【🌈】繰り返しの毎日で無気力な時こそ、思考停止で旅行へ行くべし。一発逆転で心が軽くなるよ✈︎
この土日は岐阜県、飛騨の下呂温泉に行ってきた。
彼氏と♡とか、友達と^ ^とかじゃなく、母親と!笑いい歳して母親と仲良しでございます。
お金も使うし移動も疲れるし、あんまり乗り気じゃなかったのだけど、「どうせヒマでしょ!!」という一撃にやられて行くことにした。
行きは母親の趣味で在来線を乗り継いで行って、帰りは私の希望で特急と新幹線で素早く帰った。
在来線を乗り継いだ行きの旅路はで、座れなかったり、乗り換えで人に揉まれたりしてめんどくさいな〜とは思ったたけれど。
たどり着いた下呂温泉はとても素敵な場所で、悔しいけれどとてもいい旅の思い出になってしまった。
最近は「旅行なんて嫌いかも」とか言って居直っていたけれど、やはり旅はいいもので、人間にとって必要な物だと認めざるを得ない。
「旅なんて金がかかってめんどくさくて疲れるだけ、コスパ悪いです。」という結論が出たらどんなに楽だろう。
どこか旅行へ行くたびに、道中は疲れるし、チェックアウトの瞬間は帰り道の長さに気が遠くなるのに。
家に着くと、色々な新たな気づきや、心に吹き抜けた新鮮な風を実感して、悔しいほどに旅行というものの効果の大きさを感じる。
下呂の温泉街は、ドーンと大きな山が背景にあって、真ん中に川が流れている。
横長でゆったり広々とした印象の街だった。
真ん中に流れる雄大な広い川は、カラッとした風が強く吹き抜ける。
涼しげな清流で鮎釣りをしている人がいたりして。
鮎釣りをする人が点在する雄大な清流に、青々と茂る大きな山、夏の青い空という構図にカラッとした夏の風が吹き抜けて、日本の夏を感じた。
その光景が、とても気に入った。
今回、下呂温泉に来たのは初めてだったのだけど、大阪と違って、湿度がなんだか低いような気がした。
大阪はちょっと歩くだけで時間帯に関係なく汗ダラダラなのに。
1日目の夕方、下呂駅で降りた時は涼しくて驚いたし、二日目も晴れたお昼間に日傘をさして歩いたけれど、案外辛くなかった。
ほんとにびっくりした。
そういうカラッとした気候も気に入って「あーこんなところに住みたい」と単純に思ったりした。
緑の配分が多い場所。
カラッとした風が吹く場所。
そんな場所が日本にあるのに。
コンクリートだらけの街。人で溢れかえる街。湿度の高い空気が流れる街。
そんな街に私は住んでいる。
田舎生まれの私には、人で溢れかえるこの賑やかな街とまだうまく馴染めていない。
ひどく孤独なのに、街や電車の中では知らない他人との距離が嫌に近い。
そういうのに何年経っても慣れない。
私は緑あふれる場所で心が休まるらしい。
大阪の電車でどこへでもすぐにアクセスできる便利さだっていいんだけど、
たまにああいう自然がたくさんある場所に身を置くと、大阪で過ごす自分が必要と感じていたことが、本当に必要なのか、よくわからなくなってくるから面白い。
着飾って気取ることに躍起になって。
おしゃれなサンダル、10万する財布、新しいiPhone
ネイル、まつげぱパーマ
心斎橋に近い家、医療脱毛を施された肌。
その他もろもろ。
それを実際に買おうとしている私が確実にそこにいた。
この湿度の低い心地いい空気、山の見えるゆったりとした景色の前では、それらは全て取るに足らないものな気がして。
私は大阪で不足感を突きつけられて生きているのかもしれない。
綺麗な顔面、人形のような肌、おしゃれな装い。
「あんたにはそういうものが全部、何一つ足りていない」と。
突きつけられて、それを得るべく躍起になって。
得たと思ったらまた不足を突きつけられて。
心がコンクリートに侵食されているから満たされなくて。
いつまでも買って買って。
コンクリートに水をかけても乾いて染み込まないように。
コンクリートでできた心を一回砕いて、山の土のような素材で作り直したい。
水がたっぷり染み込んで、芽吹いて、飛騨の山のように青々と茂るような心がいい。
毎日同じ環境で、同じリズムで生きていたら、そりゃ必要と思うものも決まってくる。
でもそれって一歩引いてみたらとても偏っていておかしいかもしれない。
いろんな角度で自分のことを見るためにも、たまには自分が住んでるところから遠く離れないといけないみたい。
いつもの自分と違う場所まで行って、食事して眠って、目覚めて、散策したら、自分の過ごしていた毎日をどう思うか?
自分の持っている毎日の良いところ、悪いところ、無意味かもしれないところ、色々見えてきていいと思う。
旅行は例に漏れずやっぱり疲れる。
いろんな人とすれ違って、隣り合って。
その度に細かい兼ね合いが絶えずあるし、列には並ぶし。
HSPだからそういうのをちょっとでも避けようとするとお金も結構かかるし。
でもそれでもやっぱり必要だという結論が出てしまった。
仕方ないことだ。うん。
旅行なんて疲れる。それは事実だけれど、澱んだ生活を底からかき混ぜて入れ替えるのにはこれ以上になく有効な手段。
どこにも行きたくないです。疲れたくないので。
そう腐ったように思っている時こそ、思考停止でどこか旅に出るべきだと反省した。