子どもたちの未来と睡眠。
日本人の睡眠時間は世界で最も短いと言われている。
OECD 諸国で比較しても、男性、女性、子ども全てで世界最低水準。
特に気になるのが、子供たち。
最近、理化学研究所と東京大学が発表した研究途中のレポートでも
中高生どころか、小学生、低学年まで睡眠不足が広がっている。
調査でわかった平均睡眠時間は:
小学6年生が7・90時間
中学3年が7・09時間
高校3年が6・45時間
いずれも、国が2月に改定した「健康づくりのための睡眠ガイド」による
「推奨睡眠時間の下限」に達しなかった。
高校生では6時間未満が約3割に上った。
子供の睡眠には大人以上に細心の注意が必要。
まずは「学習・記憶効果」。
睡眠時には学んだり、経験したことを記憶することが必要。
また、あまりにも多くの情報を吸収するので、不要な事柄は排除も必要。
つまり、記憶の整理と定着。
睡眠におけるこの機能を欠かすことはできない。
「適切なホルモン分泌」も欠かせない。
この時期、脳も身体も成長し続けている。
それには成長ホルモンが必須。
入眠時の最初の深い睡眠が、その成長ホルモンを多く分泌することがわかっている。
それと「疲労の回復」。
運動して、勉強して、遊んで…..当然、疲労は子供でも溜まっていく。
その疲労を放置し続けていくと、さまざまな疾患リスクが生じる。
だから、睡眠をよくとって、疲労回復させていかなければならない。
確かに、最近の子どもたちの生活リズムの乱れは顕著。
学習塾、スマホ、ゲーム…ゆっくりする暇もない。
だけど、これは子どもたちだけの問題ではないと思う。
いっしょにいる大人たちの生活習慣、リズムの影響も大きい。
子供だけ先に寝させて、大人たちは遅くまで……😅
これでは話にならない。
オーバーかもしれないけど、まずは身近な大人たち…..
そして社会全体が、しっかり眠れる社会づくりが必要であることは明らか。
便利な社会や手軽な生活を手放すことは難しいとは思うけど、
大人も子どもも、みんな元気で、エネルギーに満ちた社会の方が大切だと思う👍
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