのお米の香りが美味。
タケノコのなまり煮は、タケノコと椎茸を甘辛く煮てある。タケノコは柔らかくエグ味や苦味はない。シャキシャキしていた。
ワラビのポン酢漬け、紅白なます、椎茸と生姜煮の小鉢三点盛りと、デザートにワラビ餅がついていた。
一番よかったのは山菜御膳の山菜の天ぷら。
コロモがサックサクで、コゴミや明日葉は少しほろ苦さがあって春の味。
タケノコは、みずみずしくサクサクして食感がいい。タケノコの天ぷらは本当に美味しい。
感想とまとめ
今回はじめて、旬の大多喜の白タケノコを現地のお店で食べた。エグ味やクセは全くなく柔らかいのに食感がいい。とくに天ぷらはみずみずしかった。一年中スーパーで見かけるタケノコの水煮とは食感やうま味が別物だった。
肉や魚ではなく、山で採れたタケノコと山菜がメインの料理は、ここに来なければ食べられない滋味深い味わいだった。
タケノコは、腸内環境を整え、肥満や動脈硬化、高血圧を予防する効果が期待できるようだ。
やはり、春には採れたてのタケノコを食べるべきだと思った。
和食処 清恵では、夏は鮎塩焼き御膳、秋からは自然薯むぎとろ御膳、他にも地元の湯葉をつかった ゆば菜膳などもある。季節感と土地柄をいかしたお店ではないだろうか。
今年、大多喜のタケノコは不作のようだ。
例年だと3月末から5月頭までは楽しめるようだが、今年はそれよりも短いかもしれない。
この時期に自宅でもタケノコご飯をつくって、また旬を味わいたいと思う。
⬇️和食処 清恵や大多喜白たけのこの詳細は
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