「集中力」の危うさ。
無意識のうちに身体の活動をコントロールする「自律神経」。
活動型の“交感神経”と休息型の“副交感神経”のバランスが大事なのは言うまでもない。
呼吸、心拍、血圧、体温、それに消化吸収やエネルギー代謝等、
身体の機能を整えてくれる「自律神経」。
この「自律神経」にとって、集中力というワードはネガティブに見えるらしい。
集中力を高めている間、心身を活動モードにする交感神経が刺激され続けて、
心拍や血圧を高め続けている。
この状況は自律神経の疲弊を招くことにつながる。
だから、「飽きた」という感情が生まれるのは、ごく自然のこと。
身体を休めよう!
身体を守ろう!というサインでもある。
だから、注意散漫になって「飽きた」と感じたら、無理をしないこと。
集中力を高めずに、ブレイクした方がいい。
立ち上がって、ゆっくり呼吸するのも良いし、
ちょっと近くを歩き回ったり、
身体を動かして、リラックスしてもいい。
他に作業に取り組んで気分転換するのもいい。
とにかく、交感神経を鎮めることが大事。
「自律神経」のことを考えるなら……
無理に長い集中時間を続けるより、短時間の集中を断続的にくる返した方がいいと思う。
「自律神経」は、集中力という時間帯がどうも苦手らしいから。