マガジンのカバー画像

エッセイ

218
主に昔語りと創作。 つまらなそうだ? そうでもないぜ。
運営しているクリエイター

2025年2月の記事一覧

叱ってくれ

叱ってくれ

今日は仕事で大失敗しそうなところ、ギリギリで気がついてなんとかリカバリーに成功した。(情けない話なので詳細は書かない)

調子良く仕事をしていたところに、不意に訪問者があったことで作業を中止、そのおかげで忘れていた重大事を思い出すきっかけになったのだけれど、あのまま続けていたら取り返しのつかないところだった。

訪問した方は別に何の意図もなかったのだが、たまたま彼の発した一言が私の脳内の何かに作用

もっとみる
もう神頼み

もう神頼み

あまり肩が痛いので、MRIを撮ったのだが、今日はそのデータを持って整形外科に。

なんでも腱板の部分断裂もあるらしいが、それは主因ではなくて、とにかくあっちにもこっちにも炎症があったり、水が溜まったりしている状態で、肩関節周囲炎(五十肩)の炎症期のひどい状態だという。
担当医曰く、いかにも痛そうな画像らしい。

確かに、パソコンの画面を見ながら説明を受けたのだが、この部分は問題ないと言われたのが僅

もっとみる
スタミナ

スタミナ

隠すことでもないから書くのだけれど、私は埼玉の浦和というところに住んでいる。

正確にはさいたま市なのだが、テレビでよくやっている「浦和と大宮の仲悪い問題」はわりとガチで、私のような末端市民でも、浦和側の人間として譲れない矜持を持っている。
それは大宮側も同様で、合併して随分とたつが、いまだにお互い「さいたま市民」と名乗ることには抵抗があったりするのである。

なので、私が住んでいるのは、「さいた

もっとみる
町内会スタイル

町内会スタイル

町内会の総会というのがあって、めでたく本日から一年間、この辺りの10世帯の回覧板を司る班長ということになった。
この仕事は、10世帯だから10年に一度回ってくるのだが、うちはなんちゃって2世帯住宅だったので、ずっと親にやってもらっていたのである。
このたび代替わりして、わたくし齢 62にして初の町内会仕事と相成なったわけなのだ。

で、どれだけ面倒な仕事なのかと思ったら、これが、やる気になればどこ

もっとみる
入試異聞(受け入れ編2)

入試異聞(受け入れ編2)

昨日に引き続き入試のお話

高校入試には、学科試験とは別に面接というものがあったりする。

うちの県の場合は、元々なかったものをある時期「選考は学力だけではだめだろう」みたいな世間の圧に配慮して(か、どうか本当のところは知らないが)突然導入された。
その後公立でも推薦入試が導入されると、今度は一般入試の方では面接が廃止になったりといろいろあった。
結局いまどうなっているかはよく知らない。

さて、

もっとみる
入試異聞(受け入れ編)

入試異聞(受け入れ編)

受験のシーズンである。
大学を出てから15年間は高校の教員だったので、入試にはいろいろな思い出がある。

あれは受ける方が大変なのはもちろんだが、受けさせる方もいろいろと気疲れするものなのである。

最初に勤めたのは、元々は別の学校があった場所に新たに開校した、新設10年目の学校であった。
元々の学校というのは、昔は地域の唯一の高校で、そのあたりで高校に通おうという生徒は、選択肢なく皆そこに入学し

もっとみる
べらぼうにおむすび

べらぼうにおむすび

大河ドラマ、回を重ねるにつれてだいぶ面白くなっている。
初回の、狐の精がスマホを出して説明するみたいな描写や、主人公が大した苦労もしないで田沼意次に会えてしまう、などといった展開に、「そっちの路線ならもっと吹っ切れてよ」と思ったのだが、どうやらそうではないらしい。
骨太とまでは言わないが、よく練られたストーリーが展開していて、飽きさせないのは、かつて「JIN-仁-」を書いた脚本家なのだと知って、

もっとみる
ほぼ皆さんにはどうでもいい話(2)

ほぼ皆さんにはどうでもいい話(2)

去年の夏にこんな記事を上げた。

<ここまでのあらすじ>
40代後半、ちらほら白髪が目立ち出しはじめ、自分で髪染めを始めた。

50代、だんだん髪染めの頻度が増し、最終的に2週に一度がっつり染髪、技術的にもそれなりのレベルに達する。

60代、いつまでも黒々とした髪をしているのも不自然だと思い、年なりの髪色に回帰することを決意する。

昨年春、染めるのをやめてみたが、新たに生えてくる部分のあまりの

もっとみる