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『あの日、選ばれなかった君へ』で自分を振り返る-就活編-

部活、受験、就活など……人生には「選ばれる人」と「選ばれない人」が生まれるイベントがいくつもあって。

コピーライター&作詞家の阿部広太郎さんが、ご自身の「選ばれなかった」エピソードをもとに、その気持ちとどう向き合い一歩踏み出したか?を綴ったこちら。

読んでるうちに、忘れたフリをした自分の過去がどんどん蘇ってきて……なんとか向き合って、言葉にしてみたいと思いました。

そこで始めたのが、本の目次に沿って自分の過去を振り返るワーク。

1回目の学生編はこちら。

2回目の受験編はこちら。

3回目の部活編はこちら。

そして4回目の今回は就活編をお届けします!


「就活」で悩んだ時に
-「自己肯定感」より「自己選択感」-

公認会計士の専門学校に通い挫折した苦い思い出もよぎりつつ、「自己分析」がなんなのかわからなくなりつつ……

たくさん悩んだ末に、広告業界を自ら選択した阿部さん。

自分の就活時代を思い返すと、もう二度と経験したくない!と思うほど、選ばれないことの連続でした。

私はずっと昔から出版・広告業界に憧れていました。特に出版社で雑誌の編集者になるのが1番の夢で、大学の他にマスコミ塾にも通ったりして。

ファミレスで毎週のように仲間と面接の練習をしたり、雑誌研究をしたり。当時できることは全てやったつもりでしたが、結局出版社には行けませんでした。もちろん、広告関連の会社も。

持ち駒を全て失い、絶望した私はどこでもなんでもいいからどこか拾って!という気持ちで、飲食系やホテルなど、闇雲にいろんな企業を受けました。

でもそんな中途半端な気持ちで受かるはずもなく、自分自身も納得いかないままで。すっかり負のループから抜け出せない事態に……

そんな中、たまたま就活サイトで「広告関連」と検索して引っかかったのが、とある印刷会社のグループ会社。そこではパンフレットやカタログなど、商品やサービスの販促物を多く作っていました。

「商品やサービスの良さを伝える」という点では雑誌も販促物も、共通してるかも?

私は導かれるようにして書類選考を受け、グループワークを受け、面接を受け……最終的に入社できることに。

今思えば夏に二次募集をしていた事も、たった1人の内定者になれたこともありがたすぎる話で。

「ご縁があった」としか言えないグループ会社への入社後、しばらくしてから本社に転籍する機会をいただき……企画職を経て、この春からは希望していたコーポレートコミュニケーションに携われることになりました。

今になってグループ会社時代の先輩・後輩のみなさんと再会したり、ずっと憧れていた広告の仕事に携わったり。

入社から13年目に入って、少しずつ過去の伏線を回収できている気がします。

遠回りしたけれど、あの時選ばれなかった自分がいたからこそ、今になってやっと選ばれてるし、自分が向かいたい方向を選べるようになったのかな……と。

「自己選択感」をようやく少しずつ、感じられるようになった今日この頃です。


過去の選択を認めてあげよう。
一つひとつの選択は未来への伏線になる。
そして自分の正解にしていこう。
あの日、選ばれなかった君へ


次回は「仕事編」をお届け予定です!

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