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糖質依存症の怖さ

糖質依存症は文字通り糖分を摂らずにはいられない、甘い物や炭水化物を無性に食べたくなってしまう病気です。甘い物好きの人というのはそう珍しい訳ではないので、「依存症」というと大袈裟に聞こえるかもしれません。しかし、糖質ほど「食べたい!」と強く思う食べ物は恐らく他にありません。また、糖質は摂れば摂るほどもっと欲しくなる、まさに中毒性があります。これには腸内にいる厄介者が関係しています。それは、なんとカンジタという「カビ」です。

カンジタは常在菌で普段は害はありませんが、腸内で大量の糖分を餌に変化、凶暴化し、次から次へと糖質を欲するようになり、腸内環境も荒廃させていきます。糖質をたくさん摂った後と、糖質以外のものをたくさん摂った後では、糖質をたくさん摂ったあとの方が圧倒的に空腹感が強く、さらに甘い物が欲しくなります。
「甘い物大好き~!」という人は大抵糖依存症にかかっており、これは尿検査で判定できるものなので、心当たりがある人は受けてみてもいいかも知れません。

また、糖質は胃に長い時間滞在し、胃に大きな負担を掛けます。糖質を食べて胃が痛くなるのはこの為です。糖質を食べると血糖値が急上昇しますが、これが起きると血管内で活性酸素が発生します。この活性酸素は血管をボロボロにしてしまうというとんでもない癖もので、毛細血管が次々に壊され、最悪四肢の壊死に繋がります。糖尿病患者の壊死による脚の切断は毎年、数千件も発生しているそうです。

さらに、糖依存で腸内環境が悪化すると、当然免疫が下がり風邪など引きやすくなり、体は重く、頭はモヤがかかったようにボーッとし、仕事のパフォーマンスもダダ下がり。たくさん摂った糖質を分解する為に体内のビタミンやカルシウム等を大量に消費する為、現代型栄養失調になり、肌のツヤやハリも失われ、髪も細く弱々しく、地肌は脂性になりどんどん老け込んでいきます。

まさに麻薬のような悪しき糖質。
身のまわりのお店で手に入る食べ物の半分以上は糖質の塊りと言っても過言では無いでしょう。それが体にそんなに悪いものと誰が思うでしょうか。食品業界の思う壷にハマらないよう、糖質の摂りすぎには十分注意しましょう。

ただ、全ての糖質が悪いわけではありません。果物や蜂蜜はビタミンやミネラルが豊富でむしろ健康に寄与します。
また、精製されていない炭水化物である玄米や全粒粉のパン等は栄養価が高く、吸収にも時間がかかる為血糖値を急上昇させず、良質な炭水化物として摂取が望まれます。

体に悪いとよく言われるもののほとんどが人工的なもの、精製されたものばかりです。
砂糖、塩、穀物、飲み物、油。
健康的に若々しく生きていくためには、体にとって何が良くて何が悪いかを見極めて選んでいくことがとても重要です。

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