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支援バカのつぶやき

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いち支援者としての気づきや考えを2021年から書き綴っています。まぁ、日記みたいなもんです。
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#生きづらさ

生きづらさを抱えてるのは本人だけじゃない

生きづらさを抱えてるのは本人だけじゃない

6月から生活訓練の事業を始めています。
HOMEという名を名乗っていて、実際に家を使って行っています。
 
 
ここには、自立を目指してバリバリ訓練するぞー!な方だけじゃなくて、今まで支援の手がなかなか届かず、一歩前に進むきっかけが得られてない方にとって、きっかけや入り口になるような場所でもありたいと思っていて、少し家にこもりがちになっている方などにも出てこれる場所を作っていこうと思っています。

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向き合う事と付き合うことは、違う

向き合う事と付き合うことは、違う

支援、という観点から見るとあまり褒められたもんじゃないのかもしれないですが、就労移行支援って、当事者の方が就労を通して「社会の中で生きていく」ことに向かうための場所だなぁ、と思っています。
ある程度自分の裁量で判断しながらいろんな物事と向き合わざるを得なくなるのが実際だろうな、と思うんです。
 
 
それを踏まえて、僕は利用者さんとの話の中で「向き合う」という言葉をよく用います。
もしかしたら厳し

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まずは「生きやすく」生きたらいい

まずは「生きやすく」生きたらいい

今日から新しい事業が開始しました。
生活訓練という事業です。
読んで字のごとく生活能力の訓練を行う事業なんですが、趣意として
 
「暮らす、は生きる」
 
を掲げています。
広めの民家をお借りして、少し「居場所」みたいなものに本格的に踏み込んでいくことを見越した設計をしています。
 
 
まぁ、その話に直結するかどうかは分かりませんが、僕らは仕事柄「生きづらさ」というものに向き合っています。
分野

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人が生む障がい、社会が生む障がい、関係から生まれる障がい

人が生む障がい、社会が生む障がい、関係から生まれる障がい

昨日地元で行われた「障がい児保護者支援啓発フォーラム」に参加してきました。

登壇させてもらい、保護者の方の質問にお答えもさせていただきました。
僕は成人期の支援者なので、タイムリーなお悩みへの返答にはなっていないかも知れませんし、えらくのんきな回答だったかも知れないんですが、できるだけ成人期に向けて不安を抱いてほしくないし、成人期を知っているから感じる、子育てこそどれだけ普遍的な事が大事なのか、

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「生きづらさ」のアセスメント

「生きづらさ」のアセスメント

ー「生きづらさ」といわゆる「障がい」は必ずしもイコールではないー
 
 
と思っています。
 
 
もう少し解像度を上げて言うと、障がいが生きづらさに繋がっている時もあればそうじゃない時もある。
逆に、生きづらさが高じて障がいになってしまう場合もあったり、障がいとは全く別のところに生きづらさがあったりする場合もあります。
 
 
乱暴な言い方かもしれませんが、たとえ障がいがあったとしても、そこに本

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そういえば「生きづらさ」にもいろいろあるしある意味「支援」にもいろいろあるんだな

そういえば「生きづらさ」にもいろいろあるしある意味「支援」にもいろいろあるんだな

昨日は、僕の地域ではまだあまり行われていない「障がい者の婚活支援」のインフラを作るべく、夜な夜なオンラインコミュニティのメンバーと地域の支援者との打ち合わせでした。
 
 
現状では、支援者側での検討事項と、実際にプログラムを組んでくれる友人の結婚相談所の方との検討事項とをごちゃまぜにするとややこしくなるので僕が中継してそれぞれとミーティングをしている、という状況なんですが。

あ、どうでもいい話

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