楽しんで練習
ー名所など巡って単調さ回避
初心者ランナーがハーフマラソン(21.0975km)を2時間半以内に走り切るには、当然ながら弛まぬ努力が求められる。生活、仕事の合間に時間をやり繰りして練習というのもそうだが、今日ぐらい休んでも良いだろうと甘えがぼちぼち芽生える中、それに抗ってトレーニングを続けることが一番難しい。明日も練習しようと思える自分なりの工夫が大切になってくる。そして、こうした工夫は今のところ、そこそこ手応えがある。
課題と対策
トレーニングを続けるための大きな課題。それは単調な作業だ。ウォーキングにしてもジョギングするにしても、距離が5km以上になると、そのうち飽きて苦痛になる。持久力や心肺機能を高める効果を分かっていても、ひたすらトラックを走るとか同じコースを何周もするとかは、どうしても投げ出したくなる。監督やコーチの厳しい目が光ってないので尚更だ。
とはいえ、今のところ、三日坊主にならずに続いている。すでに1週間。自分なりに工夫して取り組んでいるおかげか、そこそこ楽しい。10km圏内を念頭に、インターネットで見つけた観光名所や、過去に住んでいた場所などをゴールに置いて、幹線道路沿いを歩いたり市街地を歩いたり。ときには足を止めてスマートフォンで写真を撮ったり。
そんな風に歩いていると、あっという間に5km以上になっているのが嬉しい。往路だけで10kmに届きそうになると、復路は無理せずに地下鉄など公共交通機関を利用する。トレーニングというより散歩に近い。いや、もとい、ほとんど散歩だ。ただ、それでも足は疲労するし、古傷がある関節は痛みが出る。身体は確実に5km以上を経験しているというわけだ。
限界のサイン
現時点で明らかになったこと。歩いて7-8kmを過ぎると急激に足が重くなり、過去にケガした場所が痛くなる。今の体力では、これ以上歩くのは無理というサインだと勝手に解釈している。今後、トレーニングを重ね、痛みが出るまでの距離を徐々に伸ばしていきたい。他方、この痛みをウルトラマンに例えると、胸のカラータイマーが赤く点滅するタイミングと言える。ところが親しい知人によると、映画『シン・ウルトラマン』では、ウルトラマンの胸にカラータイマーがないらしい。
代わりに体色の赤い部分が緑に変わるそうだ。どうでもいい。