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【入社エントリ】Twitter経由で入社し、社員1人目として社長と2人で働いてる話
赤ちゃんを連れてくるのは、コウノトリ。平和を象徴するのは、白い鳩。醜い子どもが美しくなるのは、アヒル、ではなく、白鳥。
たくさんの情報が流れ、最近はマスクによって世間を騒がせているが、日本の月間アクティブユーザーが4,500万人もいる青い鳥は、
そう、
Twitterです。
ある日、Twitterでひとつのツイートを見つけました。
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投稿されたのは2022年の6月24日、金曜日。もう半年も前のことらしいです。
私が見かけたのは次の日、25日の土曜日で、迷った挙句、連絡したのは26日の日曜日でした。
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この連絡がきっかけとなり、9月末から飯室佐世子さんが代表取締役社長を務める株式会社声音(こわね)に入社しました!
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入社祝いとして、超高層階のすごいレストランへ連れて行っていただいたときの写真、周りは全面ガラス張りだった
飯室佐世子さん、改め、さよさん(普段から「社長!」という仰々しい感じではなく、このように呼ばせてもらっています)は、2021年12月に株式会社声音を設立。
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つまり、
設立して1年弱の会社に、社員1人目として入社しました!
今はさよさん(社長)と2人で働いています。
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情報が多いと思いますが、正直、私が1番びっくりしてます。
えっ……会社が1年目? 社長と2人? 社員1人目? それが、
私??(戸惑い)
その事実に今でも、何度でもびっくりしています。
ですが、その中に飛び込んで行ったのは間違いなく私の決断で、英断でした。
さよさんに連絡した私に、ご縁に、何よりTwitterに、拍手喝采です。ありがとうございます!
はい、以上でしたかった話はすべて終わりました。タイトルも回収しきりました。
みなさま、お読みいただきありがとうございます。
……とはいえ、気になることがいっぱいあるはず、ですよね?
なんで転職したの?
Twitter経由で入社したってどういうこと?
お給料もらえてるの?
そもそもさよさんとの繋がりは?
社員一人目って、どんな仕事をしているの?
気になりますよね。わかります。
なのでここから、「転職を考える~ツイートを発見する~入社する~今」の、この「~」の部分を解き明かしていきたいと思います。
2023年が明けたので、今年の期待も込めて「入社エントリ」を書きたいと思います。
転職する前の私は、編集プロダクションで編集者をしていました。
WEB、アプリの他、雑誌や書籍など、紙も含めたコンテンツ制作をしている会社で、ジャンルはアパレルやライフスタイル、グルメ、ローカル他。
コンテンツ制作の他にECショップの開設なんかもして、忙しいながらも「編集者」の肩書で仕事をできていることが嬉しかったです。
向こう3年は、ここでバリバリ働こうとも思っていました。
「じゃあ、なんで転職?」と言われると正直「タイミングが合っていた」が一番しっくりくる回答です。
タイトルに「転職活動」と書いている手前申し訳ないですが、「会社を辞めたい」「今すぐ転職したい!」と思っていたわけじゃありません。
ほんとうにタイミングと運、だったんです。
ここで一旦、私の夢の話をさせてください。
私は「いつかライターになりたい」という夢を社会人になってから持ちました。夢、というか理想の働き方のほうが合っているかもしれないな。
書くことを自分の仕事にしたい。書くことで得たお金でご飯を食べて生きていきたい。人に話を聞いて書きたい。自分から生まれる気持ちで書きたい。
書く仕事がしたい。
いつか、そんな夢を、働き方を、叶えたいと思っていました。
とはいえ、ライター職は求人数が少ないのが現状。
編集プロダクションに入社する前の転職活動中に何度もライター職を探しました。けれど未経験からの応募はなかなか見つからず。
かろうじて見つけた求人に応募するも、面接で「実績あります?」と質問されて、「…………ありません」と答えた私は結局「お祈り申し上げます」メールをいただきました。
ライターは「未経験歓迎」だとしても、書けることを証明しなければならないのかあ、と嘆いたことを覚えています。
すでにライターをしている方に相談したり、セミナーを受けたりもして、その中では「資格もいらないからライターと名乗っちゃえばいい」「フリーランスでライターになるといいよ」とも言われました。
でも、なんていうか、私の中で”ライター”という仕事はそんな簡単になれるものじゃないと思っていました。それは、古賀史健さんが主宰していたバトンズの学校で”ライター”として働くためのアレコレを学んでいたから。
「ライター」って名乗るのと、「ライター」になるのは違う。名乗っただけじゃ、「ライター」にはなれない。
ライターでもないくせに、一丁前にそんなことを思っていました。
今思うと、神格化しすぎていたんだと思います。自分の夢を綺麗に保つための言い訳みたいなもの。すぐに手が届かないような遠く光り輝くものとして存在していてほしかった。
それにフリーランスとして働ける自信もなかったし、スキルも覚悟もありませんでした。なのにとりあえず夢だけは持っているような状態。
ライター職が難しいとわかった私は、ライターさんとも関われる職種として「編集者」の求人も探しはじめました。そして拾っていただけたのが、前に働いていた編集プロダクションだったのです。
幸い、書く機会も何回かもらえて、「編集者も書けるんだ」と思いました。
ところが、ちょっと触ると夢は少しずつわがままに。
だんだんと、「もっと自分が書きたい」と思い始めました。「書くこと」を仕事にしたい。理想に近づきたい。
編集者は自分が書くこともありますが、基本的にはライターさんに書いてもらいます。企画、キャスティング、場をセッティングして、実際の記事はライターさんに書いてもらう。
その「書いてもらう」を、私がやりたかったのです。
しかし一方で、「まあいいか」との思いもありました。
私は今、ライターではなく編集者です。書きたいけど、今の仕事でそれを言ったら、理想の皮を被ったただの欲望。書く仕事も0ではないなら、今の仕事をまっとうしよう。だから、別にいいか。
そう思っていました。
人間、いつでも理想にがんがん進めるわけじゃない。迷うし、悩むし、消極的、保守的な自分だっています。現状と理想を天秤にかけ、いろんな言葉で自分を納得させることだってあります。
だって、明日も明後日も今の仕事が続いていくから。
でも。でもね。
「まあいい」とか「別にいい」は、潜在的にあんまり納得していないから出る言葉かもしれません。
「まあ」とか「別に」を言うと、その裏でもにゃっとした、ぬるっとした何かが胸に生まれます。それは「納得してないけどね」と言外にあふれた自分の本音。
それを見て見ぬふりをして仕事を続けると、気づかぬうちにふくふくと成長して、結果的にガソリンになるときもあります。
私は、ドゥルルン、と小さく鳴った自分のエンジン音に私自身が気がついていませんでした。
最初のツイートを見つけたとき、確か私は、ベットの上にいました。
いつものようにTwitterのタイムラインを見て、くすっと笑えるツイートにいいねしていた最中、そこに流れてきたのです。
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もともとさよさんをフォローしていたわけではなく、お互いフォローしている共通のアカウントが、このツイートをリツーイトしていたのです。
それが私のタイムラインにどんぶらこと流れてくるという、現代版桃太郎現象です。
もし、私にエンジンがかかっていなかったら何とも思っていなかったかもしれません。
始めは、「今の仕事あるし、満足してるからまあいいか」と携帯を閉じました。
寝よう。
……。
………………。
…………………………。
全然、寝れなかった。
アシスタントって、何をしてほしいんだろう……そもそも業務形態的にはどうなるのかな? アルバイトとか? それとも業務委託? もしくはインターン的な感じかな?
ライターに興味があってってあったけど、実績あったほうがいいのかな……? え~……どうなんだろう……
そんなことを真っ暗な天井を見つめながらぐるぐる考えました。
だめだ、寝よう。一旦目を閉じよう。
……。
………………。
…………………………。
目を閉じただけだった。
考えを放棄しようとして、また戻ってきて、また放り投げて。
最終的には「めちゃめちゃ気になってるやん自分……」ってことに気づいて、明日連絡してみよう、と決めました。
決めると、不思議なことにスウゥゥ……と眠れました。
なので次の日、フォロワーさんでもなかったのでフォローしてから連絡しました。
実は私、行動力の自負はめちゃめちゃあるんです。
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業務形態とか、どういう人がほしいとか、情報が何もない状態で考えるのは恐らく良くない。それを知りたいなら、聞くしかない。聞いて、判断できるカードをもらったうえで悩んだらいい。そう思ったのです。
少ししてから、DMで連絡がきました。
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「飯室様!」、今思うと恥ずかしすぎるミスをかましています。
パソコンで打っていて、改行しようとエンターキーを押したら送られてしまった典型的パターンです。
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一応、簡単な自己紹介と経歴、noteを伝えたら、「山梨ご出身なんですね!」と出身県に食いつけてもらえました。
なんとさよさんも山梨に縁があったそうで、ひと盛り上がりしてから「ぜひお話しましょう!」と連絡をいただきました。
初回はzoomでお話しました。
そこで、業務形態やライターとしての実績の有無、何人ぐらいから連絡が来ているのか、あったほうがいいスキル(最低限のビジネスマナーでOKか、クライアントさんとやり取りできるレベルなのか)をお伺い。「もし社員として働いてくださるなら、1人目になります!」ということを教えてもらいました。
1時間ぐらい話して、この日は終了。
さて、どうしようか。
判断カードはいただいたし、これから先は私に委ねられています。もう一度連絡をするか、このまま何事もなかったことにして流してしまうか。
今の状況、これからの夢、理想の働き方、それに足りないスキル、転職……。1人目の社員という責任の大きさ。
冷静に考えると、社員って毎月高額な買い物をさせているのと同じ。その中で私が提供できる価値はあるのだろうか、と考えました。
悩み、
悩み、
悩みました。
1カ月ぐらい悩んだ。
悩んだ結果、それでもさよさんにもう一度連絡したのは、「今しかない」と思ったのが大きかったです。
もし今ここで、私じゃないアシスタントさんが入ったら、恐らく次はないと思いました。何年後かにはあるかもだけど、それは私の希望的観測。
例えるなら今、私の目の前にたった1つ、スポットライトに照らされた椅子があります。
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今は空席です。椅子取りゲームでいうなら、音楽が鳴り続けている状態。
しかし、私が迷っている間に暗闇からぽっと誰かが現れて、その椅子にひょいと座るかもしれない。もしくは、いきなりプツンと音楽が止まるかもしれない。
そうなったら、私はどう思う?
ああ、空席のうちに座っていればよかった。もう一度連絡しておけばよかった。
そう思うような気がしました。し、そう思わない未来にする方法を、私は今ここで知っていました。
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zoomの次は、対面でお会いしました。そこで1時間ほど、どうしてもう一度連絡したのか、私はこれからどうありたいのか、希望する働き方などを伝えさせてもらいました。
その一つひとつを、さよさんは受け止めてくれたのです。
気が付くと、「この人と一緒に働きたいな」と自然とそう思っている自分がいました。
最初の連絡が6月。
1カ月悩んだのちに、7月に連絡。
それから前職の退職や仕事の引継ぎをして、2か月後の9月末。
私は株式会社声音(こわね)に、無事入社しました!
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ちなみに、やり取りの文面が割とポップだなあ、と思ったあなた。
目の付け所がとてもいいです。
さよさんとは、最初から非常にpopにやり取りをさせてもらっていたので、そこも「いいな~」と感じたポイントのひとつだったりします。
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ここまでお読みいただいた読者のみなさま、ありがとうございます。あともう少しです。
今の働き方と、伝えたいことを少し。
今、私は株式会社声音でなんとライターの肩書をいただき、毎月お給料をもらいながら働いています。
これまでに書いた記事は、こちら。
声音では、人の声を聞き記事を書いたり、コンテンツの言葉周りを担当したり、企画から携わらせていただいたりしています。
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そして最後に、Twitter経由で入社した私が伝えたいこと。
私はこのnoteで、(もちろん9割は自分のためだけど)「転職はこういうやり方もあるよ」を伝えられたらいいなあと思ったりしてます。
いわゆる大手の人材系アプリから求人を探したり、アドバイザーさんと二人三脚でする転職活動も間違ってません。なんならそっちのほうが得られる情報量も多いし、質も高いと思います。
ただ、私の場合はそれらが合わず、ライター職の募集もほとんどない、もっと言えば大手の人材系アプリに求人を出せるような大企業は、自分の肌になかなか馴染まなかったのです。
そうとなると「別の方法で」という具合で、Twitterからたまたまご縁をいただけました。
転職意欲はすごくあったわけじゃないし、ほんとうにたまたまツイートを見かけただけなので、あんまり参考にはならないかもしれないですが、これだけは言えます。
現代の転職活動は、多種多様です。
「転職活動といえば」で思いつく方法が間違っているとは思わないけれど、無意識のうちに固定化されているかもしれないなとも思います。
自分が見えている以外の扉だって、きっとある。
目の前にある扉が大きくて重くて、自分には合っていない、辛いと感じるなら、もっとあなたにあったサイズの扉がきっとあります。
今はサービスも多いし、そんなところに採用情報が!? も多い気がします。
人が集まるところには、もしかしたら情報があるかもしれない。例えば「ライター 募集」「採用 募集」と検索すれば見えてくる景色があるかもしれません。
私は今、Twitter経由でさよさんと出会い、転職してほんとうによかったと思っています。
新卒の就職活動中、「何をしたいか、誰といたいか、どちらが大切ですか?」と聞かれた二択がありました。
かつての私は「そういうふうに聞くってことは、その2つは両立できないんだ……」と思いました。
いろんなビジネス書を読んでも、「1日の多くの時間を使う仕事は、何をしたいかを大切にしよう!」か、「同じ事業をしている会社はたくさんあるから、誰と働くかを大切にするべき!」のどちらかでした。
何をしたいか、誰といたいか。
どちらかしかとれないんだ、と私にはすり込まれていました。
でも、そうじゃなかった。
私は社会人3年目ですが、実は所属した会社は4社目です。
新卒で入社した会社は、1年半で退職。その後、落ち込んだ期間があって介護業界の採用支援をする会社で業務委託として働き、編集プロダクション、そして声音。
これまで、しがいないながらも社会人をしてきた結果、私は「何をしたいか」も、「誰といたいか」も、欲張って両方を取らないと心身ともに健康的に働けないことに気がつきました。
日々の業務も人間関係も、「仕事だから」で割り切れない。どちらも揃ってないと上手に働けない。それが私らしい働き方でした。
さよさんと出会い、声音で働いてる今、私は幸運にもどちらも取れています。
今になってようやく、これまでの社会人生活は無駄じゃなかったんだと思えました。
それまでは、SNSから流れてくる楽しそうに働く友達たちを見て、何度焦燥感に駆られたかわかりません。「華金」の文字にすら嫉妬したこともあります。どうして自分は、と思わずにはいられなかったし、どこで何を間違えた? と枕に向かって叫んだ夜がありました。
それらすべてがあったから、私は自分のわがままに素直になれたと思っています。
多くの人が「どっちか」だと思うことを、「いや、私はどっちも欲しんです」と言い張れました。
もし、過去の私に言葉をかけられるとしたらただ一言。
「今、私はすっごく楽しく働いているよ。腐らないでくれてありがとう」
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