XTalentで1年仕事して感じたこと【今さら入社エントリー】
XTalent株式会社のwithwork事業部でコンサルタントをしている吉田悠平( @yoshida_penguin )です。
XTalentはDEI推進カンパニーとして、DEIコンサルティング事業、共働き3.0世代のための転職支援サービスwithwork事業を行っています。
キャリアも家庭も諦めたくない持続可能な働き方を求める皆様の転職支援、多様な人材を採用したい企業様の採用支援を人材紹介というカタチでサービス展開しています。
そんなXTalentに、僕は2022年12月から参画しています。
「いつか入社エントリーを書こう」と思いつつもう一年…早すぎる時の流れに驚愕を隠せないですが、一年過ごして見えてきた組織の面白さや大変さがあり「これを書くために一年貯めていたのだ」と自己解決し、筆を取っております。
こういった記事には「あるある」な採用募集の告知も例に漏れず記していますので、最後までご覧いただければ嬉しいです。
この記事を読んでほしい方は以下のような方です。
・XTalentの中の雰囲気を知りたい方
・XTalentの求人へ応募を検討いただいている方
・スタートアップ企業の魅力と大変さを垣間見たい方
・人材紹介の仕事をしていて、今後のキャリアに迷っている方
※この記事の記載はすべて2023年12月時点での情報になります。
自分のキャリアについて
新卒で入社したのは、クリエイターを支えるエージェンシーでした。
人材やキャリア支援に関わりたいと思っていなかったのですが、映画やゲームなどコンテンツが好きだった僕は「クリエイターがその才能を存分に発揮できる環境に転職することで世の中により良いコンテンツが生まれ、自分もそのコンテンツを楽しめる」という循環があると気づき、仕事の意義を見出していました。
その後、転職をして教育系NPO法人で働いたりしましたが、1社目での気づきがとても腑に落ち、今日に至るまで「人のキャリア支援をする」ことができるHR領域に関わっている人間です。
こちらのnoteとPodcastでも自己紹介を話しています。お時間がある方はご覧になってみてください。
採用人事の楽しさとモヤモヤ、転職エージェントの面白さに改めて気づく
XTalentに入る前の話をします。
XTalentに入る前年の2022年に、スタートアップ企業に採用人事として転職しました。人材紹介から「事業会社の採用人事」へのキャリア移行です。
入社した企業では、エンジニアを中心としたIT人材の中途採用と、マネジメント経験を活かしながらチームビルディングを行っていました。
採用活動は母集団形成から選考フローの構築、面接対応、クロージング施策等、幅広く取り組んでいました。
自分の仕事で採用した方が参画し、その方の社内での活躍が事業拡大にダイレクトに影響する、というのは採用担当として醍醐味であり面白さでした。
一方で、採用決定した1名の背後には、それ以上に多くの「お見送りになった候補者様」がいます。
担当者としては自社の要件に合う人と深くコミュニケーションをとることが仕事の正解であり、応募していただいた大多数の方とは、書類選考あるいは何度かの会話だけで関係が終わります。
エージェントは、求職者のネクストキャリアの道を出来得る限り模索し続ける仕事です。
どんな人にもこの世にフィットする仕事が存在するはずであり、そんな人と世の中の仕事を繋ぐエージェントという職業は「無限大の可能性があっておもしろいよな」と、採用人事を経験してから改めて思うようになっていました。
時を同じくして、参画していたスタートアップ企業の採用計画が大幅に見直され、採用の仕事がペンディングになってしまったことも相まって「もう一度エージェントをやってみようかな」と思ったのです。
そんな中、出会ったのがXTalentでした。
入社前のXTalentのイメージ
「次働くなら、小規模でチームづくりから出来るところが良いな」
それぐらいの解像度でゆるっと転職活動を始めたころ、カジュアル面談サービスでXTalent代表の上原さんを見つけたのが、最初の出会いです。
当時は「ワーキングペアレンツの転職支援をしているベンチャー」くらいの理解度でした(めっちゃ浅い…)。
上原さんとのカジュアル面談では、事業ビジョンはもちろん、ワーキングペアレンツにとって家庭と仕事の両立がどれだけ困難か、そういった方がキャリアとライフをトレードオフせずに働けるようになるには企業の受け入れ態勢から変えていかなければならない、というようなことを上原さんはたくさん話してくれたのです。
この面談のあとで、ふと頭に浮かんだことがありました。
僕も数年前に第一子を授かったタイミングで、当時の在籍企業で育児休暇を取得しようとしたところ、あまり良い反応をされなかったことです。
「XTalentがやろうとしていることは、自分と同じような思いをする人をなくしていくことなのかな」と、なにか点と点が繋がった感覚がありました。
「当事者意識を持って取り組めるかも」という思いと「これまでの人材紹介の経験を活かせるかも」という思いの掛け合わせを感じ、選考に進みました。
選考では、メンバーの皆さんとのオンライン面接が何度かありました。どのフェーズの面接でも「みんな人が良さそうだな〜」と思いました。自然体で会話ができましたし、自分が話したことについて共感してくれるので、自己肯定感が勝手に上がっていき、「この組織でなら心理的安全性を保って働けるな」とかなり早い段階で確信したのを覚えています。
選考途中には八重洲にあるXTechグループのオフィス(XTalentはXTechグループなのです)で、上原さんと対面で会話もしました。当時の財務状況や組織の課題感も、ざっくばらんに話をしてくれ、「自己開示激しくしてくるな〜」って良い意味で思っていました。
ありのままを話してくれている感覚だったので、こちらも斜に構えることなく、自然体で臨めた選考体験でした。
内定をいただいた後には、NDAを締結した上で社内会議にもオンラインで参加させてもらい、普段の仕事の様子を見られたことで「フィットできるかな」という懸念も薄まっていきました。
入社後のギャップ
そんなこんなで無事に内定をいただき、2022年12月から参画しました。
前述の通り、選考段階でかなり自己開示してくれていたので大きなマイナスギャップはありませんでした。もちろん、ベンチャー組織なのでいろいろと整っていないところがありましたが、「設立4年目だったらこんな感じよね」という、良くも悪くも想定通りな毎日でした。
良いギャップで言えば、
入社初日のウエルカム感がすごい(詳しく言いたいですがこれから仲間になる皆さんのために秘密にしておきます!)
貸与PCの事前セッティングが過去イチすごかった(入社初日ってPCセッティングだけで業務終了することもあるかと思いますが、初日から業務に向き合えるレベル)
基本的に自己開示してくれるメンバーばかりで絶大な安心感
入社初日から有給休暇付与(子育て中には嬉しい)
などなど。基本的には「参画できて良かった」と思うことばかりでした。
組織の良いところ(カルチャー面)
ほぼフルリモートだけどコミュニケーションが活発
XTalentはフルリモートワークに近い形の就業環境です。全国各地にメンバーがいます。
オンライン主体だとコミュニケーションに課題がある組織も多いと思いますが、Xtalentは以下のような取り組みを行っていて、交流活性を図っています。
バーチャルオフィス導入
毎日10時から全メンバーで朝会。グループ分けして雑談(水曜日は集中タイムで実施なし)
withworkチームは月に一度オフサイトで交流する
Slackにメンバーのマイチャンネル常設(なにを発信しても良い。自分は低気圧頭痛やばいとか、麻婆豆腐うまく作れたとか、是枝監督の映画超良かったとか、業務に関係ないつぶやきもたくさんしていてSNSみたいな使い方してます)
その他にも、メンバーのいい仕事を投稿するSlackチャンネルがあったり定期的に相互フィードバックするMTGがあったり、半期に一度ペースで全社オフサイトをしたりしています。休みの日に家族同士で交流、みたいなことをしているメンバーもいます。
20名弱の小さな組織とはいえ、既婚者も独身もワーキングペアレンツもペット家族もいて、メンバーのプライベートは様々です。メンバーのキャリアもいろんなバックグラウンドですが、みんなありのままを受け入れてくれる、心理的安全性は割と高い組織なのではないかな、と僕は感じています。
勤務時間はスーパーフレックス
働く時間帯もスーパーフレックスなので自由です。
例えば保育園の送迎での中抜けや病院通いはもちろんのこと、私用で日中中抜けをしても誰も文句を言いません。ジムに行ってリフレッシュしてから仕事再開したり、土日は子どもがいるので行けないから平日に美容院に行く、ということもOKです。
もちろん、月に決まった労働時間を満たしていないと控除になるので稼働時間合計には気をつける必要がありますが、時間の使い方は本人に委ねられています。
家庭をもつメンバーが多いので、飲み会等も強制参加という雰囲気はまったくないですし、withworkチームの月1オフサイトの日は、仕事を16時くらいに切り上げてご飯会、18時台には解散(行きたい人は2軒めご自由にどうぞ!)というスケジュールです。どんな状況の人にとっても働きやすい場なのではないかな、と思っています。
組織の良いところ(事業面)
「人材紹介」としての事業優位性を挙げるとしたら、以下がXTalent(withwork)の特徴だと思います。
スカウト活動を一切していない
withworkは求職者のスカウト媒体を一切使っていません。
ユーザー様の口コミやリファラル、メディア露出などのオーガニック経由とSNS広告経由のご登録、がすべてです。
有り難いことに毎日多くの方からご登録をいただいており、少人数組織ゆえにご期待にお応えしきれていない状況です。これは同業者の方からは驚かれることが多く、withworkの強みかなと思います。
人材紹介は手段であり、あくまでDEI推進カンパニー
現時点でのコア事業は人材紹介であり、重要な売上ポイントであるのは事実ですが、XTalentが目指しているのはトレードオフのないフェアな労働市場をつくること。
育児に限らず、介護や不妊治療、転勤帯同、LGBTQ+への偏見などなど、まだ社会にはたくさんのトレードオフが溢れています。
キャリアを諦める人を一人でも減らすためのミクロな視点での取り組みがwithworkであり、そのご支援の積み上げがじわじわと労働市場を変えていくと信じています。
一方で、DEIコンサル事業として企業の経営層から入り込み、企業トップからDEIの理解を深めたりアンコンシャス・バイアス(無意識な偏見)をなくす上流からのアプローチも継続して行っています。
この両輪をうまく回していくことで社会構造を少しずつでも変えていき、個と組織が活性化する社会を目指したい、そんな思いで取り組んでいます。
なので、人材紹介はその社会実現のための手段であり、目的ではないという考えのもと運営していて、僕も共感しています。
DEI推進カンパニーとしての考えは上原さん( @tatsuya39 )がnoteを公開しています。こちらもぜひご覧ください。
組織の大変なところ
良いことばかり書いてきましたが、大変なところや課題も、もちろんあります。1年間、働いてみて、大変なところも考えてみました。
ロマンとそろばんのバランス
人材紹介はベース収入モデルではなく「ゼロイチ」ですので、下手をすると月次の売上がゼロにもなりかねないビジネスです。DEIコンサル事業の方もまだ目先の収益を注視しながら事業を拡大させていくフェーズですので、決して安定しているわけではありません。
XTalentのビジョンやミッションに共感していただいて応募いただける方はとても多いですが、時にはハードな状況下で仕事に取り組む必要も出てくるかもしれません。そのリスクは他のスタートアップ同様にあり得ます。
また、弊社が掲げているDEI推進は、今後間違いなく広がっていくものなのですが、日本においてはまだまだ浸透していない状況であり、事業として軌道に乗るにはもう少し時間がかかるかもしれません。
事業自体がスタートアップフェーズにあるということを、自分も意識して、業務に取り組んでいます。
トライアンドエラーの繰り返し
withworkにおいても組織全体においても、成功パターンや成功体験は積み上げ中です。たくさんの失敗を繰り返しながら、我々らしい事業拡大や日々の取り組みをアップデートさせています。
決まりきった仕事をし続けるということはほぼなく「先週決めたルールが今週はこう変わった」みたいなことはたくさん出てきます。
そういった目まぐるしい変化に耐性があったり、楽しんじゃうようなタイプの方は充実して仕事に取り組めるかもしれません。
withworkの今の課題
僕が所属しているwithworkチームの今の課題をあげてみました。裏を返せば、「この課題を解決したい!」と思える方に仲間になっていただきたいなと思っています!
企業や求人の新規開拓が必要
日々ご登録いただくユーザー様の期待に応えるため、企業や求人のバリエーションを増やしていかねばなりません。すでに取り組みが始まっていますが、RA*経験が豊富な方に参画していただけると心強いです。
*リクルーティングアドバイザー、人材紹介会社の法人営業担当のこと
安定的なご成約数の維持
メンバーの人材紹介経験年数はさまざまです。なるべく属人的にならないよう、仕組み化や技術の力を借りた運用ルールを構築しているところです。そういった仕組み化が得意な方にご活躍いただけると思います。
チームを増やしたい
おかげさまでメンバーも増え、コンサルタント10名(代表や兼務メンバーも含む)、アシスタント2名の規模感(2023年12月時点)で運営しています。
現在ワンチームですが、そろそろマネジメント的にもチームを分けたほうが成果に繋がるのではないか、と思っており、チームリーダーやマネジメントが得意な方も必要です。
どんな人に仲間になってほしいか
ご経験の観点では上記の通りなのですが、人物像として他に挙げるとすれば、以下のような方が合うのではないかなと思っています。
マルチタスクをこなせる
人材紹介の仕事は企業と求職者双方にしっかりと向き合い、かつ選考フェーズや求職者の転職活動状況によって対応が常に変化します。
加えて複数の求職者、複数の企業に同時に向き合って進行していきますので、マルチタスク処理力は非常に大事な要素です。
さらにXTalentはリモートワーク主体なため、メール、LINE、Slackなどのテキストツールがとても多いです。「この返答なら1分で返せるから今やっちゃおう」みたいな瞬発力もけっこう大事な要素かなと思っています。
チームメンバーへのリスペクト
「自分の目標だけが達成できていれば良いや」というのではなく、チームひいては組織で大きな目標を達成していきたいと思っています。
人材紹介は人が相手のビジネスです。自身の実力だけではどうにもならないこともありますし、成果の波は経験豊富か否かに関わらず誰にでも起こりうることだと思っています。
そんな時に(自分に余裕があれば)一緒に働く仲間を助けたり支えられる。そういった考えを持っている人がXTalentには合っているのかなと思います。
自分の弱いところや苦手なこともさらけ出して、仲間にヘルプを出せる人、そして困っている仲間に手を差し伸べられる人はきっとご活躍いただけると思っています。
おまけ
withworkコンサルタントには僕以外にもう1人「吉田」がいて、社内ではそれぞれ下の名前で呼ばれています。
よく「ご夫婦ですか?」と言われるのですが、違います。…というくだりを毎回面談でお話しするのがお決まりです。
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