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#創作大賞2024

日常と平和

日常と平和

お気に入りのマンガ
やっと 読み終わる
季節は
五つか 六つくらい
すぎたかな

依然として
魔法つかいには なれず
いつの間にか
わたしは
会社をやめている

ねこは
となりで
寝ている

そばにいてくれるのが
ねこでよかった
そう思ったこと
いままで 何度もあった

大きな変化
お好み焼きを
ソースではなく
しょう油とマヨネーズで
食べるようになった

初めて しょう油とマヨネーズで
食べてみ

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きっと泣いてしまうんだろう

きっと泣いてしまうんだろう

一年後 自分がどうしているのか
まったく 想像ができない

一年後 自分が生きているのか
まったく 自信が持てない

あと何回 朝日に
ため息をつけばいいの?

あと何回 暗闇に
不安を覚えればいいの?

あと何回 おいしくもないごはん
ひとりで食べないといけないの?

ふと 自分の最期を 想像する
きっと 死にたくない と言って
泣いてしまうんだろう

お父さんと弟のことは
思い出さなくて
お母

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色イロを愉しむ日常

色イロを愉しむ日常

路傍にひなげしの朱色が目に鮮やかな時季。

キッチンの窓からも見える隣人の敷地に無造作だけれど点々とまとまって咲く姿は、モネの絵を思わせる。
その背後にはレモンの生る木。

それに対して、手入れされているだろうマゼンタのツツジは小ぶりだが、遠目にも春らしい華やぎを感じさせ、またその季節が戻ってきた喜びと同義。

この春は、いまだに青空と灰色空が行ったり来たり。
空が薄暗い雲に覆われている日は、海だ

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